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2020.07.02 曇後晴 22°/31° 想像した悪いことは起こらない

一昨日の夜から降り続いた雨は、昨夜が一番のピーク。風と雨が窓を叩きつけていく。今回は2日半ほど強い風雨が続いたこともあって、私の頭はたくさんの不安でいっぱいになってしまいました。畑の作物は半分以上はダメになっているかもしれない。ズッキーニは風にあおられて茎が折れてしまっていないか。オクラはきっと風でなぎ倒されているなぁ、せっかく実がついた甘とう類も実を落としてしまったり、付いていたとしても傷果になっているだろうなぁ、って恐れやら不安やらと、たくさん湧いてきては消えていって、いつの間にか私の意識は消えて、昨夜は眠りについてしまいました。

今日のカバーは 何事もなかったかのようにゴーヤ様 です

私が眠りについて、皆も寝静まっていた間に嵐のような雨、風はどこかへといってしまったようで、畑に行こうと家の玄関を開けると、雨上がりの生温い空気の先に気持ちの良い太陽が見えていました。

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一番の被害?のモロヘイヤ

結局のところ、冒頭で話したことはほとんど起きませんでした。というか起きておりません。倒れていたのはオクラの若い株、モロヘイヤが少し倒されていたこと、万願寺唐辛子の若苗が成長した先だけお辞儀をするように地面についていただけ。たったそれだけ。ほぼ全ての作物が2日分の成長と共にでむかえてくれたのです。モロヘイヤさんは倒れていた株を起こして、左右をテープで支えるようにして、ほぼほぼ元どおり!

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ただただライムホルンが大きくなってた

あんなに風が強かったのにびくともしておりませんでした。あまりこの場所では風の影響がなかったのか、それとも私がしっかり支柱にこまめに誘引していたからか、いやいや、きっと作物の生きる力が良かったのでしょう。結局のところそういうこと。人間が思っているほど弱くないんです。毎日のように露地でいろいろなものにさらされているのですから。

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ライムホルンは優秀すぎて

嵐の次の日でもこんなきれいな実が着々と育っているから驚き。近所のホームセンターでも一際良い場所で陣取っている「サントリー本気野菜」シリーズからライムホルン。売間の苗の中で他よりも一回り、二回りほど価格が高いのです。やはりコストをあまりかけずに家庭菜園をやりたい人のほうが多いと思うので、この子は高嶺の花。普段はなかなか手が出ない。しかし今回はパッケージにものっていた、このきれいな黄緑色に惹かれて、知らぬ間に手にとっていて、買ってしまったのです。実がつくとパッケージの写真と同じ、きれいな黄緑色。大ぶりで形も良い。たくさん味がつくし、味も甘さがあって美味しいのだから、文句のつけようがない。きっと来年も苗を見かけたら買ってしまう自信がある。コストに見合った、いやそれ以上のお買い物でした。ごちそうさまです。

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インゲンくんは、モジャモジャしげるくんになった

間引くつもりでタネを多く播いて、結局間引かずにここまできたら一気にしげるくん。モジャモジャって書いてあるけれど。根元の方はもう三密なんかでは表現できないくらいのみっつみつになっている。

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そして真ん中にクリムゾンクローバー

地面より上でこんな感じなのだから、地面の下。土の中では壮絶な栄養素の奪い合いが起きているんじゃないかと推測される。それもかなり。そうなると周りには栄養がないので、栄養を探すために地表の浅い場所ではなく、土の深くまで根を伸ばしているのかもしれません(あくまで想像)豆を播いた後は土が肥えるといわれますが、きっと秋口の後作に選ばれた野菜はとても良い環境で育つのでは?きっと立派な作物が取れるんじゃないか!って今から期待をしている。その前にインゲン様をたくさん収穫したい。密生しすぎて実がつかないとかあるのだろうかって疑問もありつつ。今回はこのままで様子を見たいと思います。


さてさて、なんだかんだで冒頭の悲観ムードから一転して、明るい展開になってしまったのですが、今回もまざまざと感じたわけです。人間が想像する悪いことのほとんどは起きない。実現しないんですよね。念じたりないだけかもしれませんがw

夜も寝れないくらい不安と戦っていた時期もありましたけど、何度かそれを繰り返していくと、想像した悪いことのほとんどは起きないってことに気がつき始めます。おかしい。全然悪いことが起きない。起きたとしても別に大したことじゃなかった・・・。みたいに。

そうなってくると変に悲観的になることもないし、期待もしすぎなくなっていく、波が穏やかになっていく。大きな波を乗りこなすのもきっと楽しいでしょうけどね。だから不安がやってきても大丈夫。その不安を超える事態にはならないし、その不安は実現しないから。なんだか悟ったようなことをいっていますが。これも毎日を健やかに過ごすための知恵の一つかもしれません。

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