見出し画像

【成功者から聞いた】未経験デザイナーの仕事の探し方

未経験のデザイナーだと、就職活動に苦戦する方が多いと思います。それは、数少ない「未経験可」の募集に殺到することが原因です。
僕は未経験デザイナーから相談を受けることが多く、そこで2つの疑問を持っていまいた。

1:なぜ、「未経験可」から求人を探すのか不思議
2:なぜ、エージェントや求人サイトばかりに頼るのか?

そこで、実際に転職活動が上手くいった方に、Twitterアンケートを実施してみました。その結果、デザイン会社に直接応募している人が5割と多数派でした。
つまり、うまく言ってる人はデザイン会社のHPに直接応募を実行していたということです。
この辺りの背景を少し推測&解説してみたいと思います。

なぜ未経験可に応募しない方が良いのか?


デザイン会社は一般的に「未経験可」で募集することは少なく、大体「実務経験2年以上」や「実務経験3年以上」などの条件が付きます。

エージェントだと、そもそも「未経験可」じゃないと登録させてもらえない場合も多いようです。それで、応募先がなくて諦める人も多いですね。

でも諦めるのは早すぎますよ。

僕の同世代はデザイン会社の経営者が多いですが、「未経験可」で募集すると本当に何もやってない人が来るという嘆きを割と聞きます。
いちからイラレの使い方やコーディング教えるのは勘弁という意味合いが強いと思われます。

つまり、「実務経験○年以上」は未経験を締め出しているわけではなく、一種のセイフティガードだと思います。
僕の体験でも、未経験者の方からDM相談に対して、もっと「実務経験○年以上」の求人に応募すれば良いんじゃないかと言っていました。

そして、実際に転職ができている方もいます。

また、「未経験可」の募集は、単純作業によりすぎなどデザイナーのキャリア的に微妙なものもあります。(全部ではありません)
今回は転職に成功している人をメインに、どんな方法で就職活動をしていたかを紹介します。

デザイン会社に直接応募派の人

アンケート結果でも、直接応募が上手くいってる人の中では多数派でした。
デザイン会社のHPへ直接応募は、評価も高まりやすいようです。
また、経験年数○年以上と書いてる所も多いですが、前述のように何もやってない人向けのガードだったりもします。納得できる仕事を探すには、直接応募がお勧めできます。(内実も後述します)

転職情報サイトを利用している方

アンケートによると転職情報サイトも専門+一般で4割と有力です。
人によっても探し方が色々なので、実例のコメントを紹介します。
大手よりは穴場の求人サイトやハローワークが根強い実績がありますね。

この場合も「未経験可」に限らず、経験者枠に申し込んでも良いと思います。
ポートフォリオの出来などの差もあると思いますが、採用実績があるとのコメントもあります。

エージェントにつてい

転職エージェントから面談になる人も10%程度はいるようです。ただ、未経験の場合はエージェントは向いてないと個人的に思います。理由は以下の3つです。

・未経験可にしか登録できないところが多い
・デザイン会社は外からはわかりづらくエージェントにあまり向いてない
・経験者のヒアリングによると、自分の希望と違う職種を紹介されがち

それ以外の方法の人

アンケート以外の方法で就職に成功している方もいますね。紹介だったり、ダイレクトリクルーティングも有効なようです。

最後に:どんな人が書いているか

1976年生まれの中高年デザイナー&ディレクターです。デザイン会社にいたのは10年ぐらい前で、ここ10年ぐらいは独立して自分の会社をやっています。

デザイン会社にいた頃は、何社かで採用窓口をやっていたことがあります。

そこで思ったのは、デザイン会社はそんなに採用が得意な組織じゃないという所です。10名前後の会社も多く、つねにスケジュールに追われている状態です。
なので、採用したいけど、活動している時間がない感じでもありました。

また、経験者採用の場合でも、未経験者からの応募も来ることがあります。その場合でも、ポートフォリをみて、良さそうであれば面接していました。

未経験だと技量が足りない場合が多いですが、制作物の数が多いなどでやる気がありそうな人は採用することもありましたね。

ただ、僕の経験はやや昔の話ではあります。そこで、最近のデザイン会社の方に聞いた所、直接応募の印象は悪くないようです。
通年採用の会社もあり、未経験の人でも面接に進むこともあるようでした。ただ、忙しくてサイトの更新の優先度が低く、採用情報を出してない所もあります。

なので、未経験だけどポートフォリオなどがある程度整っている人は、どんどん直接応募がオススメです。
また、求人情報サイトの経験者枠に応募するのも、全然ありだと思います。

アウトプットに自信がある人は、「未公開可」求人だけに絞るのは勿体ないと思いますよ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?