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ありまの山 いなの篠原 風吹ば いでそよ人を わすれやはする 大弐三位 麤譯:有馬豬名川,…
めぐり逢て 見しやそれ共 分かぬまに 雲がくれにし 夜半の月影 紫式部 麤譯:偶遇兒時友,…
あらざらむ 此よの外の 思出に 今ひとたびの あふ事もがな 和泉式部 麤譯:萬事還如夢,飄…
滝の糸は 絶えて久しく なりぬれど 名こそながれて なをきこえけれ 大納言公任 麤譯:泠…
わすれじの行末迄はかたければけふをかぎりの命ともがな 儀同三司母 麤譯:設誓永毋忘,生涯安…
嘆つゝ ひとりぬるよの 明るまは いかに久しき ものとかはしる 右大将道綱母 麤譯:獨寢不…
明ぬればくるゝものとはしりながらなをうらめしきあさぼらけかな 藤原道信朝臣 麤譯:披服侵星去,懷香向晚來。南塘交頸鳥,猶恨曙光催。
かくとだにえやはいぶきのさしも草さしもしらじなもゆる思ひを 藤原実方朝臣 麤譯:娟娟常所慕…
君がためおしからざりし命さへながくもがなとおもひぬる哉 藤原義孝 麤譯:思卿常泫淚,何惜一…
みかきもり衛士の焼火の夜はもえ昼は消えつゝ物をこそおもへ 大中臣能宣 麤譯:衛士守宮城,熒…
風をいたみ岩うつ波のをのれのみくだけてものをおもふ比かな 源重之 麤譯:拍岸風翻潮,岩巒渾…
やへ葎しげれる宿のさびしきに人こそ見えねあきは来にけり 恵慶法師 麤譯:閒園葎草萋,過此動…
由良のとを渡る舟人かぢをたえ行衛もしらぬ恋のみちかな 曾禰好忠 麤譯:峻激由良渡,舟人楫不…
哀ともいふべき人はおもほえでみのいたづらになりぬべき哉 謙徳公 麤譯:天下誰憐我,煢煢獨慘神。顧懷知絕望,悄悒寄孤身。