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お金まわり6つの仕組み化

何事も脳内リソースを解放するためには「最初に仕組みを作ってあとは放置」が鉄則だが、これはお金についても同様だ。
このnoteでは僕が極力お金のことを考えないでいいようにするため行ってきたお金回りの仕組みづくりについて書いていく。

リテラシーがある方にとってはあまりに当たり前で教科書通りな内容ばかりだが、もし読者が20~30代であればこれさえやっておけば(実際FIREするかは置いておいて)いつでもFIREできる状態にすることはさほど難しくないと思う。さっさと仕組みを作ってしまえばあとは脳内リソースを家族や自分の好きなことに振り向けることが出来るので、正月の時間を使って構築するのがおすすめ。



①資産の見える化

大前提として「今自分がトータルでいくら持っているか?」「毎月どれくらいの収入と支出があるか?」という質問に答えられなければ、その先何をすれば良いかも分からない。

資産 = (収入 - 支出) + 運用益
という当たり前公式のそれぞれのパートを見える化するため、全ての銀行口座・証券口座・クレカ等を一元管理できるアプリを使用した方が良い。自分はmoney forwardを長らく使っている。

②全てクレカに紐づける (影響度:年10万円単位)

支出やカード還元率にもよるが毎年10万円単位できいてくる。
以下3つのルートを作り日々の支出を全てクレカに紐づけて、あとは普通に暮らすだけ。

  1. クレカ払い:ECでの買い物、公共料金

  2. クレカ → QRコード決済:リアル店舗での買い物

  3. クレカ → モバイルスイカ : 交通費


③金融プラットフォームを決める (影響度:年10万円単位)

僕の場合は銀行口座、証券口座、クレカ、QR決済といった金融系は全て楽天に統一している。(もちろん楽天市場、楽天モバイル、楽天でんきのような消費側のサービスも使ってるが、個人的には楽天はECの会社というよりは金融プラットフォームの会社というイメージだ)

基本的にこういったプラットフォーマーは囲い込みをしたがっておりインセンティブを出しているので、素直に囲い込まれた方が消費者としては賢い。

楽天系に統一して普通に消費行動をとっているだけで毎年10万円単位がポイントで返ってくるし、そのポイントも電気代やスマホ代として知らぬ間に消費できるのでこれも一度組めば脳内リソースを消費することはない。

④固定支出を減らす (影響度:年10万円単位)

言うまでもなく支出削減の王道は家賃、光熱費、通信費、保険など毎月かかる固定支出を減らすことだ。自分もスマホは格安SIM(楽天モバイル)だし、保険も物件で加入必須な火災保険以外は何も入っていない。特に保険は「期待値マイナスのかわりに全滅リスクを防ぐ」商品なのでキャッシュが一定額あり何かあっても全滅しないレベルになっていれば不要だ。

⑤ふるさと納税 (影響度:年数万円)

活用している人の方が多いと思うけど、得しかない制度なので使った方が良い。
ちなみに僕はふるさと納税の返礼品も楽天で購入しているが、返礼品は実質無料にも関わらず(各サービスを楽天に寄せていることもあり)ポイントががっつりつくので「タダで物を貰って更になぜかお金まで貰える」というバグのような状態になっている。


⑥積立投資 (影響度:生涯で数千万円)

一般人の資産形成にとって一番インパクトが大きいのは、年収の増減よりも積立投資をするかしないかだろう。確実に数千万円の単位で影響が出る。(当然だが投資額によっては億円単位にもなる)

とはいっても99%の素人にとっては特殊な投資などせず長い歴史と理論的裏付けのある長期分散のインデックス投資を淡々とやるだけというのが最適解だ。

インデックス投資をここで解説しているとキリがないがざっくり言うと「株価は短期では乱高下するけど10年単位の長期で見ると世界経済の成長と共に上がり続けてるので広く薄く買って長期保有すれば良いよね」という手堅さで有名な投資方法。(詳しく知りたい人はインデックス投資で検索して本を2-3冊買うのがおすすめ)
僕自身も20代の頃から継続して積立投資を続けており、全く面白味のない教科書通りのポートフォリオだが以下で運用をしている。

  • 証券会社:楽天証券

  • 活用している制度:積立NISA、ジュニアNISA、確定拠出年金(+マッチング拠出)を全て満額 

  • 買ってるもの:①全世界株式 約4割 ②米国株式(S&P500連動) 約4割 ③その他株式や債権 約2割

  • 買い方:月1回定額で自動積立 + 資産に占めるキャッシュの割合が多すぎるときは都度追加購入

2021年は株式市場は超上がり相場だったので資産も大きくなったが、上がろうが下がろうが一喜一憂せず数十年単位で積立投資し続けると決めているので淡々と投資し続ける予定。
複利を活かす長期分散投資は「買い時」の概念がなく早ければ早いほど有利なので、少額でも良いので積立投資を始めてしまってあとから投資額を調整していくのがおすすめ。



繰り返しになるが、お金のことを考えたくなければさっさと仕組み化するのが近道だと思う。
一度仕組みを作り上げればお金で困る可能性は最小化できるし、何より(お金ではなく)家族や自分自身の幸せのために脳内リソースを消費することができるようになる。




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