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助けて欲しいのに助けを求めない子供達。


助けて欲しいけど、誰に助けを求めて良いのか分からずネット上に居場所を求めてしまう子供達。

本記事には、自傷行為や自殺を想起させる描写が含まれております。読み進めるかどうかのご判断は、各自でお願いいたします。

ここ数週間、Twitterの中でリストカットやODの写真や書き込みが多く見られる。
前々から、若年層の書き込みはあったが最近とても増えている印象。

その中で私が思った事を書いていきます。

リストカットやOD

10代に一番多いのが、リストカットや市販薬でのOD(オーバードーズ)。

※ オーバードーズとは、薬を使うときの一回あたりの用量が過剰である事、または薬物の過剰摂取に及ぶ行為のことをさしています。

何故、若年層がリストカットやODをしてしまうのか?それは、不安や寂しさ等を紛らわす為だと思う。

私は20歳から精神科に通っており、精神薬とは長い付き合い。最初は、不安と誰にも理解してもらえない辛さから必要量以上に飲んでしまっていた。だからこそ、若年層がODをする気持ちが少なからず分かる。

リストカットやODをする子供達に、無理矢理その行為をやめさせようとする。それは、子供達と心の距離を遠くさせてしまうと思っている。
リストカットやODをする子は、自分の事を理解し見て欲しい。必要として欲しいと思っているのではないだろうか。

もちろん、リストカットやODはいけない事。
ただ、それをするには理由があり、その理由を解決しない事には止まる事はなく、繰り返ししてしまう。

私の周りにも、リストカットやODをしていた人達が居る。

・リストカットする事で生きていると実感できる
・辛すぎて多幸感が欲しくODをする

この2つの意見が私の周りには多い。
どちらも現実逃避

ネットの中に居場所を求める

今は沢山のSNSがあり、現実世界では理解されない事でもネットの中では肯定してくれる人達がいる。リストカットやODを投稿する事で、心配してくれる人達がいる。
知らず知らずのうちに現実より、ネットの世界に居場所を求めてしまうのではないだろうか。

当事者だから助ける事ができる

辛すぎる。誰か助けて。死にたい。

この様な書き込みはネットの中では日常的に書かれている。他人から見たら、そんなに悩む事でもないように思えるが…

それが今の子供達の全て

悩み事や辛さは人それぞれ違う感覚だし、10代だと今起きている事が全て。
辛くて話を聞いて欲しくて、大人に相談しても

「そんな事で悩んでるの?」
「社会にでたら通用しないよ。」


今起きている事が全ての子供達に、この言葉を言ってしまったら心を閉ざしてしまうだろう。
実際に「当事者じゃない人には理解されないから、話したくない」と話していた子供も居た。

そりゃそーだよね。

自分の価値観だけで判断するのでは無く、子供達の立場になって考える事。
自傷行為を無理矢理やめさせるのではなく、自傷行為の原因を知る事で自らやめるための支援が必要だと思っています。

私は自分が必要以上に過去に薬を飲んでいた事や、今も生きづらさを感じながら生活している。
そんな私だからこそ、築ける関係性があると思っている。

私のTwitterを見てる方なら分かると思いますが、私は全身タトゥー。それにピアスに派手髪に派手な服装。
そんな私を見て、この人だったら話してみても良いかも?と思ってもらえる事があります。
世の中的にはズレているかもしれないけど、そのズレてる人を必要としてる子達も沢山います。

助けて欲しいのに助けてと言えない子供達の繋ぎ役として、私達を活用してほしい。
同じ境遇だからこそ、話してもらえる事が沢山あるだろう。

最後に

まだ2年程の小さな小さな団体です。
ほとんどの事は、ささき(代表理事)1人で運営しています。
沢山の方々がボランティアで協力してくださったり、日々私達の活動を応援してくださったり、本当に感謝しております。
一般社団法人を継続して運営して行くのは、想像よりも大変で正直辛い時もあります。
でも、私自身10代の時に辛い思いをし、18歳で1年ほど失踪したり、生きづらい事を誰にも相談出来ずに過ごした20代でした。
同じ思いをしている方の為に少しでも頑張っていきたいと思っています。

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