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2020.07.31  雨 24°/28° 無限挿し木

今日は朝起きて、キッチンにいくと美味しそうな食パンが置いてあったんですよ。そうそう最近流行ってるやつ。日中に並ばないと買えないやつ。高級食パンってやつ。よくわからないのだけど、いつも友人が買ってきてくれるんだって。だいたい月に2回くらい置いてあるので、皆さんはいつも常食しているのでしょうか。食パンだけに。美味しいもの食べてますね。持つべきものは友人だなぁって。

おかげさまで、早起きをしたのに食パンを厚切りにしてオーブンへ。その間にゆっくりコーヒー豆を挽いてから、ドリップ。無調整の豆乳をたっぷり注いだぬるめの「ソイラテ」といっしょに、トーストした食パンを噛み締めながら、堪能していたらですね。あっという間に時間が過ぎて、貴重な朝の畑の時間がなくなりました。ゆとりは大切。しかし、ゆとりすぎると時間がルーズになる。私はちょっと早足がいいみたい。

今日のカバーは 地面に無造作に挿したモロヘイヤ です。

突然ですが、挿し木ってしたことはありますか?

私は山梨で畑を趣味の畑を借りた1年目に初めてやってみたんです。その畑は桃畑に囲まれていて、周囲には高い建物がなくって、風が通る畑でした。野菜作りを始めた時に、お世話になってたおじいちゃんから教えてもらったんです。お初の挿木はなんでしょうって「トマト」だったのですね〜。

なんでトマトかって、家庭菜園初心者はトマトを選びがち。って、私も例に漏れずそうだっただけ。たまたまトマトだったということなのですが、当時はとにかく節制をしておりまして

「脇芽をな、土に刺すと大きくなってもう一株苗ができるぞ」

って、あなた天才かよ!って、これはヤバイ。秘密の技術を教えてもらった、これは本当にすごいことを聞いてしまった。それって、トマトの苗を一株買って、脇目を挿し続けたら半永久的にトマトが取れるんじゃないのか。って気がついてしまったのです。無限トマトってまさにこのことか!

って、いつも以上に増し増しで、大袈裟に書いてみました。だって、調べてみたら、クローンの元祖って書いてあったから、張り切ってしまった。



その時は単純にですね、なんだか面白そうだなって思ったんです。だって、切り取った脇目って、要は茎の途中から切られているわけです。人間であればなんでしょうか。体の途中で分かれてしまった、一部を切り取られてしまったのよねって。そこから作物によってはですね、水や土に挿木をすると、ニョキニョキと根っこが生えてくるんですよ。ショクブツってすごい!

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まだ大きくなるはわからない

モロヘイヤ君は挿木をしてから、もう2週間くらい経過しているから根っこがもう出ているのでしょうか。お試しで抜いてみたい気がするけれど、そうしたら終わってしまう気がして、抜くに抜けない。もう1週間、気を抜かずに様子をみてみましょうか。

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地面を目指すものたち

こちらは私の手を借りなくても地面に勝手に刺さっていくのです。挿木ではないのだけれど、花が落ちた後にニョキニョキっと管が伸びていく。それも天に向かってではなくて、地面へと向かって伸びて、やがて刺さっていく。次から次へと地面へ刺さっていく。そしてその管の先に、皆さんご存知、殻に包まれた落花生がつくんですって。なんだか想像できないですよね。

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ピーナッツ一粒から

手元には素焼きナッツが置いてあって、小腹が空いたら数粒お口へと運ぶんだけれど。このナッツには次の世代へと命をつなぐ奇跡が詰まってるんですよね。いつの間にか葉っぱがもっさり。そりゃあ栄養がいっぱい詰まっていますよね。毎朝飲んでいる豆乳だって、何粒の大豆を絞ったんでしょうか。小さくて大きな命をたくさんたくさんいただいている。

さて、書いていて気がついたのですが、人生で初めて挿木をしたのは小学校の時なのかもしれないって、気がついてしまいました。何を挿木したって「さつまいも」なんですよ。いわゆる切り苗ってやつ。初めはあんなに萎れていて、本当にこんなふにゃちんな茎と葉っぱからサツマイモがなるのかなぁって疑問いっぱい。しかし秋になると毎年収穫できていたっけ。高学年になると、なんだかルーチンワークで、サツマイモってそういうものなんだって当たり前に感じていたけれど、サツマイモの方がトマトよりも無限っぽい。

さて、明日はお仕事はおやすみ。畑はまだ乾いてなさそうだから、お庭で秋のために種をまかねば。育てたいものがたくさんあって困ってしまうな。

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