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「転換できるか?」新総裁の岸田文雄氏、「数十兆円規模の経済対策」で「新自由主義との決別」を掲げるが、「安倍氏の森友疑惑の追求」は甘い。➠安倍に借りを作った。影響がまた残るか懸念さえる。注視すべきだ!

【「転換できるか?」新総裁の岸田文雄氏、「数十兆円規模の経済対策」で「新自由主義との決別」を掲げるが、「安倍氏の森友疑惑の追求」は甘い。➠安倍に借りを作った。影響がまた残るか懸念さえる。注視すべきだ!】
 自民党の総裁が岸田文雄氏に決まった。「新自由主義との決別」を掲げ、自らの特技を「人の話をよく聞くこと」というトップリーダーが誕生した。
 だが、鵜呑みにはできない。なぜなら、安倍氏が推していた高市氏陣営が2回目の決戦投票で岸田氏に協力し、岸田氏はまたもや安倍氏に借りを作った形になったからだ。
 例えば、「森友疑惑の再調査」では、選挙当初は「再調査は必要」としていたが、安倍氏に気を使ってこれを転換しているし、昨日の話でも「安倍夫妻の責任に、具体的に切り込んでいない」発言でしかなかった。
 今も、この公文書改ざんをさせらた赤木さんの「民事の裁判も続けられて」いることが、再調査を拒否する理由にはならないが、これまで、政府自民党は無責であったし、それは安倍氏へ気を使った対応でしかなかった。結局は会見でも、具体的対応を示しておらず「本気度」はかなり低い。
 岸田氏は、穏健派の宏池会の派閥ではあるが、世襲議員でもある。「人の話し聞くと」言ってはいたが、本当の世間の事をしってるとも言い難い。
 まあ、「右翼思想の高市早苗氏」や「何でも拒否の河野太郎」よりはマシだろうが……。

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【岸田氏は「小泉改革以降の新自由主義的な政策を転換する」と述べ、「日本型の資本主義」に基づいて経済政策を転換すると強調していたが…】

 この「日本型資本主義」とは、これまで、小泉、安倍の政権の中で行われて来た、新自由主義の「規制緩和や大企業優先ではなく、富の再分配や格差是正を行うことで国民の経済状況を立て直すと」していた。
 具体的には「子育て世代の住居費や教育費の支援、財政単年度主義の是正などがあり、国民の所得を引き上げる」とも強調していた。これを、本気でやるのなら異存はない。
 仮にこれを本気で実現することが出来れば、日本経済は良い方向に変わるキッカケになる。
 だが、自民党の背後には安倍、麻生をはじめ、党内の重鎮などでは「新自由主義の思想」に染まっている政治家が揃っている。
 特に今回総裁選で借りを作った安倍氏の影響があると考えられる。だから、疑問符が付くのだ。

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【年末までに数十兆円規模の経済対策=自民党・岸田新総裁 ロイター 2021/09/29 3:50 午後】
https://jp.reuters.com/article/economy-kishida-idJPKBN2GP0JC?feedType=RSS&feedName=special20
 29日午後の自民党総裁選で、新総裁に選出された岸田文雄前政調会長は、「全員野球で自民党一丸となり衆院選、参院選に臨んでいこう」と国会議員に呼びかけた。新型コロナ対策など「数十兆円規模の経済対策を年末までにしっかり準備する」と述べた。
 新総裁就任にあたり、「政治に国民の声が届いておらず、政治が信じられないとの声が挙がっていた」とし、「日本の民主主義の危機にあるとの強い危機感を感じ、(総裁選に)わが身を顧みず誰よりも早く立候補した」と説明した。

【岸田文雄氏「小泉改革以降の新自由主義政策を転換する」 総裁選へ経済対策 東京新聞 2021年9月8日 12時08分】
https://www.tokyo-np.co.jp/article/129601
自民党の岸田文雄前政調会長は8日の記者会見で、総裁選で訴える経済政策を発表し、「小泉改革以降の新自由主義的な政策を転換する」と述べた。
 岸田氏は「小泉改革以降の規制緩和、構造改革の新自由主義的政策はわが国経済の体質強化、成長をもたらした。他方で富める者と富まざる者の格差と分断を生んできた。コロナ禍で国民の格差がさらに広がった」と強調。「今までと同じことをやっていたら格差はますます広がる。成長を適切に分配しないと格差の拡大は抑えることができない」として、新たな日本型の資本主義の構築すると訴えた。

#岸田新総裁 #自民党総裁選 #総選挙
【自民党 岸田文雄新総裁 記者会見【ノーカット】】

自民党の新総裁に決まった岸田文雄氏が記者会見を行い、新型コロナウイルス対策について「全てを懸けて必死に取り組む」と強調した上で「年内に数十兆円規模の経済対策を策定する」と明らかにしました。
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Twitterの反応ーー。

ーー以下略ーー

【「新自由主義」の脱却。これまで、大企業、富裕層優遇の政治が変わるのか、庶民に富の配分が来るか。これは、大きな論点になる】
 2001年以降、自民党の経済政策路線の中核に「新自由主義」が置かれたてきた。
 つまり、それは「大資本の利益を極大化すること、そのために労働者への分配を極限まで圧縮」することだった。
 このための経済政策運営が強行された。アベノミクスでの税制がそうである。 その結果として、日本は世界有数の格差大国に成り下がり、年越し派遣村のような惨事が繰り返されている。コロナ禍になってますますそれは、増している。

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【自民党政治の二大潮流である清話会(旧福田派)と平成研(旧田中派)はそれぞれが新自由主義をすすめ経済政策を代表する政策集団だ】
 大平正芳氏の系列である宏池会は平成研に近い考え方を示してきた。
 今回総裁選で新自由主義経済政策路線を提示していたのが河野太郎氏と高市早苗氏。これに対して岸田文雄氏と野田聖子氏は新自由主義の脱却と福祉国家政策の主張を示していた。
 だが、2回目の投票で安倍氏が率いる、高市早苗氏陣営の協力があって、岸田氏は当選をはたした事が危惧される。
 つまり、安倍氏が妨害してこないのか。っていうことだ。

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【広島の選挙買収、森友、桜を見る会、二階の1.5億円の全部知らんぷりなら国民にとっては害悪でしか無い】
 首相の条件として最重要であるのが「人格」だ。人格面で最重要であるのが「公私の分別」は大きな条件になる。
 安倍氏の最大特徴は「自分の優先」だった。「公」よりも「私」を優先する。 森友・加計・桜疑惑は、すべて安倍氏が政治に「私」を持ち込んだものである。
 為政者に求められる最重要の資質が高邁な精神性、公の優先であるのは当然の話である。
 従って、これは解明されなければならない。
 これも、同じくで安倍氏の妨害なくシッカリできのだろうか。という疑念が残る。

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野党にとって、上記の政策転換であれば、岸田内閣の下で実施される次の衆院総選挙は非常に厳しいものになる
 
森加計桜などの疑惑解明はさておいても、岸田氏の主張は野党に近いものだ。似ている点があるからだ。
 これは、野党4党のうちの立憲民主党の枝野氏は謙虚になって反省し見直すべきだ。
 そして、衆議院選挙に対する取り組みを一気に加速しなければならない。

#総裁選 #岸田氏当選 #新自由主義の脱却 #森加計疑惑 #安倍の妨害 #立憲民主党は謙虚になれ #公約見直しを #衆議院選挙
 
 




 

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