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自称QAエンジニア、JSTQBに入門する

JSTQB FL、あらゆる意味でぎりぎり合格

すでに10問ほど間違っている気配がしていましたが、なんとか1発で合格できました!
これでわたしもJSTQBの世界に「入門」できた形になります。
というわけで早速2回目受験を検討して溜めていたお金で焼き肉食べてきますALTMを受験すべく勉強を継続します。
上位資格なのに金額同じなのびっくりしちゃった。(感想文)

受験にあたって様々な方の記事や体験記を参考にさせていただいたので、自分もちょっとでも還元するべく記事を書いておきます。
2018版のシラバスは2024年の11月ごろから変更が入るようなのですが、使えるところは使える……といいな。

勉強期間

現職を脱出する活動と趣味の原稿と資格取得と仕事!! というだいぶぎゅうぎゅう詰め感のある状態で2ヶ月弱で取得に至りました。
2ヶ月のうち最初の1ヶ月ちょっとは用語が分からなすぎて「このお金(受験費用)で焼き肉食べに行こうかな~」「お釣りあったらコメダで豪遊した~い」と思っているだけだったので、実際は1ヶ月弱です。

勉強に使ったもの

テス友

一番よく使ったもの。

多分JSTQBで一番有名なアプリ……だと思うのですが、iPhoneアプリが非常によく止まってしまったため、結局はiPhoneでもWebサイトにアクセスして使用していました。
問題に回答すると関連するシラバスを出してくれるので、正解・不正解問わず「シラバスを漁り直して用語を捜す」という作業をしなくてよいのが非常にありがたかったです。わたしは活字中毒気味で文字を全部追ってしまうクチなので……
あと、「どうして正解したのか」「どうして間違っていたのか」の解説が微妙に分かりづらいところがあったので、シラバスを見ても分からなければ自分でもう一度確認してみる必要があります。個人差があるかも。

そして、いちばん重要な話ですが……
微妙に出題形式が本番と違うので、やや注意が必要だと思いました。後述します。

ついでの余談ですが、「ブランチカバレッジ」という単語が1問(の回答)くらいしか登場しないので↓サービスで見かけたときにビビりました。(感想文)

スクエアリング・サービス

テス友の問題を覚え始めてしまったので、とりあえず「初見の問題を解く」という目的のために使用したサービス。
テス友と比較するとやや本番寄り? だった気がします。
問題の解説はものすごくわかりやすかったです。どなたが書いていらっしゃるんだろう。本当に感謝しかないです。
でも結局問題数を稼ぐためだったので、課金には至りませんでした。

ちなみにどんなサービスも一長一短で、こちらのサービスにもちょっと困った点はありました。
JSTQB FLの問題を解いているつもりなのに、さらっとALに出てくる単語が現れて、解説で「ALに出てきます」と言われることがあるので心臓に悪かったところです。
ビビらせやがって……(感想文)

JSTQBテスト技術者 Foundation 模擬試験

↑と同じく「初見の問題を解く」という目的のために使用したサービス。
昔はアプリもあったようなのですが、今はないようです。
目的には合致していました。
10問1セットなので100%の正解になる率も高く、めちゃくちゃやる気が出たのもよかったです。(感想文)

ソフトウェアテスト教科書 JSTQB Foundation 第4版 シラバス2018対応

※上のリンクはAmazonのアソシエイトに参加しています。

唯一お金を払って買った書籍です。
本当はこれからチャレンジするべきだったな~と今では思うのですが、どうも本番とテス友さんは出てくる問題が微妙に違う……というウワサを聞き、本番形式に近い問題が出てくることを期待して買いました。
さささの生活圏内には品揃えが標準的な本屋/なぜかレア書籍の発見率が高い本屋の2つしかなく、中身は確認できなかったので、ぶっちゃけ賭けでした。
賭けには勝てました。
もう一冊色までそっくりの本があるようなのですが、そちらについてはよくわかりません。

なお、1セット(40問)分しか問題がついていないので、切り時が結構シビアだと思います。
私は2週間くらい前に1回&問題内容を忘れた前々日(キャンセルが前日までのため)に解きました。

ちなみにチョイスの決め手は1000ポイント還元がついていたこと。もう1冊より安かったんだな……(日記)

テス友と本番の主な違い

これをまとめて書いてくれる人がいたらなー! と思った一方、テストの問題の持ち出しができないので、覚えているうちにメモも兼ねて。

テスト本番はWebサービスと比較すると長文が多く、それを含めて3点ほど差がありました。

選択肢が長いやつ

本番で実際に出た問題なんですが、「ソフトウェアテストの7原則」の「正しいものを選ぶ」問題で、選択肢が4つとも「7原則の名前(殺虫剤のパラドックスとかですね)+その注意点(自動化されたリグレッションテストならリグレッションの低下がほにゃらら…みたいなやつです)」でした。
シラバスちょっと見た民は寿命が縮みました。
でもそこまで多くはなかったイメージ。

問題文が長いやつ

数行に渡る仕様があって、それを◯◯のテスト技法でやると何パターン?みたいな問題は普通に多かったです。
落ち着いて図を書けば解くこと自体は難しくないです。
デシジョンテーブルの問題は「スクエアリング・サービス」「ソフトウェアテスト教科書 JSTQB Foundation 第4版 シラバス2018対応」の2つで出てきたはず。

