『マトリックス リローデット』を観て映画ファンになった想い出

『マトリックス レザレクションズ』の公開が迫る中、久しぶりにマトリックスシリーズを見返したりして楽しんでいます。
その中で個人的に忘れられない記憶が蘇ってきたのでnoteに書いておこうと思います。

高校生のときのことだ。
どこの映画館に行ったのか、相手の名前は何といったか。あらゆることが記憶から抜け落ちているが、同い年か1つ上くらいの男の子と映画の話でよく盛り上がっていて、お互いに観たいと思っていた『マトリックス リローデット』を観に行ったことだけは確かだ。

ポップコーンかなんかを売店で買って、お互いの席の間に置いて観たような気がする。映画を観ているときに手が触れたら恥ずかしいなとか思いながらも、普通にマトリックスがめちゃくちゃ好きだったので、隣の男の子よりはスクリーンに夢中だったはずだ。

映画が終わると、初代マトリックスの最高の想い出の続きとして納得いかないところがあまりにも多く、ほとんど文句を並び立てるような感想を言った気がする。話が薄いとか無駄にアクションが多すぎるとか、いいところで終わって「後半へ続く」ってハァ?みたいな。

それを多分ファミレスとかファーストフードの店で話していて。いや、もしかしたら携帯メールだったかもしれない。とにかく率直な感想を伝えたところ、そこで彼とのつながりは途絶えた。もしかしたら単純にわたしの見た目がタイプじゃなかっただけかもしれない。

しかし、それで「せっかくいい感じだったのに…」とか「あのときリローデットの文句を言わなければ…」といった後悔は微塵も感じずに、むしろ「素直な映画の感想も言い合えない間柄なんてこちらから願い下げだ。合わないなら合わないで結構!」という気持ちになって、続編のレボリューションズはひとりで品川アイマックスシアターに観に行った。IMAX上映館は当時全然流行っていなくて、都心だと品川くらいしかなかったはずだ。その迫力に感動して「大きいスクリーンは最高だなあ…」とIMAXの夜明けを待っていた。

時は流れて2021年。あれから18年、ずっと映画ファンです。


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