2022年大宮、移籍して出場機会を増やした選手、減らした選手(後編)
前編の続きです。
5.J1チームから移籍してきた選手
矢島慎也は大きく出場時間を伸ばしました。一方で霜田監督のサッカーをよく知る選手として呼ばれたと思われる三幸は出場時間を伸ばせませんでした。
6.J2チームから移籍してきた選手
同カテゴリのJ2から移籍してきた選手達は残念ながらおおむね出場時間を減らしています。SBの駒不足を穴埋めすべく戻ってきた吉永は先発の座をつかめず、茂木は夏以降、岡庭に先発の座を奪われ、泉澤は怪我からの復調後も出場機会を増やせず、大橋はチームが序盤の不振から抜け出すための戦術変更のあおりを受け、出場機会を減らし。。。
こう書いていると少しさみしくなってきますが、そんな中で富山は出場時間を減らしながらもゴール数を増やしており(7→8)、素晴らしいです。プレーも幅が広くなり、円熟味を増しているように感じます(失礼ながら試合中、何度か「そんなプレーできたの?」と思ってしまった笑)。
7.最後に
J2のチームに移籍した選手のほとんどが出場時間を増やし、J2のチームから移籍してきた選手のほとんどが出場時間を減らしているという事実は、出場時間が全てではないにせよ、さみしく感じます。
今のチーム戦術に合わず残念ながら出場機会を得られていない選手には良い移籍先を見つけて出場機会を得てほしいと思いますし、移籍してきてくれた選手にはアルディージャで多くの出場機会を得てほしいと思います。そんな適材適所を実現するような移籍を今季のオフには期待します。
追加.シーズン中に移籍してきた選手
※ぴちこさんのご要望にお応えして追加しました。
今季、シーズン途中での期限付き移籍でJ2残留に大きく貢献した志村、袴田、岡庭の救世主3選手。上が今季の移籍前と移籍後、下が昨季と今季(所属元チーム+大宮)の比較です。志村、岡庭はどちらも大きく出場時間を増やしています。志村は、昨年までのプロ7年で出場試合は19試合ですが、大宮に移籍してからの約半年でそれを上回る26試合に出場しています。
袴田は昨季、横浜FCで28試合に出場していたこともあり、昨季との比較では出場時間が減っていますが、今季中の比較では、出番の少なかった磐田から大宮に移籍した後はフル出場を果たし、出場時間を増やしています。特筆すべきはその得点数で、14試合で4得点、シーズン42試合フル出場したとすると、単純計算で12得点でトップスコアラーの富山の8点を上回ります(単純計算過ぎるか)。
まさに適材適所を体現するようなシーズン中の移籍でしたね(なぜシーズンオフにこれができないかはよくわからん)。3人にはこのまま完全移籍してもらってさらに来季、出場時間を増やしてほしいですね。3人の去就に来季の成績が掛かっているといっても過言ではないです。ほんとどうなることやら。。。
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