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4回改称した多摩湖駅 その変遷を振り返る

多摩湖駅は、東京都東村山市にある西武鉄道の駅です。
1936年に村山貯水池駅として開業し、その後4回の駅名変更を経て、現在は多摩湖駅として営業を行なっています。

本記事では多摩湖駅の駅名変遷や、直近の名称変更がなぜ行われたのか、その背景について紹介します。

多摩湖駅の概要と駅名の変遷について

多摩湖駅は秋になると、きんもくせいの香りがします

多摩湖駅は、東京都東村山市にある西武鉄道の駅です。

1936年に村山貯水池駅として開業以降、4回の駅名変更を経て、現在は多摩湖駅となっています。

多摩湖駅は、国分寺駅を起点とする西武多摩湖線の終着駅であり、山口線の起点駅でもあります。

多摩湖駅は、その名の通り多摩湖の近くに位置しており、周辺には狭山公園、西武園ゆうえんちなどの遊べる観光スポットも点在します。
また一方で、駅東側から南側にかけては住宅が建ち並ぶエリアとなっており、閑静な住宅街といった側面もあります。

多摩湖駅には電車のモックアップが設置されている

多摩湖駅は4回改称されている

3代目の駅名である西武遊園地駅(現:多摩湖駅)

多摩湖駅の駅名は、1936年から2021年までの間に4回変更されています。

変遷の歴史は以下の通りです。

  • 1936年12月25日…村山貯水池駅(開業)

  • 1941年4月1日…狭山公園駅

  • 1951年11月1日…多摩湖駅(初代)

  • 1979年4月1日…西武遊園地駅

  • 2021年3月13日…多摩湖駅(二代目)

現行の駅名である「多摩湖」は、その昔にも駅名として使用された歴史があります。
このため、現在の多摩湖駅は初めて用いられた駅名ではなく、2代目の駅名となります。

2021年3月に駅名が変更された理由

西武園ゆうえんちの旧正面口

直近では、2021年3月に駅名が変更されています。(西武遊園地→多摩湖)

これは、西武園ゆうえんちの正面口が閉鎖され、全面的にリニューアルされることに伴う駅名変更でした。

遊園地の休園を知らせる貼り紙

西武園ゆうえんちの正面口は、多摩湖駅のお隣である「遊園地西駅」に移されています。
こちらの遊園地西駅も、遊園地の正面口変更によって「西武園ゆうえんち駅」に変更されています。

2021年3月の駅名変更は、以下のように2つの駅に対して行われました。

  • 西武遊園地駅→多摩湖駅

  • 遊園地西駅→西武園ゆうえんち駅

西武園ゆうえんちの正面口を移設する際に、利用者が分かりやすいようにと、2つの駅名が変更されています。

駅名変更前に、記念で購入した入場券

多摩湖駅の周辺情報

多摩湖から眺める夕日

多摩湖駅周辺には、西武園ゆうえんち、多摩湖、狭山公園などがあります。
狭山公園は春のお花見シーズンには多くの見物客で溢れる姿を見ることが出来ます。

多摩湖と、その堤防、狭山公園については、オキタリホ氏の記事で詳しく紹介されています。

何があるわけでもないが、何か楽しめる。【みんなの多摩湖堤防】

多摩湖の堤防は、息抜きや目線を変えたい時に、あてもなく訪れたくなるスポットです。

この記事は、【市内9駅ここから見てみました】第2回 西武園・武蔵大和・多摩湖の記事として執筆いたしました。



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