見出し画像

雨の音か無音の音か区別がつかない。/3月5日

昨日の夜は、凪良ゆうの『汝、星のごとく』の続きを自分の部屋に引っ込んで読んでいた。聞くラジオもないし、集中して読めた。

半分くらい読んで、リビングに降りようとしたらもう明かりは消えていて、11時を過ぎていたことに気づいた。家族はみな健康的な時間に起きる人々だから当たり前のことだ。

母親の部屋に入って、少し喋って、自分だけリビングに降りた。明かりをつけて、夜食を食べることにする。さっき食糧庫にカップヌードルの塩味のイカを増量したものがあるという事を確認していたので、それを食べる。

冷蔵庫を覗くと、納豆があったのでお湯が沸くまでそれを食べることにする。納豆が最近美味しい。一人暮らしの家出も外食でも食べることが少ないから、希少価値感がある。グルッグルかき混ぜて納豆だけ食べる。

U-NEXTでAマッソの『マジカルオオギリツアー』を発見して、見ることにする。俺が好きになったころの、ギラギラしていて、粗削りで、ぐいぐい何でもいいから目立とうとするAマッソがそこには居た。僕はAマッソがずっと好きで、Aマッソのゲラニチョビというネット番組の中でフワちゃんも知った。

中学の卒業文集に、尊敬している人に「Aマッソ加納」と書いた。凄い尖った中学生だなあとは思うけど、別に本当の事だしなあ、とも思う。ちなみに他には「東京ダイナマイト ハチミツ二郎、伊坂幸太郎、PTバーナム」と書いた。後半二人はもう落選しているが、ハチミツ二郎さんはいまだに尊敬している人と聞かれれば、そう答える。

ダラダラその動画を見ながらカップヌードルを食べ終わり、後輩とだらだら話したりして2時には部屋に戻って寝ることにした。

寝る前にこの動画を見て、気分が上がり、寝れなくなるかと思ったがすんなり寝れた。

「米津玄師の父ちゃんと母ちゃん」です。初音ミクの登場シーンの藤原基央の指差しを何回も見返しました。

起きたのは11時とかで、母親も弟も父親も家に居なかった。戸を開けると、外の香りがする。とりあえずヨーグルトだけ食べて、AdoのANNを聞く。面白い。

母親の置手紙もないので、お昼ご飯の用意はどうしようかな、と思って弟にLINEする。弟は自分の分をコンビニで買ってくるというので、ついでに買ってきてもらう。カップラーメンのコーナーなどの写真を送ってきてもらう。赤いきつねと緑のたぬき接写があった。多分赤いきつねを俺の好物だと認識しているんだろうと思う。

チリトマトのBIGを買ってきてもらう事にする。弟にそういう旨を送信する。が、すぐにホットスナックを何か買ってきて欲しいと思う。けれど、「まだ弟はそんなことできないか……」と思って遠慮してやめる。

帰ってきた弟は唐揚げ棒を買ってきていた。もうホットスナックを自分で買える年だった。半分だけもらう。

Aマッソのオオギリツアーの続きを見ながら食べる。途中で弟は自分のカレーヌードルにスライスチーズを入れようとしていた。その為に持ってきたチーズを僕にもくれた。入れるつもりがなかったので、要らないけどな、と思って返そうとしたけどせっかくなので入れてみた。美味しかった。そのまま食べ終わって、見終わるまでダラダラこたつに入っていた。

見終わって、ちょっとボーっとしていたら、「せっかく気持ちよく寝れたのにこんなことでいいのか!」という気持ちが沸き上がり、『汝、星のごとく』の続きを読む。

リビングとか自分の部屋とか母親の部屋とかうろうろしながら読む。あっという間に読めてしまった。読了。面白かったです。凪良ゆうさんって『流浪の月』も読んだことあるけれど、通底しているメッセージがあって、他の作品でもそうなのかをもうちょっと確かめたいなって思いました。あと『星を編む』も読みたいな。

暗くなってきたので戸を閉めるために窓を開けると、雨の匂いが濃くなっていた。

そのまま本を読む日にしようと思って、伊坂幸太郎の『ホワイトラビット』を読み始める。凪良ゆうさんの文体から一気に変わって、文体酔いをしそうだ。でも面白い。

しばらくすると母親が帰って来る。玄関を開けたのに何もしゃべらないから他人が入ってきたのかと思った。

そのまま『ホワイトラビット』を部屋で読んだり、リビングで読んだりしていると、母親が「大根をおろして」と頼まれたので、思い切りおろす。辛くなくなる方法とか知ったこっちゃないのでひたすらおろす。大根が小さくなってくると、おろすべき大根をつまむような形になって、大根おろしに指をこすってしまう。「うっひゃああああ」とか言う。痛いから。

僕の作品です

そのまま夕飯です。週刊ダウ通信でコントを見ながら食べる。とろろとかメンマとかが最初にできたので、ちびちび食べる。途中で「酒飲んでんのか」と言う。水を飲んでるのにのん兵衛なメニューだった。

しばらくすると炊き立てのご飯が出てきて、ふるさと納税でゲットしたいくらと共にいただく。美味しい。そのままマグロのカマが出てきた。先ほどおろした大根にポン酢をかけ、身をほじくって食べる。美味しい。脂がのりまくっている。ご飯が美味しい。

久しぶりにご飯をお代わりして、大満足。お風呂が沸くまでダラダラしていたらお母さんがデザートに、イチゴかミカンどちらが良いか聞いてくる。いちご一択である。再び牛乳をかけて砂糖をまぶしてイチゴを潰して食べる。美味しい。実家メニューである。

そのままお風呂に入って、出る。Twitterを見ていたら素敵なイラストの方を見つけたので、3月のカレンダーを待ち受けにする。

すてき

そのままリビングでこの日記を書いている。

今日は一日中本を読んでいたので書くことが少ない。にしても2000字は越えていて、一日の行動の多さを実感する。書き起こすには文字数が多いのだ。

それに、書くことがいつもより少ないとはいえ幸福度は変わらない。昨日と同じくらい幸せな日々が続いている。実家なんてそんなもんである。少しするとちょっとだけ忙しい日が続くので、忙しさを楽しめる余裕を養うために今はのんびりしている。

毎度毎度リアクションを~~ありがとうございます~~大好きですリアクションしてくれる人~~~いろいろな人と話したいです~~~。媚びていきます~~~~。

ふと顔を上げると雨の音が微かにした。窓を開けると、より確かに雨の音が聞こえる。天気はほぼ全員共通の話題で、「今日少し寒くて、雨がずっと降っていた」という感想は空が続く限り生まれていく。

少し寒い空気に当たりながら本を、もう一度読み始める。すると雨の音が聞こえなくなって、無音が聞こえ始める。

雨の音と無音の音は似ていて、区別がつかないから本を読んでいる時はいつも雨が降っているみたいな感覚になる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?