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雨、好き?

今日は久しぶりに雨が降りました。
一日中降っていて、土砂降りになったり小雨になったりと忙しい空模様。
先月、気まぐれに長靴を購入したが、役に立ったな。

雨で思い出すのは、私が大学に入学したての4月頃に、父から送られてきたメールだ。思い出すといっても、特に感動的でもなんでもないのだけど。
その日は、雷が鳴るほどの激しい雨だったから、多分私も一人暮らしの部屋で、ただ惰眠を貪っていたのだと思う。
怠惰な夜に父からメールが届いた。普段は滅多にメールなど来ない(年に数回くらい)のに。
内容はただの近況報告的なものだったのだけど、要約すると、
「この時期は『穀雨』といって、植物にとって恵みの雨がふる。お前にとっても恵みとなるよう」
みたいなことが書かれていた。
植物を育てている父なので、この雨で一番喜んでいるのは、植物ではなく父自身なのでは?とツッコミを入れつつ、テンションの上がっているのが文面から伝わってきて面白かった(いつもは無口でミステリアスな父なのだ)。

今日の雨にも名前があるのだろうか。もう夏だから『穀雨』ではないと思うけど。でも久しぶりの雨だから、植物には恵みに違いないな。

雨が降ると、じめじめするし、髪の毛が爆発するから本当はちょっと迷惑なのだけど。
でも、雨を喜ぶ人がいて、恩恵を受ける植物がいると思うと、雨の日もちょっとは良いかなと思える。
父もこの雨で、喜んでいるのではなかろうか。
その恩恵を受けている、と気づく私。

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