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パワハラで体に不調をきたしたら、心療内科に行くべき理由【その1】

理不尽な叱責や無理な業務の押し付け、差別など、上司によるパワハラで、体に不調をきたしている方に伝えたいことがあります。

胃が痛くても、心臓がキリキリしても、
内科や胃腸科ではなく、心療内科に行ってください。

なぜなら、労災申請でどんなに懇切丁寧にされたことを主張しても、周りの人が何人上司のパワハラによりうつ病を発症して退職していたとしても、「因果関係がある」という医師の明確な証言がないと、あなたの体の不調の原因がパワハラ上司にあると認定されないからです。内科や胃腸科では適切な処置はしてくれますが、ストレスとの関係については専門外のため、「因果関係がないとは言い切れない」という表現までしかできないのです。

なので現在パワハラを受けており、おそらくもう半年は自分の体がもたないだろうと思ったら、早めに心療内科に行ってください。

申請してから日が経ってしまっているので忘れているところもありますが、労災申請と再審査請求についての記録を、ここに残しておこうと思います。

初めての労災申請

郊外の小さな事業会社に入社してから約5か月。私の胃腸がついに限界を迎え、夜中に吐いてから何も食べられない状態が3日続きました。
なんとか病院に行って「1週間の休養が必要」という診断をもらいましたが、もう戻る気はありませんでした。1週間たつ前に退職届を送り、保険証の返却など事務手続きを行いました。

人生で初めて無職になりました。
100%上司のパワハラが原因で起こったことです。

ハローワークで失業手当の手続きを行いながら、労災の申請方法についても調べました。サイトだけではよくわからなかったので、労働基準監督署に電話してみると、たらいまわしの上に非常に感じの悪い対応をされたのですが、何とか申請方法を聞き出して、書類をそろえて送ることができました。よほど自分たちの仕事を増やすのが嫌なのでしょう。電話で聞き出すのに2時間かかりました。

その後、聞き取りの電話が何度もかかってきて、嫌なことを思い出させてきます。同じ質問を何度もするのです。そのたびに胃の痛さがぶり返してきました。

そこまでやって、数か月後に届いたのは「療養補償給付を支給しない」という通知。「調査の結果、業務との因果関係が認められなかった」の一言で片づけられていました。当然納得できないので、今度は東京労働局に不服申し立てをします。

ちなみに、初めに労災を申請するのは、パワハラ上司のいる会社の管轄の労働基準監督署になります。

続く

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