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井上尚弥 vs フルトン戦 初めて本当の実力者との試合で、初めて100%全力の井上尚弥選手が楽しみで仕方ない

スーパーバンタム級の井上尚弥 vs フルトン戦 ほぼ決まりとのことで試合当日が今から待ち遠しい!
正真正銘の強敵は初めて。だから井上尚弥選手が、恐らく初めて全力で戦うことになる。

今までも強敵はいたけど、全員スキがあった。粘り強くずる賢い選手がいなかった。つまりなめてくれた。なぜなめてくれたのか?体格が小さめ、日本人だからそこまで強いはずがないというイメージ、そして井上尚弥選手を目の前にした時の見た目(かわいらしい好青年であること)の3点セットが揃って評判ほど強そうにないから勝てそうと思っていたのではないかと推察する。

2番目の「日本人だからそこまで強いはずがないというイメージ」について、大きく横道にそれて反論してみる(笑)。島国の農耕民族で小柄な日本人そして大戦でアメリカにコテンパンにやられたから弱いとイメージがあるとしたら大きな間違いである。それはサムライ文化。細く鋭い刃の日本刀を使ったサムライは、基本的に盾を使わない戦い。だからパワーも大事だが、技術や経験値や俊敏性や駆け引きの勝負になる。そしてこれは1対1でこそ威力を発揮する。

現在の日本人で最もサムライと言えるのが井上尚弥選手と言えると思っている。大戦のことは語っても意味無いけど、アメリカ人が過去の歴史で最も恐れたのが日本人である。ここからを全部端折って・・・結論づけると、体格差が無い前提なら、日本人の個々の戦闘力はかなり優れている。

さてフルトンが何故今までで最強の敵かと言うと、まずは体格差。身長、手足の長さ、横幅等全体的に大きい。過去の身長差がある相手とはレベルが違う。次に一流の技術があること。特にディフェンス能力が非常に高い。メイウェザーを勉強してマネてそうである。

そしてなんといっても勝ち切るために最初から最後まで冷静でずる賢い試合ができること。特にクリンチがうまくてねばい。タイミング良く長い手でクリンチして防御するだけでなく、組み付いて相手のスタミナを奪う技術も高い。井上尚弥選手の対戦相手にはここまでの選手はいなかった。

だから井上尚弥選手は苦戦するだろう。でもそれも2ラウンドまでで、3ラウンドからは圧倒するのはないか?井上尚弥選手からみたフルトンは、過去一のずる賢い強敵。しかしフルトンからみた井上尚弥選手は人生一度キリの最高の選手であり、本気を出した井上尚弥選手の強さに驚き、おののき、いつもの冷静さは保てないはずである。これい以上は、上記解体新書をご覧いただきたい(笑)。

つまり不慮のバッティングによるケガさえ無ければ、悪くても5ポイント差以上の判定勝ちだと思う。

待ち遠しい。

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