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2020.06.20 曇後晴 19°/26° 雨上がりのお化け

「雨上がりは畑に行ってはならんよ」

山梨にいたとき、よくお世話になった野菜の師匠が言っていたのを思い出しました。特に理由は行っていなかったんだけれど

「あんましよくねえだよ」

しかし梅雨の時期ってどうしても雨が降った後に畑に行きたい時がある。野菜にはぐんぐん大きくなる子たちがたくさんいて、よなよなお化けがやってくる。私が他の場所で動いている時。日中も蔓や葉っぱの下に隠れてお化けが増産されていく。そして久々に畑に出向いて収穫をしていると・・・。

きゃ〜!


って、なんてことにはならないけれど。あ〜またやっちゃったなぁ、小さいうちに収穫してあげればよかったなぁって。そうしてかならずやることがある。「おばけがやってきました」ってSNSにアップする。それもお楽しみの時間。なかなかお化けって実物みたことないですから。


今日のカバーは 満開な伏見とうがらしのお花 です


野菜の師匠がいっていた「あんましよくない」っていうのは経験からきているのかわかりませんが、雑誌でもネット上の情報でもしかり。雨上がり後、湿っている土を踏みしめてしまうと、土が硬くなるだとか。これはべつに土が硬くなっても耕せばいいやって部分ではあるけれど。

もう一つ気になることがあって「人間が外部から菌を持ちこむ」という点。雨が降ったあとは最も菌が繁殖しやすい環境らしく。地表近くに張り巡らされた作物の根っこを踏みつけて傷をつけてしまったら最後。瞬く間にそこから病原菌なのかカビなのか、小さいその傷が作物の株全体を枯らせる結果に繋がるって。

急にトマトが・・・ナスが・・・。って、立ち枯れ病になってしまったことが過去にあったのだけれど。もしかしたら私にある菌が一緒にくっついてきて、知らぬ間に畑に居つかせてしまったかもしれませんね。そうして知らぬ間に作物を枯らせるなんてと思うと。菌も恐ろしいけれど。それを運ぶ人間もというかなんというか。やっぱりお化け怖い。


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ほうれん草はとう立ちしてる

先日紹介してもらった本に書いてあったのだけれど、適切な時期に種を蒔くということはとっても大事なんだなぁと感じさせられます。ほうれん種はやっぱり夏場のお野菜ではないから、こうしてあっというまにとう立ちするし。急に子供を大人にしてしまったようで、本当に申し訳ない気持ちになってしまった。畑が空いていると、なんか植えたくなってしまうけれど。人間様の勝手は命を縮めてしまうね。ごめんなさい。


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カマキリの子供たちが4匹

今日はなんだかたくさんのカマキリに出会う日でした。昨年も多くのカマキリたちに出会ったけれど、カマキリたちは畑にとっては害虫を食べてくれる益虫でもあるので。大きく育ってほしい。まだまだ子供カマキリなので他の虫に捕食されてしまうのが心配でしょうがない。

日曜日は太陽がばっちり出て、畑を乾かしてくれることでしょう。少しだけでも畝立てられるといいけれど。


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