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【都民必見】 都立高校入試にも役立つ、Musio ESAT-J通信教育を使ってみた

Musio ESAT-J通信教育とは

楽しく英語を学習できるMusio Englishの中でも、都立中学のスピーキングテストに使われるESAT-Jに特化したのが、このMusio ESAT-J通信教育。
そのスコアは都立高入試にも影響するとあって、対策を考えている人も多いのではないでしょうか。

筆者はESAT-J未経験ですが、TOEFLiBTや英検1級でスピーキングテストを経験してきているので、試験対策の観点からMusio ESAT-J通信教育の効果を検証していきます!

(2024年1月17日追記)Musio ESAT-J通信教育は、アプリのダウンロードだけでなく、公式ウェブサイトからの登録が必須なようです。
https://www.musioenglish.com/musio_esatj


1. 使ってわかった、Musio ESAT-J通信教育の魅力3つ

楽しく学べる綺麗なUI

ただでさえ大変な英語学習、見た目のとっつきやすさは案外非常に重要なポイントです。
Musio ESAT-J通信教育では、アプリで学べることはもちろん、イラストや記号が多用されていて、シンプルながらもわかりやすい作りになっています。
紙ベースでの学習はイマイチやる気が出ないというお子さんにとっても続けやすい仕組みになっています。

Musio ESAT-J より 一見SpotifyやApple Musicかと見間違えるほどの綺麗な画面

本番形式で学べる模擬テスト×80回分!

個人的にスピーキング対策の要は、本番形式に慣れることだと思っています。
どんなにスピーキング力があっても、試験の形式になれなければ高得点が取れないことがあります。
(実際筆者も、初のTOEFL iBTで独特の録音形式の緊張から点数が振るわなかった苦い経験があります)

そこで、このMusio ESAT-J通信教育を使えば、なんと80回分(2024年1月時点)の模擬テストを受験できます!
さらに模擬テストの形式も秀逸で、実際のESAT-Jと同じ、タブレット等に録音する形式で学ぶことができます!(参考:令和5年度ESAT-J実施要項

Musio ESAT-Jより 模擬テスト受験画面

PART Aの音読問題から、PART Dで自分の意見を述べる問題まで、本番さながらの時間制限のもとで練習することができるのはとても貴重です。

本番の録音時は、やり直しの効かない一発勝負。この緊張感を事前に経験しておけるのは、とても有益でしょう。

自動採点つき

「学習」や「模擬テスト」では、なんと自動採点がついています!
普通のテストと異なり、自己採点が難しいのがスピーキング
やりっぱなしで終わらせず、実際に採点されるのはとても学習に有益でしょう。

さらに、自身の項目別評価にも対応しており、「文法の正確度」「文章の多様性」「文脈の関連性」「文章の長さ」「話した文章の数」の五項目で評価されるため、弱点克服にももってこいです!

2. ここは今後に期待


自身の発音の振り返り機能がほしい

英語学習では、自分の発音とお手本を照らし合わせて修正していくことでも発音は向上していきます。
単語学習において何度繰り返しても合格にならない時、どこが・なぜダメなのかを自分で把握するために、ワンボタンで発声を確認できる機能があるといいなと思いました。

機械採点の精度

まだ発展途上のためか、時折、機械採点がうまくいかないことがあります。
例えば、「Mt.Fuji」と答えるべきところ、どんなにMt.Fujiと発音しても合格にならないことがあります。
他のアプリでもMt.Fujiの発音は「Mount Fuji」と認識されるようなので、もしかすると「Mount Fuji≠Mt.Fuji」となり不合格になっているのかもしれません。

ただ、このように別解のある問題は滅多にないですし、スキップ機能もついてるのでそこまで問題にはならないかと思われます。今後のアップデートに期待です!

3. 類似アプリと比べてみた

1. Speak Buddy

AI英会話スピークバディは、広告で見かける人も多いのではないでしょうか。
AIを利用した英会話という部分では互角です。

しかし、こちらのアプリでは、ESAT-Jに非対応(2024年1月時点)のようで、英会話力は身につくものの、試験対策という意味では△です。

一口にスピーキングと言っても、アカデミックな英語、日常会話での英語、ビジネスの英語では、使う単語や話す内容も全く異なります。

ESAT-J対策の観点から見れば、こちらのMusio ESAT-J通信教育が一歩秀でていると言えるでしょう。


2. Speech Point HAE(SPE)

こちらは聞きなれない方も多いのではないでしょうか。
Speech Point HAEは、AI対応のESAT-J対策サービスです。(詳細:https://speech-point-hae.tauris.jp/service/

こちらのサービスも、ESAT-J対応、AI対応という点ではMusio ESAT-J通信教育と互角なようです。

しかし、Musio-ESAT-J通信教育と異なり、やや古めかしいデザインでUIがわかりにくいことが惜しいと感じました。
大人であれば、このようなサービスでも問題なく学べるとは思うのですが、まずは「英語は楽しい」ということを知り始める段階のお子さんにとっては、Musio ESAT-J通信教育の方が向いているのではないでしょうか。

また、デモ動画の機械音声も、Musio ESAT-J通信教育と比べて機械音声感が強く、今一つだなと感じました。耳で英語を覚える段階の中学生にとっては、かなりここは課題になるでしょう。

最後に

今回はMusio ESAT-J通信教育を体験し、他のサービスとの比較も行いました。

評価は★★★★☆です!

やはり模擬テストが受けられる点が大変魅力的で、ESAT-J対策にはもってこいだと思います!ただ、やや機械採点の部分に課題があるので、期待を込めて星4としました。

とはいえ、ESAT-J対策アプリにおいては、こちらのMusio ESAT-J通信教育の代わりになるアプリはなさそうです。(模擬テストを80回分できるのは本当にすごい)

ご覧いただきありがとうございました!

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