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「酷い人事」甘利氏が自民党の幹事長に 岸田総裁はクリーンなイメージを放棄した訳は背後に安倍⏩建設業者「薩摩興業」から1200万円賄賂事件で説明責任果たさずトンズラ 黒川に守らただけ!

【「酷い人事」甘利氏が自民党の幹事長に 岸田総裁はクリーンなイメージを放棄した訳は背後に安倍⏩建設業者「薩摩興業」から1200万円賄賂事件で説明責任果たさずトンズラ 黒川に守らただけ!】
 新総裁となった岸田文雄氏は、第一声で「『生まれ変わった自民党』をしっかりと国民に示さなければならない」と宣言したが、一体これのどこが「生まれ変わった」というのか。
岸田総裁は、総裁選挙で貢献した自民党幹事長の要職に、よりによって「甘利明元経済再生担当相」を起用すると発表した。
最初の人事で岸田総裁はクリーンなイメージを放棄した。
自民党は国民をバカにした人事である。

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【「生まれ変わった」どころか、その顔ぶれは安倍晋三・前首相の側近と腹心。「安倍体制の強化」が打ち出されただけではないか】
 3Aの一角であるるが、類は友を呼ぶってことか、安倍晋三元総裁の周囲は汚い連中のばかりである。 甘利氏は「自民党の守護神であった黒川検事長」に守れ「有罪が無罪」になった連中が多くいるが、甘利氏は、その大きな一角である。
 つまりは「汚い連中」を外すと、組閣はできなくなるということなのだろう。そういう連中が自民党内で大手を振っている現実を露呈している。
 自民党のクリーンイメージに衣替えのための岸田氏への表紙の付け替えのはずが、そうはならない。未決の人事案でも過去に汚い事をやった連中が出てくるのではないか。
 国民は忘れたと思っているのだろうか?もう「甘利の謹慎」など国民は忘れていると思っていたのだろうか。
 あんな、強烈な犯罪を忘れてなどいないから、「議員辞職に相当する疑惑だ」、「自身の100万円の単純収賄疑惑でも、きちんと答えず、甘利氏は説明責任を果たさないまま6年」 「黒川検事長による捜査潰し」などの批判の声があがっている。

【当時のブログ記事をみれば、明らかに、「あっせん利得罪」であった。しかし、当時の黒川検事長の働きによって、不起訴となっている】

 この疑惑に関しては、多くの記事を書いたが、主なものだけリンクを貼っておく。(2016年1月~5月までの記事)

【「真っ黒な甘利明」を検察はなぜ「不起訴」にしたのか? 安倍官邸と癒着したの「捜査潰し」内幕は、黒川検事長にある】
 事の発端は甘利氏が経済再生担当相だった2016年1月、千葉県の建設会社・薩摩興業の依頼で都市再生機構(UR)へ移転補償金の値上げを“口利き”した見返りに、少なくとも総額1200万円の現金や飲食接待の賄賂を受けとっていたと「週刊文春」がスクープしたことだった。

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 薩摩興業の元総務担当者である一色武氏の告発によると、公設秘書ら2人に現金500万円、さらに甘利本人に50万円を2回、計100万円を手渡していたといい、「五十万円の入った封筒を取り出し、スーツの内ポケットにしまった」「甘利さんは『ありがとう』と言って、封筒を受け取りました」と証言。甘利事務所が現金を受け取ったことを証明する領収証や、甘利の公設秘書らがUR側に補償金アップの働きかけをする交渉を録音したテープなどの物証もあった。

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どこからどう見ても“真っ黒”な経済再生担当相の大スキャンダル──
 「週刊文春」の報道を受けて甘利氏は経済再生担当相を辞任したが、その会見では計100万円を受け取ったことを認めたものの後に政治資金収支報告書に寄付扱いで記載したと弁解し、「あっせん利得」の疑惑をかけられているのに政治資金規正法違反に当たらないとした。
 そして、挙げ句、涙を浮かべて「『秘書のせいだ』と責任転嫁するようなことはできない」「政治家としての美学」「政治家としての矜持」などと辞任理由を並べ、マスコミは“勇退”ムードをつくり上げた。

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【この後、甘利氏は大臣を辞任すると「睡眠障害」を理由に約4カ月にわたって国会を欠席】

「秘書の問題はしかるべきタイミングで公表する」などと言って大臣を辞めた人間が、参考人招致や証人喚問から逃げて雲隠れし、通常国会が閉会する前日に不起訴処分が発表されると、それから約1週間後に活動再開を表明したのだ。 
 甘利氏はこの活動再開時に「適切な時期にお約束通り説明させていただく」と述べたが、その後開いた説明会見は、急遽、自民党本部でおこなわれるという 「ステルス会見」で、多くの記者が出席できず。
 その上、「不起訴の結論をくつがえすような事実は見当たらなかったとのことだった」などと言うだけで、たったの約10分で会見を終了させたのだ。
 つまり、甘利氏はいまのいままでこの大スキャンダルについて、国民が納得のゆく説明をおこなっていない。にもかかわらず、今回、岸田氏は甘利氏を幹事長に据えた
 これで、岸田氏のクリーンなイメージは昨日のうちに早くも崩壊した。

