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オンラインでイベント参加へのハードルは下がったが、またがなくなった


コロナウィルス感染拡大を防ぐため、多くの人が集まるイベントは中止、
もしくは延期を余儀なくされた。
週末の楽しみがガクンと減った。
イベントへ行けなくてもレポを見たり、Twitterで公演後の写真を眺めたり
することができたことで楽しかったのに……

そして、イベントはオンラインで配信されるようになった。
生で出演者を見ることはできないが、チケット数に限りはなく、
家に居ながら楽しめるようになった。金額もお手頃だ。

しかし、私のイベントの参加率は上がっていない。
なぜだろうか…………


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私は理由として現地参戦イベントにしかない”特別感”が挙げられると思う。
それを演出するのが参戦までの行程所々にある運要素だ。



イベント参戦までの行程は以下の通りだ。

イベント開催のお知らせ → チケット申し込み → 当落 → 
→ グッズ購入(事前通販)→ 準備(当日の服装をそろえる、出演者への手紙、会場までの地図・電車乗り換え確認、持ち物リスト作成、LIVEでの熱中症対策…………)→ 

当日は


会場まで移動 → グッズ購入(現地調達)→ 会場入り →
→ 本番 → 興奮しながら帰宅

という感じだ。



対してオンラインは

イベント開催のお知らせ → チケット購入 → グッズ購入(事前通販)→ 自宅で鑑賞

こんなもんだろう。
視聴環境を整えるなど多少の準備はあるかもしれないが、現地参戦のときと比べて、明らかに行程が少ない。

現地参戦イベントにはやらなければならない、いや、イベントを心置きなく楽しむためにやっておきたいことがたくさんある。
それをこなすためには時間も手間もかかる。
しかし、それをしているときにイベントへの想いは強くなり、一段と楽しみが増していく。
そして、イベントが終われば、準備の時間もひっくるめて、いい思い出になる。




また、ここまでイベントにかける想いが強まる要因は運要素だ。
チケットを取れるか、どこから見るかは運によって決まる。

運営側の利益を考えれば、必ず満席にしたい。
そのため、応募してくれるであろう人数の少し少なめのキャパ数でイベントを行う。
したがって、応募した全員がチケットを手にすることはできない。
その「イベントに行けるとは限らない」ところが当選したときの喜びを
与え、特別感を演出する。

座席の位置も同様だ。どこで見るかによって見える景色が違う。
イベントに参戦できるだけで嬉しいとはいえ、せっかくなら近くで出演者を見たい。
座席の位置が特別感を倍増させる可能性がある。
また、座席による差がそのイベントに何回も行きたいと思わせる。




オンラインはみんながチケットを取れる。みんなが同じ映像を見る。
また、どこからでも見られる。期間内であれば、いつでも何度も見られる。
とても平等で、便利だと感じる。

しかし、現地参戦イベントの持つ非日常感が恋しい。
一瞬に賭けるあの感じをもう一度味わいたい。






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個人的な話、オタク的なイベントに誰かと参加したことがない。
1人は気兼ねないけど、周りで楽しそうに話している人を見ると、
「いいな~」と思う。
誰かと一緒に盛り上がったりしたい。感想をすぐ言い合いたい。




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