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『北国=雪国』ではない話

※366日間チャレンジ、54日目。

昨日facebookに書いたのだけど、あたたかい地域に住んでいる人は
『北国=雪国』
と思っている人が多いんじゃないかな?

実は、北の方でもそんなに雪がないエリア、というのは案外多いんですよ。
で、そんなに緯度が北じゃなくても豪雪地域、というのも結構あります。

東北エリアで言うと、太平洋岸は北の方でも雪が少ない場所が多いです。
日本海側の山に近い場所は豪雪地域が多いですが、海沿いはそんなんでもなかったりします。

ちなみに山形県で言うと、海抜300mくらいの米沢市南部や、同じくらいの海抜の最上郡大蔵村(肘折温泉)が、県下有数の豪雪地域でした(今はどうか知らない)。
特に肘折は、雪を掘って地面を出す早さを競う、その名も
『地面出し競争』
というのがあります。
折しも明後日の日曜日がイベント当日じゃないか。リンク貼っとこ。

3年ぶりの開催ですって。私が米沢にいた頃は、このイベントが冬の風物詩でした・・・案外盛り上がるんですよね(参加したことないけど)。県内ニュースの人気ネタだった気がする。

どちらも標高300mくらいの地域、というのが意外な気がしてたんですよね。ドカ雪(4mとか)が積もる、というと、もっと高い場所な感じがするじゃないですか。

でも、実際の降雪にまつわる地理的な条件てのは、寒さだけじゃなくて、湿度とか地形が関わるらしくって。

特に、雪の下で育てたりする作物なんかは、生育条件として
『寒くなりすぎない』
というのも重要らしく(米沢市の特産品『雪菜』の生育条件。2mくらい積もる雪の下で育てるのだけど、気温が低すぎると育たないのだそうです)、寒すぎないけれども雪が積もって根雪になって、その雪のおふとんの下で時間をかけながら芽を伸ばし、甘みのある作物として育つ・・・みたいな不思議な野菜があるんですよ。

雪室とかも有名だと思うんですけど、雪の下にりんごや人参、蕎麦の実を埋めておくと、甘くなるんです。寒さに負けないように糖を出すんだったかな・・・。これも、気温が下がりすぎると良くないらしく。

ほんとに、雪って不思議です。

写真は、車の上に積もった雪を降ろそうとしているところ。2019年の冬、岩手の安比高原にて。

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