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思い浮かべる理想の生活が本当になりたいものとは限らない

やはり多くの人が、
「理想の暮らし」っていうと  
【お金に余裕があり、都会に暮らし、結婚して家庭に恵まれ仲睦まじく幸せに暮らす】
ことだと思い浮かべるのではないでしょうか

そして、多様化が進んだ今、
結婚したくない!子供を産みたくない!というスタンダードモデルからはずれたがる人もいる。

なぜ皆幸せに対して一貫したイメージを持っているのか?

しかしやっぱり、元々のみんなが思い浮かべる理想像ってなんか一貫してますよね。
なんでかな?
これってTVや雑誌などのマスメディアで
【幸せってこう言うものだよね】
みたいな、一貫したイメージの刷り込みがあるからだと思うんです。

例え先ほどの理想像からはずれたとしても、

その後の理想とする生活が
【豪邸に住み幾つもの拠点を持ち、海外旅行をして時々ラグジュアリーホテルに泊まり自由な生活】
だったら、
やっぱり資本主義至高みたいな考え方だなって思う。

つまり、
「とりあえず大企業にいこう」
とか
「この人が良さそうだから結婚しよう」
と同じで、
「お金持ちになって自由な生活をしよう」
も結局誰かが作りあげた幸せのイメージに囚われているのではないか?と思うのです。

理想の生活を見つけるには

理想とする生活っていうのは、
自分ととことん向き合うことで初めて具現化すると思う。

よくある自己啓発本やセミナーで
「理想の生活を考えてみましょう」というワークは多いけれど 、考えて1、2週間とかでわかるものではないと思うのです。


何十年もトライアンドエラーをして過去を分析してやっと得られる「自分のデータ」を手に入れて初めて
自分に合った理想の生活っていうのがわかる
と思う。

これは吉本ばななさんの「違うことをしないこと」で気づいたことでした。


だからこそ興味があることにはとことん挑戦した方がいい。

ラグジュアリーホテルで感じた違和感

例えば私だったら、ラグジュアリーホテルに泊まってみたい!って思って泊まったけれど、

ホテルのどこまでもお金をとってくる感じとか、
全てが整備されて人の気配がしない感じが
「ちょっと違うな」ってなって。
人との距離がビジネスライクすぎて、血が通った感じがしないの。

あと気づいたのは、ホテルや一流旅館のサービスって究極
【不自由がない暮らし】だから、
「あーめっちゃよかった!」って大満足っていうよりも、「痒い所に手が届くわぁ〜」みたいな快適さを感じることなんだなって思いました。

そんでもって、
「うーん?高級ホテルってこんなもん?だったら自分の家を理想の空間にする方がいいな?」って思った。

もしかしたら自分で払ったらもっと違う感情があるかもしれないし、仕事でいくらでもお金気にせずサービス使っていい!とかだったらめちゃくちゃエステとかルームサービスとか使って大満足なのかもしれないので、これからも実践の日々です。

ただ、ホテルのラウンジの雰囲気はめっちゃ好きなんだよね。

広いし、ゆったりしてて時間気にせず話せるし。
普通のカフェと違って、落ち着いた時間が過ごせる。

あと、沖縄とかハワイみたいな南の島のホテルはめっちゃ好き。都会とはちがって、張り詰めた感じがないからかな。

飲食店って大変

私、アルバイトも色々やったことがあるんですが、(7つくらい)

バーで働くのになんとなく憧れがあって、1ヶ月くらいだけ知り合いのお店で働いたことがあったんです。

そこがオーナーの人がお客さんの悪口言いながらも表ではニコニコしてて、お金めっちゃとる、みたいなお店で。

グラス拭くにしても、「絶対割らないでね!」って言われて緊張しちゃうみたいな。

ああいう、高級店ならではの張り詰めた空気とか、拝金主義的でドキドキしちゃうところとかが、やっぱりここは私の居場所じゃないなって思っちゃった。(まぁ私が学生で、お客さんとしてターゲティングされてないからかもしれないけれど笑)

お金だけで繋がるサービスって本当にお金だけだなって思っちゃったんですよね。

あと経営者って大変だなっておもった、、、
お金のこといっつも考えなきゃだし。

そういう意味では、フリーランスいいなって思った時期もあったけど、やっぱり、会社員の方が幸せなことってあるよね。

カフェ店員やドラッグストアの経験もあるんですが、
チェーン店特有のマニュアルな感じとか、お客さんの無表情で死んだ感情の感じとか、が
【人間工場にいる】みたいな気分になって無理だった。
ドラッグストアはレジに着くと必ず一人は変な人がいて、直接生活に関わる職種(特に食!)だと、余裕がない人が混じってくる確率が高いなって思った。

だからこそ、変な人から自分を守るためにも、ちゃんと能力を身につけてある程度の地位がある職業に就きたいなって思った。

理想の生活に近づくことって、意外と地味

理想の生活に近づくことって、
行動していく中で感じた「小さな違和感」を見逃さずに、少しずつ取り除き、
自分が没頭できるものを仕事や生活に取り入れる作業だとわたしは思う。

地道な作業で果てしない作業が理想の人生設計の上で大切なんじゃないか。

結局、人生の序盤は壮大な自己分析なんだね!


お金持ちになりたい!とか自由でいたい!みたいな、

流行りのノマドライフ、フリーランスや資産運用

が向いている人もいれば

会社員、主婦、少ない収入で質素な生活

が向いてる人も居ると思う。

私が好きな、大原扁理さんとかまさにそれ。
(本おすすめですので読んでね↓)

不安は9割捨てました

思い立ったら隠居 週休5日の快適生活 (ちくま文庫)

だからわたしも、巷のキラキラとした情報ばかりに目が眩んで、
また今までと同じように向いていない事をしてしまわないように気をつけている。


SNS上でキラキラしてる人は実際そう見せているだけで幻想なんだろうなとも思う。

何かを主張している人を見ると主張しなくてはいけない何かがあるのかなって危うい気持ちになる

昔は有名になりたかったりお金持ちになりたかったけど、

本当のわたしの理想の生活とは、

信頼できる人に囲まれて
お金や人間関係にかき乱されることなく、穏やかに暮らすこと。

料理をしたり、文章や絵を描いたり、創作をしてそこで生まれたものを必要な人に届けること。

誰かに寄り添い支えとなること。

そこを見失わないようにしよう。

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