『冷凍/渋さ』20220122
・久々すぎて日記の書き方全て忘れた。
・日記という行為あまり向いてない。自らの日々を記すとどうしても内省的になる。内省的な文章恥ずかしい。
・過去の出来事というのは記憶の喪失とともに薄れていく筈なのに、それに付随する記憶はやけにはっきりしている。冷凍保存した品は温めさえすれば味も風味もほとんど作りたてのまま。同じく冷凍保存されている記憶は、当時のままの怒りや悲しみをそのまま呼び起こす。厄介なことに冷凍保存される記憶は決まって良い記憶でないものばかりだ。
・今これを書いている部屋が寒い。ストーブを焚いているのに。この頃、うちのストーブは冬に負けている。
・埋まりすぎ。
・最近小説の平均文字数が増えている。去年、ハイペースな執筆をしていた時期があったからかな。
・昔、というか本当に小説を書き始めだった頃の小説を読み返した。今とかなり文体が違う。渋い。大正〜昭和期の文豪の小説ばかり読んでいた時期だから、影響されて文体が渋いのだ。
・今より下手といえば下手な文章なのだが、独特の味わいがあった。しかし途中で挫折している......うーん、今続きを書くと明らかに文体が変わってしまうし、この渋さを再現できる気がしない。おまけにちょうど起承転結のキリのいいところで区切れてしまっている。
・これは小説を書く上でよくあるのだが、キリの良いところで執筆を終わらせてしまうと、次の執筆の際、新しい展開を開始するところからスタートすることになるので、筆が進みにくい。あえて展開の途中とか中途半端なところで止めておくと、次書く時に話の流れを思い出してすぐ書き始められる。
・このコツのようなものは自力で発見したわけではなく、ヘミングウェイの執筆法として有名だ。
・まあ実際は、展開がわかっているのに書かないのってスッキリしないから、ついついキリのいいとこまで書いて終わりがち。
・部屋あったまってきた。
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