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美大目指す長女から教えられたこと

こんにちは。笹井純子です。

さて、たびたびnoteにも登場する我が家の長女。今日は彼女の何気ない言葉に深く納得したのでお話しようと思います。

長女は一年間の休学を経て、今オンラインで授業をたまに受けながら(ほぼ高校卒業に必要な単位は2年生までで取得しているのでこの辺は余裕があるのです)、引き続きイラストのお仕事をしながら、、、美大目指して予備校に通っています。



絵は幼い頃から大好きで、毎日何枚も何枚もかき続けていたのを覚えています。大好きなことには没頭するほうで、そんな風に好きになったものは独学でかなり深いところまで掘り下げていく娘。もちろん、絵に関してもやみくもに描いているのではなく、自分なりに毎回課題を克服しようと取り組んでいたようです。

ですが、やっぱりやりたいことを実現するために、美大に行く!!と決めた以上は基本を学ぶ必要がある、ということで春から美大の予備校に夜間通うことになりました。日々、デッサンや色に向き合い、新鮮な学びや刺激がたくさんあるとか。

今日は、こんな長女とのおしゃべりから気付きを得たお話です。Podcastでもお話したことですが、改めてnoteにも書いておこうと思います。


デッサンからの学び

私のSNSで使用するサムネイルなどを、最近長女にお願いするようになりました。そういうのが得意な人が一人いると、とても助かります。先日はそんな作業をしながら、「予備校どう?」と何気なく話をしていました。
すると…


「今までは一人で描いていたけれど、同じ熱量をもっている人たちに囲まれて絵を描いているというのはとても新鮮だし、めちゃくちゃ刺激をもらえる!」



「色んな方向からアドバイスをもらえるから、吸収することがたくさんある。だからもっと伸びしろがあるなと感じた。」


ふむふむ、それは素晴らしいじゃないか!

家で「すごいね」なんて言っていても、それ以上のアドバイスなんてあげられないものね。



そして、こんな話もしてくれた。

『デッサン』は真実を描くこと。ありのままを描く。その為にできるだけ対象となる物を客観的にみるようにしている。『きっと、これはこんな形だろう』と潜入感を持って書くと、正しいものが描けない。意識しないとそんな風に自分のフィルターを通して見てしまう。自分の主観でみない。真実を見る。その為にはフラットな状態で物事をみることが大事。」

なるほど、改めて「デッサン」というものを考えた瞬間でした。「そこにあるものを見て描く」というのは間違いではないけれど、それはつまり「真実」を描いていること。

これは何も絵に限ったことではありません。

人を見る時、物事を見る時、どうしても主観…自分の眼鏡をかけてみているように思います。でも、それは真実でないかもしれません。自分の都合のいいように解釈しているのかもしれません。ちょうど以前「澤円」さんが同じようなことをvoicyで話されていたのを思い出し、ちょっと嬉しくなりました。

デッサンとは真実を描くこと。その為に、「客観的に」描く対象物を見なければいけないように、人や物事を見る時にも都合のいい眼鏡をかけて見ないようにしなければいけない、改めて大切なことを教えられた瞬間でした。


そして同時に、子供達がどんどん成長していることを感じた瞬間でもありました。母ちゃん、嬉しいぞ!



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