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日記 1月18日(火)

1月18日

昨日寝た時間 :24時15分
今日起きた時間:7時15分

二女が濃厚感染者に認定されたため、朝は誰も起きてこない。僕が一番に起きて、コメを研ぎ、新聞をポストに取りに行って、歯磨きしながら眺める。昨日の国会初日の記事が多い。日本は雇用をベースに社会保障を組み立ててきたのに、なぜそれをさらに柔軟にしようとするのか、もしそうしたいのであれば保険制度ではなくて全て税金にすることも進めた方が良いと思うのだが。1970年代から将来の少子高齢化は見通されていたはずなのに、なぜその時から対策を考えてこなかったのだろうか。

二女が濃厚感染者に認定されても、現時点では僕は何者でもないので、通常通りの在宅勤務で9時から仕事を開始する。その後10時からリモートで会議に出席し、11時ごろに会議が終了した。リビングでざわざわと家族の話し声が聞こえるので向かってみると、二女がコロナ陽性認定を受けたとのこと。状況を確認し、妻とPCR検査が受けられる近隣の医者を探しつつも、僕は職場に連絡したり、関係各位に連絡を入れたりと一気に慌ただしくなる。長女と長男は、二女からの感染を怖がり、「こっちに来ないで」「あっちにいって」などと結構本気でやっているので、おいおい、いまさら意味ないし、そんなことしたら二女がかわいそうだろ、と何とか鎮めようとするが、全く落ち着かない。逆に二女は長男を追い回したりして、それに対して怒るが、後から考えれば二女は相当にストレスや不安を抱えていたようで、無理にはしゃいだりおどけたりしていたように思う。体調は家族全員、通常通り。少し咳が出るかな、という程度。熱も誰一人ないし。

上長に連絡したが、こちらの体調を気遣う素振りなどみせず、閉口してしまう。そもそもこの人は、僕が体調を崩しながらもなんとか大学院を卒業したときも、「お疲れ様」の一言もなかった人物であり(僕は、会社からの要請で社会人大学院に行ったので)、本格的に腹が立ってしまい、今日も転職サイトを見て良い転職先がないか、調べてしまう。

妻が偶然今日PCR検査が受けられる病院と電話がつながり、夕方に予約し、車で向かってみると、PCR検査を受ける人が乗車する車が次から次とその病院にはやってきて、ついぞ駐車待ちのために病院の前も何度も何度も行ったり来たりする車も数台現れる程だった。その様子から見ても、大分感染が広がっていることが分かる。

PCR検査の後に家に帰り、長男と長女の小学校に電話をすると、リモートでの授業体制が整えられたので、可能であれば学校にあるクロームブックを取りに来て欲しいと言われる。これって微妙だと思うのだが、恐らく僕も陽性の可能性の方が高いが、現状ではPCR検査の結果が出ていないので、濃厚感染者認定となり、必要な外出であれば出掛けられるのだ。実態と事実認定に乖離が発生することになる。それでは、濃厚感染者認定を受けてPCR検査を受けなかった場合、どうなるんだろうか。これって死んだときと一緒で、死亡届を出す前に亡くなった人の名義の口座からお金をおろす、というのと一緒だなと思いながら小学校に行き、先生からクロームブックを2台受け取る。風がとても強くて寒かったが、月がとても大きかったから少し僕は報われた気分になった。

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その後、ゲームを少しやる。TVのゲームランキングを見て面白そうだったUNDERTALE。その間に二女が僕の腿を枕代わりにして寝てしまった。燥いでいた、というかどうしていいのか分からず、とにかく明るくふるまわせてしまったのかもしれない。必要以上にテンションが高かったし、家族全員に絡みにいっていた。恐らく本人は不安で構ってほしくて、その様にまとわりついたのだと思う。それを受け止めてあげないと、これからの人生で大きな暗い影響を及ぼすような気がした。孤独や不安を受け止めてあげないと、構ってほしくて、見て欲しくてあまり素行の良くない行動をする、というのが育児本の通例だが、その一端を見た。

在宅勤務では本を読めない、という僕のなかの定説通り、やっぱり今日も本が読めなかった。僕も陽性だったら休暇扱いになるのかな、と少しばかり期待もするけど僕の仕事を誰も変わってくれない(というか、僕がどういう仕事をどの様にやっているのか、誰も知らない)ので、症状が出ても在宅勤務にするか、休暇としながら必要分は働く、ということになる。
それはやはりおかしい。

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