Mリーグドラフトで感じたもやもやの話。
ヘッダーをいらすとやから持ってきたら、完全に顔が切れてしまった。
さて、このnoteでは今までSODLANDのことと食べ物の事で98%くらいが構成されてきたので、何故今Mリーグなのかから書かないといけない。
元々はMリーグという麻雀のトッププロリーグを始まった初年度からずーっと見続けており、それこそささくれのアカウントを作る以前からハマっていたのだ。
その後、雀荘に通ってた時期もあったが色々あって通わなくなったり、気付いたらささくれになったりと揺れ動いた時期も長かったが、盛岡旅行で久々に麻雀を打ったことから熱が再燃したのが今年の話。
仕事が調整できた等の都合もあり、雀荘通いが再開し始めたのであった。
なお、雀荘に通ってない期間中も基本的にずーっとMリーグは見続けている。
ということで、Mリーグは開幕当初から見続けていて、現場に行くことこそほぼないものの、一視聴者としてはそこそこ見てる方だと我ながら思う。
また、Mリーグには総勢8チーム(来期から9チーム)が所属しており、だいたい推しの選手やチームがいるものなのだが、自分はいわゆる「箱推し」なのが比較的珍しい部分である。
基本的にどのチームを応援することもなく、「いやー、プロはすごいしよくそんなことが出来るなー」で見ている。
後は判官贔屓で「負けてるチーム頑張れ!」みたいな。
これはMリーグに限らず、どのスポーツも近い見方をしている。
ここまで書いてようやく本題。
このプロリーグの選手入れ替え及び新チームの選手指名のために本日6/30にドラフト会議が行われた。
来期から9チーム・36人となるMリーグの選手の内、7人がここで指名される非常に重要な会議であり、来期を占う一大イベントなのである。
そのため、1ファンである自分は大いに期待した。
どんな人が来期から見られるのだろう?とワクワクしていた。
しかし、実際はそのワクワクは比較的早い段階で失われていたと言わざるを得ない。
これはドラフト会議2日前の自分のツイートである。
もう既に少しドラフト会議への期待を失いつつある。
そして、これがドラフト会議中のツイートである。
何故自分がこんな気持ちになっているのか。
自分が素直に楽しめなくなっていた理由を自己分析したく、この記事を書き始めた。
なお、結果については上記事をご参照頂くと詳しく記載されている。
また以下の内容はあくまで自分の中での話で、他の人とは考えが大きく異なる可能性が高い旨、ご了承頂きたい。
①結果があまりにも見えすぎていた
今回指名される7人の内訳は、
新チームBEASTJapanextが4名。
昨年チーム再編成規定に引っかかった赤坂ドリブンズが2名。
体調を理由に近藤プロが勇退したセガサミーフェニックスが1名。
このような内訳だったのだが、それぞれに指名選手を予想できるヒントがあった。
例えばBEASTJapanextは既にオーディションで指名する1名(菅原プロ)を決めていたが、そのオーディションの煽り部分で「1名がMリーガーに!」と強く推していて、恐らく優勝者以外の指名はせずに既に誰を指名するかを決めている節が見受けられた。
各麻雀プロ団体のトッププロが集まっていたオーディションだった為、この人たちを外して入れる人は強さや話題性、人気など何かしらズバ抜けてないと選べない。
となると。
現役将棋棋士であり先日電撃的に麻雀プロの兼任を発表された鈴木先生と、元乃木坂46の中田さんに考えが至るのはそう時間がかからなかった。
猿川プロについては途中まで全くノーマークだったのだが、「熱闘Mリーグ」(Mリーグを取り上げた地上波番組)でNextMリーガーとして取り上げられていたのと、Mリーガーの中でも特に実力派である多井プロが指名予想に挙げていたのを見て、腹落ちしたのだった。
なお、その後自分の中で指名を確信したポイントもあったのだが、ここでは伏せておく。
そして、セガサミーフェニックスは近藤新監督のインタビュー等から最高位戦(麻雀プロ団体の1つ)からの指名が濃いと考えられ、今回指名された醍醐プロは指名予想の最有力だった。
