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果実と砂糖の雑談

サルヤマです。キラッ。

今日も今日とてバイトしかしていないので、果実と砂糖の話を書きました。本当はバイト中のことを色々書けるんですが、お客様のプライベートですし、という気持ちがあるので遠慮しておきます。

果実と砂糖のファンを増やしていきたいです。

ではどうぞ



『果実と砂糖の雑談』

登場人物
・果実:女の子、格好いい、髪が長い
・砂糖:女の子、かわいい、髪が短い

中央にソファ。
果実と砂糖、ダラダラ座っている。

果実、スマホを置いて伸びをする。
砂糖、スマホを置いて、シャキッと果実の方を向く。

砂糖「モノマネマスターかも」
果実「はい?」
砂糖「モノマネマスターかも、私」
果実「かも?なにが?」
砂糖「モノマネマスター、かも、わて」
果実「わて?」
砂糖「ちょっと、就任させていただきました」
果実「そうですか、モノマネマスター」
砂糖「うん」
果実「砂糖ってこんな子だっけ?」
砂糖「こんな子だよ、モノマネマスターだよ」
果実「こんなモノマネマスター嫌なんだけど」
砂糖「大喜利のお題みたいに言わないでくれない?」
果実「無意識だよ」
砂糖「披露してあげよっか、特別に」
果実「してくれるの?」
砂糖「あのね、特別にね、スティッチ、やってあげる」
果実「なんかすんごい価値下がったけど、マスターの称号が」
砂糖「マスターの称号?」
果実「スティッチなんてみんな出来るんじゃない?名前言っとけばいいじゃんスティッチなんて」
砂糖「そんなことないから」
果実「コロッケの金賞みたいな価値だよ」
砂糖「はあ?」
果実「コロッケなんて誰にでも頂点に立てるんだから」
砂糖「モノマネの話してる時にコロッケの話しないで?」
果実「ああごめん」
砂糖「いいよ、違うんだよ、あのね、みんなスティッチのモノマネやるでしょ?」
果実「うん」
砂糖「あのね、原作に寄せた方がいいの」
果実「原作?」
砂糖「原作、スティッチの原作、それに基づくのが大切なの」
果実「なんかちょっとだけ説得力あるね」
砂糖「いや事実だから、やっていい?」
果実「うん、まあ、じゃあちょっと」
砂糖「モノマネマスター!」
果実「モノマネマスター」
砂糖(スティッチの声で)「じゃあ、密室殺人ってことですか」
果実「モノマネマスター?」
砂糖「ありがとうございます」
果実「モノマネマスター、モノマネマスター」
砂糖「原作に寄せてるから」
果実「スティッチの原作って本格派ミステリなの?」
砂糖「原作に寄せちゃってますから」
果実「密室殺人ってことですか?って言われてもさ、あの青色の化け物ってミステリーのキャラなの?」
砂糖「そうだよ」
果実「スティッチが居る現場で殺人が起きたらそれはスティッチのせいだろ」
砂糖「限らないから」
果実「なに、密室殺人ってことですか?って、なんで探偵の助手みたいな立ち位置なのよ」
砂糖「原作に寄せてますから!」
果実「うるさいな」
砂糖「モノマネマスター!」
果実「モノマネマスター」
砂糖「じゃあ、わかった次これやるわ」
果実「大丈夫?」
砂糖「しんのすけ行きます」
果実「マジで大丈夫なの?行ける?信憑性ないよ?」
砂糖「原作に寄せる」
果実「名前ちょっと間抜けに言えばいいんだよ、しんのすけなんて」
砂糖「原作に寄せます」
果実「はあ」
砂糖(しんちゃんの声で)「この時の選択が、のちのち大きな戦いに繋がることを、三人は知る由もなかった」
果実「しんちゃんがバトルマンガのナレーションなわけなくない?」
砂糖「原作寄せまくり」
果実「なんでナレーションなの?しんのすけって主人公だよ?」
砂糖「本当はこうなのよ」
果実「違うと思うよ、戦いと戦いの間の情報が整理されるところのナレーションじゃないと思うよ」
砂糖「モノマネマスターだから」
果実「誰が決めたんだよその称号」
砂糖「コロッケだよ」
果実「詳しく聞かせてみなよ、おい」
砂糖「モノマネマスター、行きます」
果実「話終わってねえよ、なんで認めたんだよコロッケが」
砂糖「いいからいいから」
果実「サクサク次に行くなよ」
砂糖「モノマネマスター!」
果実「ただの嘘つきだよ今の所」
砂糖「クマのプーさん」
果実「名前言っとけばいいんだって」
砂糖「原作に寄せます」
果実「うるせえなあ」
砂糖(プーさんの声で)「まああの時はしんどかったですね、でもあの時期があったから今があるっていうか」
果実「え、プーさんの原作ってインタビューなの?」
砂糖「原作に寄せてるから」
果実「嘘つかないでよ、あれはドキュメンタリーなわけないじゃん」
砂糖「原作はそうだから」
果実「絵本だよ絶対に、プーさんのハニーハントの待機列で見たことあるもん、あれ絵本でしょ」
砂糖「あれインタビューです」
果実「書き起こし記事だったの?あれ」
砂糖「原作はそうだから」
果実「原作でそう言ってんの?」
砂糖「そう、(プーさんの声で)つらい時期も乗り越えて、って」
果実「プーさんにつらい時期とかあるわけないだろ、ハチミツ舐めてるだけだぞ」
砂糖「希死念慮とかにね、まみれて」
果実「対極の存在だよ、プーさんと希死念慮」
砂糖「モノマネマスターだから」
果実「もういいよ」
砂糖「じゃあ、これだけ見て」
果実「なに?」
砂糖「蝉」
果実「蝉?」
砂糖(唇をつまんで)「シュワ―シュワ―」
果実「帰っていい?」
砂糖「ここが家でしょ!」

終わり



お疲れ様でした。

ちなみになのですが、今回の話は元々僕がやろうとしていた漫才の台本を果実と砂糖に置き換えた形になります。もう一度読み返してみてください、漫才っぽいと思います。

本当は披露する場があったのですが、ちょっと諦めムードなので諦めて果実と砂糖にプレゼントしました。

僕の中で「果実」というのはイチゴを指しているんですが、その漫才をやろうしていたコンビの名前にもイチゴが入っています。結構気に入っているコンビ名です。

次は小説にします。脚本と小説だと、果実と砂糖が違いすぎるかもしれないですが、同一人物です。あさーい何も考えていない会話の時が脚本で、ちょっと関係性が深まる時が小説です。

果実と砂糖に限っては、小説の方が書くの楽しいです!もっと濃いの書きたいです!

感想をください。果実と砂糖のファンになってください。

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