ただ、会場によるのかもしれませんが、レンタルしてくれるメモがラミネートされた紙+ペンのみで、消しゴム相当のものを貸してくれないようです。
そのため1箇所ミスすると全部書き直す羽目になる場合もありました。
これを踏まえて、

  • 上をやや開けて書き始める(後出しの条件で上に書き足した必要になったりするとき用)

  • 全体的に余裕をもって書く(最悪×で消したら続行できる)

の2つを徹底するとちょっと楽だと思います。
ちなみにさささは用紙1枚(1枚しかくれない)全部使い切ったので指で擦って消しました。解せぬ。
なんで消しゴム的なのなかったんだろう。ルールなのかな……

出題の日本語が本番のほうが簡便

これはテス友の仕様なのか、たまたま運がよかったのかわかりませんが、出題の日本語が本番のほうがシンプルです。
具体的に言うとテス友にあった以下4つは出ませんでした。

  • ◯◯でないものを(1つ)選べ

  • ただし答えは1つとは限らない(が答えは1つの場合もある)

  • ◯◯を選べ(1つとは言ってないので選択肢は複数ある)

  • 最も◯◯なものを選べ(回答は2つ)

一番上のは仕方ないんですが、「ただし答えは~」と「◯◯を選べ(選択肢は複数ある)はちょっと引っかけ感がすごいので、本番環境にでなくてよかったです。
一番下は三回ぐらい「最も」の意味を辞書で引いたんですが、やっぱり「最も」は「一番」なので本来複数正解があっちゃだめなんですよね。
どう考えても問題文のほうがおかしいので出なくてよかったです。ていうかこれ欠陥の一種じゃないのかな……

ちなみにテス友はよく間違う問題を出す設定にしていると、正答率から選出問題を決める仕様らしく、私の場合は段々この「日本語の読み違い」から発生する問題しか選出されなくなってきました。
事前にランダムをくり返しているとこの状態でほぼ不動になるので、挙動が怪しくなってきたらリセットorランダムに切り替え推奨です。

勉強方法とかスケジュールとか

4週間前~3週間前

テス友はたくさん問題がありますので、移動時やお風呂のスマホタイムにどんどん問題を解いていました。
設定はランダム。
40問/10分を1日2~3回やっていたので大体1日30分くらい勉強していた計算です。
このときは「回答を丸暗記してるだけ」な感じですが、類似問題などもありますので、出てくる単語はなとなく網羅することになります。
正答率5~6割。

3週間前~2週間前

あいかわらずテス友をやっていました。
この辺から設定を「間違った問題」にチェンジ。
時間は相変わらず40問/6分を1日2~3回+わからなかったところはシラバス読んで1日30分くらい。
正答率7割~8割くらいまで上がったので、丸暗記だけでもなんとかなるかもしれん…と思い始めましたが罠でした。

あとはどうしても覚えられなかったレビューに関して自分で整理をしました。

これでレビュー系の問題の回答率が爆上がりしたので少し点数を底上げできました。レビュー系は元ネタがお芝居の台本づくりみたいですね。しらんけど。
(あとこれについては後日整理して再投稿したい)

2週間前~1週間前

いい加減テス友の問題を網羅&後述の日本語的問題&テス友の仕様で「間違った問題」が日本語の問題になってきた時期。
新しい問題を求めてスクエアリング・サービスやJSTQBテスト技術者 Foundation 模擬試験をやり始めました。
その途中に「どうもこれテス友さんは本番形式と問題の形が違うのではないか」と思い立ち、Xで「JSTQB 長文」で調べたところそれらしいツイートが出るわ出るわ……
テキスト2つを見比べて安い方を買うことにしました。
この時点でテス友が8~9割。慢心していたせいかテキストの問題は26/40でギリギリ。泣きそうになる。
時間は相変わらず40問/6分を1日2~3回+わからなかったところはシラバス読んで1日30分くらい。

1週間前~2日前

テキストのことを忘れて問題をひたすら解いていた時期です。
テス友の設定は一周回ってランダムに戻りました。
というか上記の通り「日本語の問題で正答率が下がった問題」ばかりが目立つようになってしまったので「間違った問題」が役に立たなくなってきた時期です。
2日前はテキストを解いて35/40になったのを確認し、寝ました。

1日前

Ques#22をオンライン聴講していました!!!!!!!!!
というのも早めの受験を勧めて下さったMarkさんが「勉強会にも出たほうがいいですよ」と言って下さったので、出ない(聞かない)という選択肢がなかったんですね。
終わったあとはご飯食べて寝ました。

当日

15分前に来いとメールに書いてありますが、会場で受験前の準備が結構もたつくので注意したほうがいいなと思いました。
その割にマジで心の準備とかなしに部屋に押し込まれて受験が始まる感じです。

私はスタバを目印に出発するも、予想以上にスタバが隣地しており迷子になりました。
スタバに行くためにスタバを目印にする羽目になり、「時間があったらスタバでお茶飲んで待ってよ!」とか言ってる暇じゃなくなりダッシュで駆け込んで息切れしたまま受験開始したので本当にみなさんは気をつけてください。

~結果発表まで

土曜日に受験して翌木曜日には結果が出ました。
他にも似たような人を見かけたので「それぐらいの期間」なのかもしれません。

終わりに

だいぶ余裕を持って出発するもスタバ迷子になった結果、スマホのスタバカードのチャージを使えていません。
おすすめのカスタム募集中です。メロンは食べられません。

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