ライブハウスはなくせない

最近｢ライブハウスをなくそう｣っていうハッシュタグが流行ってるのを目にした。

私は大学で人権の授業を受けていて、人権はすべての人に平等に与えられる権利だと教わった。
(まぁこれは言われなくてもわかると思うけどね)

国民には｢健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する｣っていう基本的人権がある。
(これもわかるよね)

じゃあ、withコロナの中でどのくらいの人が｢健康で文化的な最低限度の生活｣を送れているのかな？きっと送れてない人が多いと思う。仕方ないけど。

｢ライブハウスをなくそう｣というハッシュタグは恐ろしいと思った。それと同時になんかズレてるって思ってしまった。

音楽は誰かにとって大事な文化で、文化的な生活が送れなければ、人権が奪われることになる。たしかにライブハウスに足を運んだことのない人は地下の薄暗い場所で盛り上がってる程度にしか思わないかもしれない。でも誰かにとっては文化だし生きがいだし夢だし生活そのものだと思う。

誰かには分からないかもしれない文化だって、誰かにとっては立派な文化だから。その文化に触れることは基本的人権だから。だから、ライブハウスはなくせない。

緊急事態宣言が解除されて感染者数がまた増えてしまってるから、ライブハウスでイベントをすることはまだ厳しいかもしれない。でも、この時期を乗り越えたらまたライブハウスで何かできる世の中になればいいなと思う。ていうかならないとおかしい。

もう少し踏み込んで話をすれば、文化的な生活を送ることが基本的人権なら、ライブハウスもそこで働く人もアーティストも本当は守られるべきものだと思う。

とりあえず、ライブハウスは人権だよ！