細蟹

十八歳 仮面浪人 早稲田志望

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十八歳 仮面浪人 早稲田志望

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わたしたちの夏

さわやかな空に  きらきらしたお日様 熱さを加速させる蝉の声 私たちの表情 を 隠した布を はずしてみたら うっすらと香る 蚊取り線香 と 晩御飯の食卓 ゆらめくコンクリート じめったい空気 なつかしい子どもたちの声 私たちの心の不満 を 放流させるように カネコアヤノは 今日もオーディオ から

    • 秋学期、休学したいな

      • 今の大学の粗を痛感する度に、 早稲田に行きたい気持ちは“逃げ”なのか? 地元の友達の遊びの誘いを断る癖に、 あの先輩と会って勉強したいというのは、 どのような心理における“拒絶”なのか? 雷が激しく鳴って砕ける音の先は、 私の心が弾けることへの“導線”なのか?

        • 頑張っても報われない。 私の僅かな友人達の作品ばかり、 優秀な成績として取り上げられる。 私は無能だ、とビリッと痛感する。 しかし、私は受験勉強を並列して 平均以上の作品を毎度提出し、 単位を取れている。 自己愛と自己嫌悪で、 もうぐちゃぐちゃになりそうだ。

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        わたしたちの夏

        • 秋学期、休学したいな

        • 今の大学の粗を痛感する度に、 早稲田に行きたい気持ちは“逃げ”なのか? 地元の友達の遊びの誘いを断る癖に、 あの先輩と会って勉強したいというのは、 どのような心理における“拒絶”なのか? 雷が激しく鳴って砕ける音の先は、 私の心が弾けることへの“導線”なのか?

        • 頑張っても報われない。 私の僅かな友人達の作品ばかり、 優秀な成績として取り上げられる。 私は無能だ、とビリッと痛感する。 しかし、私は受験勉強を並列して 平均以上の作品を毎度提出し、 単位を取れている。 自己愛と自己嫌悪で、 もうぐちゃぐちゃになりそうだ。

          明日、英検準一級だ…… 大学の課題に追われる7月だったので、 ほとんど勉強出来ておらず、 あくまで新形式の下調べや時間配分の 感覚を確かめるつもりで挑もうと思う。 だから、明日を強みにして、 8.9.10月に申し込んだ分で絶対に受かるぞ。

          明日、英検準一級だ…… 大学の課題に追われる7月だったので、 ほとんど勉強出来ておらず、 あくまで新形式の下調べや時間配分の 感覚を確かめるつもりで挑もうと思う。 だから、明日を強みにして、 8.9.10月に申し込んだ分で絶対に受かるぞ。

          吐露

          突然、受かるか不安になっている苦しい。 しかし、苦しい分早稲田に行きたい。 過去の応援してもらった写真や参考書。 中塩さんや平川さん達の眼差し。 全て全ての早稲田に関することが 私の行きたいという感情に結びつく。 不安などの感情はその事象へ しっかり向き合っている証拠だし、 目的への行き先が明確になっている証拠だ。 勉強の不安は勉強でしか解決できない。 頑張ろう。めげても立ち直れる強さがあるから。

          私は受験を支えてくれている方がいます。 両親はもちろん受験以外も、常に感謝が溢れます。 友達も私の話を聞いてくれる優しくて、 面白くて素敵な方々ばかりです。 今回語る、その方は先輩です。 部活でも、バイトでもなく、人間としての。 出会いも奇跡的で、話せば長くなりますが、 簡潔に申しますと、私が声をかけて名前も聞かず別れ、 しかし、知らずに私がまたSNSで声をかけたら、 偶然、その彼女で、それはひっくり返りましたね… 早稲田の繋がりでこんなに素敵な方と出会えるとは… つらい

          心踊

          大学の少し気になっている(波長が合いそうな) 男の子に話しかけ、連絡先を交換して数週間… やっと渾身の勇気を振り絞って、 本日改めて声をかけ、一緒に帰った。 一見、というか本当にそうなのかもしれないが、 とてもクールで冷淡な方だと思って、 私ばかりの会話で止まるよなぁ、と懸念していた。 しかし、思いの外、会話の中で 一瞬地面に落ちたボールを 投げ返してくれたのだ。 そのまま、意外と会話が続き、 ありきたりなことばかり話した。 話しかけて良かったなあ、と思った… LINEは

