見出し画像

2024年2月11日(日)晴れ、曇り

朝・トースト、チーズ、ピーナツバター、いり玉子、サラダ。
昼・カレーライス(パートナーが先週作って冷蔵庫に入れていたもの。バーモントの辛口)
おやつに笹かま、串団子。
夜・鰹のたたき、豚汁(ちくわぶを入れた)、ごはん。ウイスキーのソーダ割り(これはわたしだけ)

昼から美容院に行った。十年以上通っているけれど、わたしは美容師の人たちと全然うちとけていない。
この美容院は、席に雑誌を置いてくれるときと、置いてくれないときがある。今日は後者だった。カラーをしてもらっている間、とてもひまなので、鞄に入れていた『富士日記 中』を読む。図書館で借りた本。
他の席では、客と美容師がにぎにぎしくおしゃべりをしている。孤独でぽつんとした気持ちになる。
髪を切ってもらっている間は、切った髪が本にぱらぱら落ちるので、スマートフォンで本を読む。無料で読める、あまりおもしろくない自己啓発本のたぐい。
最近指名するようになった美容師が、もくもくと真剣に髪を切ってくれる。この人は、今自分の持っている時間のすべてを、わたしの髪の毛のためだけに使っている。
前に指名していた人はいつの間にか店を辞めてしまった。腕にいっぱい刺青のある同い年の男の人だった。
今指名しているのは、煙草くさくて背の高い男の人だ。
七千円で髪がきれいになり、店をでた。

家のある駅にもどり、図書館まで歩く。
併設されている喫茶店でパートナーと待ち合わせて、本を読んだ。
『富士日記 中』を読み終わったので、下巻を読む。パートナーは向かいの席で、フィンランドの本や電車の本を読んでいた。
富士日記は返却期限を五日ぐらいオーバーしていて、どうしても今日中に返してしまいたかったので、コーヒーをのみながら大あわてで読む。
だけど、急いで読んでしまうのが惜しいほどおもしろい。
ずっとこの本を読みつづけていたい。

午後四時ごろ、富士日記をすべて読み終わり、無事返却。
予約していた本を五冊受け取る。
図書館があるのは本当にありがたい。タダで本がたくさん読める。だけど、一ヶ月に一万三千円ぐらいの住民税を払っているのだから、本当はタダではないのだ。

夕食のあと、皿を洗いたくなくて台所でわめいた。とてもめんどくさかったのだ。皿洗いなんかせずにスマートフォンの画面を見たり、本を読んだりしていたかった。

会社の資料作りをしていたパートナーが部屋からでてきて「ごめんね」と言った。パートナーはいつもわたしに謝っていてかわいそうだ。
自分が洗おうか、と言われたが、意地になって皿を洗う。排水溝にたまった生ゴミもきれいにする。

家事をせずに暮らしたい。
家事なんか全然したくない。

パートナーに優しくしたい。

今日、図書館で借りてきた『性暴力被害の実際−被害はどのように起き、どう回復するのか−』を読み始める。
「はじめに」のページをめくると、この本は読むのがつらくなる箇所が多いから、お茶を飲んだり、安心できるようにぬいぐるみを抱きながら読んだりするといいと書いてあった。
明日には読み終わりたい。

夕食のあと、パートナーと「白い板チョコアイス」というものを食べた。
わたしがネットで見かけて「食べてみたい」と騒いでいたら、パートナーがまいばすけっとで四つ買ってきてくれたもの。美味。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?