難しい演算をしないでIPアドレスを重複なく割当てる方法
IPアドレス割当てを考える際、アドレスが重複することなく適切なサイズを検討する必要があります。ネットマスクの難しい演算をしたり、管理表を作ったりすることが多いかと思います。
この動画では、難しい演算を使わず、円グラフのような図形を使ってIPアドレス割当てを考える方法を紹介しています。
動画はこちら
詳しいやり方は、こちらの動画で解説しています。
以下のnoteでは、ダイジェストでその方法を紹介します。
出題元
ネットワークスペシャリスト 平成26年度 秋期 午前Ⅱの問題を解きながら解説します。この問題は、令和3年春期の午前Ⅱにも出題されました。同じ問題が繰り返し出題されますので、過去問を解いておくと良いことがあるかもしれません。
出展元の問題文PDFへのリンクを貼っておきます。
【情報処理推進機構 ネットワークスペシャリスト】
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/mondai_kaitou_2021r03_1/2021r03h_nw_am2_qs.pdf
この問題は、新しいセグメントAにどんなIPアドレスを割り当てたら、重複なくアドレス設計できるか、という問題です。
256までのアナログ時計
クラスC、1個分のIPアドレスを256まであるアナログ時計のように考えます。
32個区切りの8分割ぐらいで考えるのが分かりやすいです。
ネットマスクはショートケーキ
ネットマスクは、アドレス空間のサイズを示します。図のように、ホールケーキをショートケーキに切り分けるイメージです。
問題文から、どんな大きさのショートケーキが、アナログ時計のどこを占めているか、図形上に置いてみます。
どのアドレス空間が割当て可能か、選択肢も図形化してみます。
割当て済みアドレス空間と未割当てアドレス空間
アナログ時計上で、まだ空いている空間と、選択肢の空間を比較します。
ピッタリとはまるアドレス空間を見つけることができます。
ネットワークの学習をしているかたはもちろん、仕事でIPアドレス設計をしているかたにも、この考え方を活用していただければと思います。
詳しくは、YouTube動画をご覧ください。動画の最後では、この問題を一度理解したら2回目からは速解きできる方法を紹介しています。
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