          人々

          森島慎之助さんが早稲田出身だった。 大好きで、DMにてCDを購入したことを伝えた。 彼は丁寧に返してくれて、ライブに誘われた。 しかし、私は仮面浪人で早稲田を目指すと伝えた。 彼は丁寧に、早稲田に通っていたことを伝えてくれた。 この一連の流れを踏まえて、しみじみと感動した。 本当に話しかける方々、みんな早稲田出身で 運命のようなものを感じながら、畏敬の念を抱く。 え、本当にすごいな…いくら有名な学校とはいえ… 嬉しかった、話しかけた方々はみんな優しい。 寛大な心で私を

          両親は家庭的に受験というものを とくに必要としない人生だった。 父親は、長男で会社を継ぐことが決まっていた。 母親は母子家庭で裕福な家庭ではなく、 バイトに明け暮れ、実家から離れることが目的だった。 その上、特に今の比べて時代の変遷から、 バブル期の日本の高らかな希望に満ちた時代に 青春時代が重なっていたこともある。 他にも専業主婦が多かった世代でもあるだろう。 そこで私だ。父のおかげで、豊かに暮らせて 両親にとても恵まれていると思う。 小学生の頃から喧嘩は絶えずかなり離婚

          9日に早稲田大学で大好きな先輩と、勉強しようってお誘いをいただいたのよ…嬉しいな〜〜〜がんばるぞ〜

          9日に早稲田大学で大好きな先輩と、勉強しようってお誘いをいただいたのよ…嬉しいな〜〜〜がんばるぞ〜

          英語の時間、絶望した 彼らは本当に基礎的な英語がまともに出来ない 私が流暢に話せたら微妙な空気になる だから、馬鹿なフリをする どうしてここまで勉学を勤しんできたのに、 こんな監獄でにこにこと会話を繋げればならないのか 私がクラス分けテストをあえてしなかったせいだが、 プツンと何かが切れるように途端に悲しくなった 早稲田に行きたいと深深と歯を食いしばる 人と出会う時も心を閉ざしてしまう 早稲田にいきたいからだ 我慢というよりも、割く気力がもうないのだ でも、六月…という

          熱から融解への書き出し

          暑い…この暑さに対抗する文明 しかし、野生を駆け回る生命らはどうする この増幅する暑さにどうやって対抗する 進化を遂げるのか、死を翔けるのか… 彼らが貪る知恵の果実が尽き果てぬうちに… 彼女らはそれを幽玄な微笑で見ない振りをするのか この繰り返しを重ねながら、 二面性の苦しみに押し潰れて声も出せず ただ、一直線になった私達の地平線 それを無我夢中に駆けてゆくのだ

          熱から融解への書き出し

          11.6.2024 12:48

          寝苦しさを誘発する昼間の熱風 その風に流される冷やされた汗と蝶 無色透明の輝きはその熱さえも 知らなかったようだった 迷って見逃したバスに乗った方が良かったのか 拒んだ首の角度は地獄に堕ろされる入口の導線 無惨な知らない名前の草花に視線を送り求める

          11.6.2024 12:48

          白濁

          期限切れのヨーグルトを棄てる。 5.24と置いていかれた日付は、 今が6月であることをたらしめている。 ただ、6月ということを感じていればいい。 使い捨てのコンタクトを棄てる。 濁る微かな色の液体は、 今が滞留であることをたらしめている。 ただ、滞留ということを感じていればいい。 漠然と、薄らいだこの疑念を…… それは、ナメクジが這うほどに、 枯渇したコンクリートのようでした。

          初夏の生命からのささやかな咆哮 父の一人称が“私”から“ワシ”に移行する流れの色 公園の砦から、淡い若草の踊り 私のノートの切れ端の尖り 強い意志を抱きしめてあたためないといけない