見出し画像

FACT FULNESSにみる母親のモヤモヤ

FACT FULNESSを手に取って
FACT FULNESSというタイトルに興味をもちました。”FULNESS”という単語はマインドフルネスというでも使われています。調べてみたら”満ちること”十分””完全”ということだと知りました。この本は事実に満ちた本なのかなと想像しました。
自分は思い込みで行動していないか、不確かな認識で行動していないかと考え、母親である自分にとって、モヤモヤすることが多いのはこの思い込みのせいではないかと感じました。
また、この本がハンス・ロリングさん一人の作品でなく息子夫婦との共同で作成されたファミリーの本ということも気になりました。本の中に語られている物語の裏にある数字を見ようとすることは大切、数字の裏にある物語を見ることも大切だという言葉が妙に気になりました。

母親を苦しめる3つの思い込み
FACT FULNESSに書かれている10の思い込みのうち、特に気になったのが3つの本能が恐怖本能、パターン化本能、そして宿命本能でした。恐怖本能とは危険でないことを恐ろしいと考えてしまう思い込み。パターン化本能とはひとつの例がすべてに当てはまるという思い込み。そして、宿命本能とはすべてはあらかじめ決まっているという思い込みです。母親のモヤモヤはこの3つの思い込みから来ています。

モヤモヤ修正後

宿命本能、パターン化本能、恐怖本能が女性、母親を苦しめている
3つの本能について感じたことは、日ごろから感じていた「女性は女性らしく、母親は母親らしく」という言葉や思い込みでした。出産後は家庭に入らなければならない、これは変えられない宿命と考えている女性が多いと思います。
母親は家事育児ができる良妻賢母でいなければならないというパターン本能も持っているのではないでしょうか。自分よりも育児を優先にしてしまう場合もあると思います。
テレビで取り扱われる子供の事件は何かあったら母親の責任という恐怖本能があり、女性や母親の恐怖に感じていると思いました。思い込みだけでなく、思いこまされていると感じます。実際に自分もそう思って子育てをしてきました。

深堀図修正後

会社でも”女性だから、いづれ結婚して家庭に入り、仕事は二の次になる”という男性や上司の思い込み、女性も同じことを考えると子供を育てること、出世することに抵抗感をいだいてしまいます。そんなことから世の中の少子化、女性が管理職にならない現状が浮かんでくるのではないかと思います。子供の少子化が進んでいる今、子供の数は年々減っていて12%しかいません。日本の未来はどうなってしまうのかと不安になります。「母親になる」事になにか一歩踏み出せずにモヤモヤしている女性のFACTが見えてきます。

子供グラフ修正

どうしたらこの問題を解決できるのか

私の所属している「母親アップデートコミュニティ」では、100人いれば100通りの女性の生き方があってよい、まず自分が幸せになってまわりを巻き込むという概念のもと活動しています。本能に動かされる前に自分が何をしたいのか自分の軸をもつべきではないか、それが自分の周りにもよい影響を及ぼすのではないかと考えています。

このベストセラー本はハンスさんと息子夫婦の共同作業がプレゼンテーション資料を作成したり、財団を作ったり、世の中に訴求したことで共感者を増やしています。
母親も「一人ではできないことが、他人を巻き込むことで何かができる」と思うことで、自分ひとりではできなかったことが達成できるのではないかと思います。仕事も楽しく子育ても両方できる。困ったときは誰かに助けてもらう。仲間と一緒に何かを達成する、一人で抱え込む、間違った思い込みをなくして、一緒に楽しい未来を作れる共に創る共創の社会をめざしたいと考える人、女性に限らずすべての人がそう考える、それが本のタイトルにある”FULNESS満ちること”につながるのではないかとこの本を読んで思いました。

最終図修正


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?