赤坂ドリブンズが一番予想しにくかったものの、直前に公開された監督のインタビューをよくよく読むと渡辺プロは指名候補として十分考えられる範囲であったと思う。
浅見プロだけはほぼ予想がつかず、今回唯一といっていい驚きの指名だった。
…というここまでの内容を他人のTwitterから早い段階で把握してしまい、「そうなんだー、確かにそうかも」と思い自分の心の中の予想にも拝借してしまっていた。
結果、既に指名が決まっていた菅原プロを除き、6人中5人は本命決着となり、大方の予想通りで着地したのが、今回のドラフトにおいてワクワク感を失わせる要素であった。
②ストーリーが見えなかった
これは自分自身の情報収集不足の面があるため、あくまで自己都合であることをご了承頂きたい。
今回指名された7人の内、「前々からMリーガーになりたいと明言していて、それに向けた活動を目に見える形でしてきていた」人が少なく感じた。
オーディション優勝の菅原プロ、麻雀プロ兼任会見でMリーガーを目指す発言をされた鈴木先生までは分かる。
YouTubeチャンネルを開設されて色々取り組まれていた醍醐プロも、もしかしたら動画内でそんな発言をされていたのかもしれない。
浅見プロは水面下のセレクションで闘って勝ち得た指名のようなので、その中に熱意があるのだと思う。
だが、ここで書きたいのは「これまでMリーガーになりたいと公言して、どれだけの努力や発信を繰り返し『この人がなるなら納得だな』という環境を
他のプロや視聴者側に感じさせていたのか」ということである。
ここで書いた環境を作るために必要なのが、その人が自らの努力で作り出したMリーガーへのストーリーだし、それがそのままMリーガーになってからの応援の声に繋がると思っている。
特に今回はドラフト前に「IKUSA」「BEASTJapanextメンバー公募及びオーディション」が開催されたことにより、様々なプロの熱意が視聴者側に可視化される機会があったのが大きかった。
年齢・性別を問わず様々なプロがMリーガーになりたいという熱意、気持を表明し、そこから更に選ばれたプロ達はそれを放送対局で発信していた。
これらと対比したときに「どうして…?」と思ってしまうのだ。
もちろんそれでも選ばれなかった側の努力が足りなかったという無情な切り捨て方は出来る。
自分でストーリーを組み上げる事の究極形は「各チームのフロントに当初指名される予定だった選手よりも自分を魅力的に感じさせて、指名を変えさせること」だ。
それが出来なかった時点で、選ばれなかった側の負けだし、諦めざるを得ない。
Mリーグはスポーツビジネスだ。
強さももちろんのこと、チームとして収益化を考えた時、外部に麻雀を広めるために発信する時など多角的な視野でチームを考える必要がある。
ただ、1ファンとしては、「頑張ってきた人に報われてほしい」という気持ちが強く、少しもやもやしたのかもしれない。
この2点が今年のMリーグドラフトで自分がもやもやした大きな理由だと思う。
ただ、勘違いして欲しくないのは「各チームの指名結果に不満を持っているわけではない」事だ。
ドラフトの指名がそのチームにどのような結果をもたらすかは少なくとも今シーズンが終わってみないと分からない。
今日の段階で指名の善し悪しを判断することは不可能だ。
またストーリーについてももしかしたらこれから何らかの形で語られることがあるのかもしれないし、むしろ前情報が何もないからこそこれからのストーリーを意外性を持って見られるかもしれない。
(一応ここ2年は全チームの「熱狂」も見てます)
来シーズン見られない選手のことを考えると悲しい気持ちにはなるが、きっと自分は新しいMリーグを楽しむのだろう。
P.S.
どうでもいいんですけど、箱推し用のMリーグのイベントないですかね。
チームPVだとどうにもチーム単推しの方と熱量が合わないし、単に1競技として過程と結果を楽しみたいんですよね。
みんなどこかのチームを応援してるから、共感する人が少なくて悲しい限り。
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