頑張ることで許される、を知る。

フル装備で音楽をやっている。
知識やアイデア、
安いけど腕が有れば鳴らせる機材。

機材は、安い方が上手く弾ける。
これは俺の特性みたいだ。
今使っているのは、
中古で30000円しない楽器ばかりだ。

腕はある。
感性を取り戻せてきた。
じゃあ、何をすればいいか。 
無論、結果を出すために。

音楽を楽しくやる、
ってことが、
途方もなく苦手だと思っていた。

まだそうかもしれない。

前に書いたように、
ストーリーを生きる上で、
俺は自分から音楽を楽しむ権利を奪っていた。

そして、
哀れんで貰うように、
音楽を通しての許しを請うていたんだと思う。

生きている先に高みを見た人たち。
嘗て醜い言葉の刃を向けた相手。
亡くなった友人にもだ。

不甲斐ない自分を晒しながら、
ただ、まだ立ち続けていることを誇っていた。

それはどう映ったかは、
俺には直接はわからない。

ただ、優しい、新しい友人ができた。
少なくない。

嬉しい、
って、素直に思う。
謝りたいことだらけだし、
たまに怒りたくなるけど、

概ね許しあいながら生きてる。
これが本当に尊い。

許されること、に、
素敵な意味で慣れて来れたように思う。
まだまだ慣れて、
許してくれた人たちに、
素敵な恩返しができるようになりたい。

俺が死ぬときには、
あんな愉快なヤツがいたなあ、
って、
振り返ってもらいたい。

その為に頑張ろう、
って思う。
引き続きね。

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