コーデにおける上半身と下半身の役割
コーディネートにおける上半身と下半身は役割が違います。
前回の記事にも登場しました私がメンズファッション界で尊敬する方の一人、MB氏はこう説きました。
コーディネートにおける上半身と下半身はお味噌汁でいうと、
【上半身はお味噌汁の具、下半身は出汁だ】
と。
・トップスは印象を変える
・ボトムスは印象を整える
とも表現されています。
メンズが服を買うと、10着買ったとするなら大体トップスが7枚、ボトムスが3枚といった買い方をします。
つまりほとんどの人のクローゼットは圧倒的にトップスの方が多い訳です。
被服費をかけずにおしゃれになりたい。
それなりの印象で良いからさくっとおしゃれになりたい。
という方も多いかと思います。
そんな方は、ボトムスを購入される事をおすすめします。
理由は上記に書いている通り、下半身は印象を整える役割があるので、下半身が整っているとどんな服を着てもそれなりに見えるようになるのです。
どんなボトムスがいいかというと、【黒で細身のパンツ】を購入してください。
最初はユニクロの商品がいいでしょう。
どこでも買えるし、値段も手頃です。
足の太さが標準的な方であれば、黒のスキニーデニム。
ただスポーツなどをやられていて、太ももが太く、スキニーなんて履けないよ!という方は、黒のテーパードパンツをおすすめします。
服の印象は先端部分で決まります。
なので太もも部分にある程度ゆとりがあっても、裾が細くなっていれば、全体の印象は細身に見えるのです。
あともう一つポイントは足首(アンクル丈)くらいで裾上げをする事です。
裾に布がたまっている状態をクッションと呼びます。
このクッションがボトムスにあるとルーズな印象を与えてしまい、細身に見えにくいです。
ですので、初心者はしっかり裾上げをする事をおすすめします。
もし余裕があれば、靴も黒のスニーカー、もしくは革靴を購入されるといいでしょう。
その際は、先端部分がある程度細く、靴底が薄いものがいいでしょう。
靴底にボリュームがあるものもかっこいいのですが、靴にボリュームがありすぎるとそこに目線が集中し、足が短く見えてしまいます。
また黒のボトムスと黒の靴でひとつなぎになり、足が長く見える効果を生み出します。
また下半身が細身になると、IラインもYラインも作りやすいのです。
黒の細身のボトムスと黒の靴。
この2つを入手すると手持ちの服が生き返る事でしょう。
被服費を無限にかける事ができる方でない限りは、まずはそこから始めてみてください。
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