見出し画像

閑話 読書記録

一週間のひとり旅、4回飛行機移動があったので、その時に読んだ本の記
録。

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
ぴんぼけと呼ばれるイジドアが、お気に入りの登場人物となりました。

異邦人
文学を読む際、後ろに付いている解説を読んでから本編を読むのですが、解説の一節が簡潔に本作のメッセージを伝えており、読了後にタイトル納得しました。

(前略)お芝居をしないと、彼が暮す社会では、異邦人として扱われるよりほかはないということである。(中略)嘘をつくという意味は、無いことをいうだけでなく、あること以上のことをいったり、感じること以上のことをいったりすることだ。しかし、生活を混乱させないために、我々は毎日、嘘をつく。

異邦人

老人と海
前職で自然と対峙する一次産業従事者と接する機会もあったので、生活・プライドをかけた闘いが切実に感じ取れました。

でも、わからんぞ。きょうこそは運の潮目も変わるかもしれん。毎日が新しい日だ。運が向けば言うことはない。とにかく正確な手順を守ることだ。加えて運が向けば、何もかもうまくいく。

老人と海

春琴抄
さらっと読めましたが、特にこれといった感想はなし…

斜陽
切ない転落劇

待つ。ああ、人間の生活には、喜んだり怒ったり悲しんだり憎んだり、いろいろの感情があるけれども、けれどもそれは人間の生活のほんの一%を占めているだけの感情で、あとの九十九パーセントは、ただ待って暮らしているのではないでしょうか。

斜陽

坊っちゃん
全ての登場人物・ニックネームが絶妙に人間臭く、おもしろい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?