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おせちのお煮しめ

私の故郷は北海道です。
この年末年始も雪によるフライトキャンセルにおびえながらも無事帰省・帰京ができました。

帰省の際、北海道で購入したごはん&お酒のお供に加え、実家の母がローストビーフをはじめ、大量のおせちその他を持たせてくれたため、そちらを温め直したり、解凍したりで当面は豊かな食卓が保証されている我が家です♪

今回は空港での混雑を避けるため、機内持ち込みOKサイズのコロコロを引っ張って帰りましたが、毎度のこと、見事なパッキング術でもろもろを詰め込み、私よりも先にスーツケースのコロコロ部分が悲鳴をあげて壊れそうになりながら、機内では「おぬし、怪力か?!」っていう力でそれをエイヤっとコンパートメントに格納し輸送します。当面のごちそうのためですから、こちらも必死。毎回火事場なみの馬鹿力を出します。

(ちなみに、日本でも優しい殿方が荷物下ろしましょうか?と手伝ってくれるケースがたまにあるのですが、本当に申し出たことを後悔させる重さだろうと申し訳なく、そしてその方の腰が壊れませんようにと祈りながら見守っています。)

さて、5日の朝に東京に戻ってからは、少しずつ母作のおかずを温め直して食べています。お正月に外が寒くてほぼ実家から出ることもなく過ごしている中でFacebookに友人・知人がUpするおせち料理を興味深く拝見しました。手作り、デパート、ホテル様々のおせちの数々、中に入っているもの、お重への詰め方、お皿への盛り付け方法etc・・・本当に色々で面白い。

ウチのおせちは毎年ほぼ変わらぬ内容で味付け数の子以外は母が数日かけてほぼすべて手作りをしていて、ここ数年は元旦の朝に「眠い」だ「寒い」だ言いながらいやいや起きてきた私がお重に詰めるという作業で完成させています。

下の写真↓はウチの母作のお煮しめ作りです。お正月だからといってにんじんをお花型になどしません。ごぼう、れんこん、こんにゃく、たけのこ、凍み豆腐、ちくわ、サトイモ(今年は海老芋)、練り物、細切れの豚肉そして干しシイタケとその戻し汁(写真の液体)が入っています。お正月くらい、にんじんやれんこんを花形にしては?と意見しますが、母の答えは決まって「そうね~。来年はよろしく~。」です。ちなみにこのお煮しめは大みそかの夜に作り、その日から食べます。毎日温め直すので、徐々に煮崩れてくるのですが、時間が経ったものもそれはそれで味が染みて美味しいのです。お重に入れても鉢に盛ってもインスタ映えはゼロですが、私はこの味が大好きです。 


あと、元旦の朝にお雑煮というご家庭は多いかと思いますが、我が家はルーツが東北ということもあり、もち好きです。母の子供の頃からの習慣で元旦の朝にはお雑煮と共にお汁粉も用意されます。朝からお重に入った絶品おつまみと共にお神酒にビールという私はなかなかおもちには到達しないのですが、これも毎年の習慣なので、いざお汁粉がなくなったら寂しくなるのかもしれません。


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