1月8日 冬休み最後の日

今日は冬休み最後の日。
家事を済ませたあとで、初詣に出掛ける。

去年まで行っていたところは観光名所となっていて、露天が立ち並んでいたり、写真映えするスポットがたくさん設けられていたり、祈祷も適当な感じで、資本主義とお金の匂いがむさ苦しくなってきたので、今年からは地味な神社に変えた。

地味な神社と言っても、あと数年で建立から1000年にもなるところで、分祀されている祠も著名なところも多く、何より人混みが少なかった。ここにして正解。来年もよろしくお願いします。

息子はお年玉をはたいて、2体で四千円もするアミーボを購入した。アミーボってなんだかよくわからない。

午後は子どもたちはみな、それぞれ好きなことをしたいということで、家に帰ってからゲームしたり、クッキーを作ったり、レジンでアクセサリーをしていた。口々に、明日からの学校が嫌だなあ、とつぶやく。俺も働きたくないや、明日も早速残業だよ、いやだよね、と同調する。

昨年買っていた御守りの奉納や、子供用の雑巾や上履きを買いに行くがてら、ジョギングに出掛ける。最近妙に沁みるルルルルズの曲を、夕方の橙色と黄金色の中間色の陽光のなかで走りながら聞くと、この瞬間に生命が閉じてもいいような気持ちになる。

ジョギングから帰ってくると、長女が冬休みの宿題で運動しないといけないから一緒に走ろう、という。暗闇の中で35分、5キロ位一緒に走る。走りながら、特に大したことは話さない。彼女の長く深い呼吸に心配になり、大丈夫?ペースを落とそうか?と聞くが、大丈夫、とのことで、大体1キロ7分ペースで走った。

ときおり彼女の走るフォームを見ると、幼稚園の時同様に伸びやかで、美しく、中学校で陸上部に入っていたら良い結果が出たのかもしれないなあ、と思う。彼女は今、吹奏楽部でトランペットを吹いている。

走り終えたあと、冬の夜の星を見て、あれはオリオン座だね、と僕が言うと、星座って本当に見えるんだね、と彼女はいう。

中学生の娘と一緒にジョギングできるということは、きっととても、宝物にもなる体験なのだろう。後々に振り返れば。

小1の次女はご飯を食べ終わったら、僕の膝の上に乗ったり、僕の足を滑り台にして遊んでいる。寝る前には二階のベッドまで抱っこして!とせがむ。

小4の長男はいきなり僕のおしりを叩いたり、背中に乗っかかってきたりする。

僕は、そのすべてを楽しいとは思っていない。疎ましいとすら思うときもある。
しかし、これは過ぎ去ってしまうことで、今ある今をもっと大切に感じないといけないんだろう。

今日でみんなの冬休みが終わる。

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