心臓と人の性格
中学校で、体型とヒトの性格に相関があるらしいことを習った。エビデンスは疑わしい。
心臓とヒトの性格は、かなりの相関があるようだ。きょうは、そのことを少しだけ述べたい。
心臓の大きさのことではない。心臓の心拍数と性格の相関である。現在、犯罪心理学でも、この心拍数研究が注目されている。
安静時心拍数は60から80ぐらいがふつうである。が、これが60以下な人が一定数いる(心疾患による心拍数低下の人を除く)。
犯罪者の心拍数研究によると、犯罪者の安静時心拍数が低い傾向にあることが分かっている。
安静時心拍数がずっと60以下の人の暴力事件確率は39%上がり、盗み・詐欺などの非暴力犯罪を犯す確率は25%上がる。つまり、安静時心拍数が低い人ほどサイコパス行動を起こしやすいことが分かっている。
例えて言えば、万引きする時に心臓がそれほどドキドキしないのだ。ふつうの人なら、悪いことする前の心臓はドキドキして心拍数が上がる。人によっては100を遥かに超える。が、すでに述べたように心拍数が上がらないので、平気で悪いことができるのだ。
安静時心拍数が低いと、犯罪行動をしやすいことは、性別・年齢とは関係がない。子供でも、安静時心拍数が低いと、反社会的行動に走りやすいことが分かっている。
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