【岸田総裁、幹事長に甘利氏内定 官房長官に萩生田氏浮上 日経新聞 2021/09/30】
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA298GL0Z20C21A9000000/?n_cid=BMTR2P001_202109301301

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自民党新総裁に選出された岸田文雄氏は30日、党役員人事の本格的な調整に入った。党運営の要となる幹事長に甘利明税制調査会長の起用が固まった。10月1日にも党四役を決めて新執行部を発足させる。首相就任後の組閣では官房長官に萩生田光一文部科学相を充てる案が浮上している。
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Twitterの怒りの声ーー。

ーー以下略ーー

【安倍前首相と麻生財務相にとっては、岸田氏に、二階氏を幹事長から引きずり下ろさせ、自民党を安倍・麻生支配の完全体にする悲願を果たした】

 要は、岸田氏は安倍・麻生のご機嫌取りのために甘利氏の大スキャンダルに目を瞑り幹事長に据えるのであろう。
 それでなくても自民党は、河井克行・元法相と河井案里・前参院議員が有罪となった2019年参院選における大規模買収事件で党本部から提供した1億5000万円の使途や巨額を投入した理由について、独自調査もおこなわずに幕引きしようとしている。岸田氏は昨晩、会見で「必要であるならば説明をする」などと明らかに調査に後ろ向きな姿勢を見せたが、自分自身の口利き問題でさえ逃げ回っている甘利氏が、どう考えても安倍前首相が関与しているこの問題について幹事長としてメスを入れるようなことをするはずがない。
 そればかりか、甘利氏が選挙対策費の決裁権者である幹事長になれば、税金を原資とする巨額の[政党交付金]を使い、またも安倍前首相の意向のままに、同じような選挙買収事件を繰り返す可能性さえある。

▼河合元法務大臣は妻の当選されるために、自民党からの1億5千万円の金で地元地方議員などに「安倍総理からです」と言って現金をばら撒いた。裁判は懲役3年の実刑判決だった。上告している。

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【1200万円賄賂事件で甘利明が安倍前首相に大きな借り!“官邸の番犬”で安倍・自民党の守護神であった黒川検事長に事件を潰させた】
 甘利氏には安倍前首相に大きな借りがある。甘利の口利き問題は、安倍前首相の力によって捜査を握り潰してもらったからだ。 甘利氏の口利きは「賄賂疑惑」は「あっせん利得処罰法違反」どころか「刑法のあっせん収賄罪の対象」にもなりうる案件であり、実際、東京地検特捜部も2016年4月にURを家宅捜索、甘利氏の元秘書らを事情聴取するなど明らかに立件を視野に動いていた。当初の計画では、参院選前にまずURの職員だけを摘発し、参院選後に甘利の公設秘書ら2人を立件。その後、甘利本人にいくかどうかを判断する予定だった。ところが、それが参院選前に一転し、全員「不起訴」の判断が下っているのだ。
 それは当時、法務省官房長で、2020年に賭け麻雀問題で東京高検検事長を辞任した黒川弘務氏が捜査を握り潰すべく動いたと言われている。

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【甘利事件を潰した論功行賞として、黒川氏は2016年9月に法務省事務方トップの事務次官に就任した】
 この後も安倍前首相は黒川氏を検事総長にするために検察庁法で定められた定年を勝手に延長、後付けの法改正で正当化しようとまでしたが、ようするに、甘利氏の事件そのものは限りなく“黒”であったにもかかわらず、安倍官邸が捜査を潰させただけにすぎないのだ。
 この「黒川を検事総長」のための「検察庁法改正案」は、ものすごいネットデモが発生して連日、トレンド入りし、野党も追求して、やっと廃案になっている。

【安倍前首相に大きな借りがある甘利氏が幹事長となり、安倍・甘利氏に絶対に逆らえない岸田氏が総裁・首相】
 今回の甘利氏の人事ではっきりしたのは、どんな大スキャンダルを引き起こした人物でも、安倍前首相に忠誠を誓えば要職に引き立てられるという「安倍政治」の完全復活という事をである。
 また、「安倍政治の復活」という意味では、高市早苗氏の処遇も同じだ。岸田氏は前述したように高市氏を政調会長に据える意向だ。
 これは安倍前首相の悲願である憲法改正の主導役に高市氏を選んだということ。しかも高市氏は自衛隊の「国防軍」明記や私権制限にまで踏み込んでおり、現行の自民党案からより極右色を強める可能性がある。

【「新しい自民党」どころか、実態は「安倍体制の強化」「安倍支配の本格化」。岸田政権の誕生によって安倍政治の第二幕がはじまった】
 それにしても、安倍の執念というか自民党の私物化は酷いものがある。
これでは、この9年間の延長になり、総裁は変わっても、「安倍の独裁」は続くのだ。
だから、総裁が変わっても何も変わらない「国家を私物化」した政治は変わりようがない。

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