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塩味のジェラートが甘い。/3月4日

昨日の夜は、オードリーのANNを最後まで聞いて、そのまま寝たような気がする。あんまりはっきり覚えていない。夜の行動なんてそんなもんだろう。

動物園にも美容院にも行ったのだから、想像通り体は疲れていて、普段全く歩かない脚は筋肉痛じみていた。夜寝る前に久しぶりにインスタに投稿をした。

投稿機能を普段全く使わないから、インスタ交換をしたときに非常に申し訳ない。情報量の交換として、見合っていないような気がする。投稿として上げられるほどの写真が無いような気がして、毎回気後れしてしまう。

思い出らしい思い出が無いからかもしれない。サークルで運動会とかしたら間違いなくそれを上げられるのに、そんなもの僕の大学生活にはないから無理な話だ。

そんな僕のインスタの投稿だけれど、ふと気まぐれで最近溜まった桜の写真を上げた。桜が好きなんだなという事を改めて実感する。一度京都まで日帰りで行ったことあるのだけれど、その時の名目も「花見」だった。桜は僕を京都まで連れて行ってくれる。

そういえば今日は秒速5センチメートルの日らしいですね。

朝起きると、そこにいいねが来ていた。投稿に対するいいねって想像以上にフランクに押すもんなんだな、と思う。僕はあんまり押さないから感覚がずれている。

今日は弟の期末テストの初日で、英語と数学があるらしい。重めで可哀そうだ。期末テストの日程がバグっている、というあるあるを久しぶりに思い出す。

早く帰って来るという事なので、美味しいハンバーグ屋さんに行くという日だった。非常においしいハンバーグ屋さんで、たらふく食べることになる。朝ご飯は控えめにヨーグルトだけ。白桃。

母親が『ある男』を見ていた。隣で本を読んでいたけれど、さすがに気になってしまうので自分の部屋に行く。

インスタの投稿は、1とか2とかしかいいねがこないと思っていたので、それ以上に来たことに気を良くして動物園の事も投稿する。昨日はあんなに文字数をかけたのに、まだ書けていないことがあった。一日の出来事の多さよ。

弟の帰りを待つ間、凪良ゆうの『汝、星のごとく』を一章分だけ読む。やっぱりBL出身だし、丁寧な文章を書くなあという感想。面白いし、もっと読みたくなる。

外に出る格好に着替えて、ゆるふわぱーまをなんとかかんとか整えていると、弟が帰って来る。外に出ると気温がちょうどいい。12度くらい。これくらいが一番いい。

お父さんの運転でハンバーグ屋さんまで行く。途中に信じられないくらいカーブの道、というか、もう円の道があって、弟と一緒に「ぐわーーーん」と体を傾ける。

着いて、日記用の写真を撮っていると、家族がみんな「これも撮った方がいいんじゃない」とか「こっちの角度からの方がいいよ」とか言う。凄い協力してくれるじゃん。笑ってしまう。

ひらがなだらけ
立場は偉いって認識で合ってますか?

前に来店した時と同じ席に通される。凄い天井が高く作られている店で、開放感がある。ハンバーグを焼いているところを見れるようになっているので、そこに弟と向かう。

高さの分だけ変なものも高い
ぴかぴか店名

写真をパシャパシャしていたら、横に「写真禁止」と書いてあることに気づく。やっべ、とか言って急いで席に戻る。ハンバーグを焼いていた、あのまんまるなお姉さんは優しいはずだ。見逃しておくれ。

ダブルハンバーグのセットを注文する。飲み物にオレンジジュースを頼むと父親に驚かれる。「コーラじゃないの」と言う父親。そういえばオレンジジュースを好きになったのは最近だな、と思ってその旨を話す。「原価安いよ」と言われる。余計なことを言うな父親。

メニューの隅っこに、「マスタード無料」と書いてあったので、それを二つ頼む。マスタードが合うハンバーグなのだ。ぼくちんはそれを知っちゃっているのだ。

待っている間にべらべら喋る。家族仲良しである。

先に飲み物が来る。店員さんが去ると、母親が小声で「なんでオレンジジュースがあんたのってわかったのかしらね」という。そういえばそうだ。凄い自信満々に店員さんはオレンジジュースを僕に配膳した。弟が頼んだのがメロンソーダだったのだが、別にそれほど根拠は無いだろうに、何故だろう。母親はそういうことによく気づく。

と思っていたらハンバーグ到着。うますぎる。ソースが多く運ばれてきたので、遠慮なくかける。うまい。一度ライスに直接かける。うまい。父親が「カレーみたいにしたいよね」とか言う。凄い発想だ。いつか試してみたい。

美味すぎるだろ

三角食べというものが僕は非常に得意なので、綺麗に食べ切る。僕は三角食べが非常にうまい。日本代表。三角食べラー。三角イーター。トライアングルイーター。トライアングルイーター日本代表。

ごちそうさまでしたと言って去る。車に乗り込む。いきなりお腹いっぱい食べたので眠くなる。が、ここで寝たらまるで自堕落みたいになってしまうので寝ない。

ごちそーさまっす

僕と弟だけが家に戻る。母親と父親は買い物に行く。僕の父親はスーパーで張り切るタイプ。時には母親以上に。

僕は顔だけ洗って、外に出る準備をする。このまま家にいると何もできない時間が過ぎてしまうだろうから、最寄りの駅のジェラート屋さんに行こうという判断。弟にそう告げると、「ふぁーーい」と言われる。

外に出て、駅まで歩く。坂が多い短いルートか、坂がない長いルートで、悩んだが、歩いている途中に筋肉痛に改めて気づいて、後者を選ぶ。坂は嫌だ。

伐採途中ですか?
今も落ちている
お前も1人か

見知ったルートで行こうとしたけれど、新鮮さが欲しくて、「そういえばこっちからでも……いけそうな気がする……」というルートを選ぶ。BUMP OF CHICKENのライブを収録したアルバムを聴きながら歩くので、ちょっと気分があがる。

ダラダラ歩く。聞くラジオが無くて、佐久間さんのANNを聞く。途中に地べたに座っている人が何人か居て、治安を心配する。ジェラート屋に到着。すっごい人の家みたいな作り。トイレを借りたら、すっごい家のトイレみたい。

カップかコーンかを聞かれてカップを選ぶ。ジェラートはカップ派です。味は塩味。しばらく食べていないと忘れてしまうけど、塩味が一番おいしい。塩の味はしない。塩の爽やかさがある。

綺麗で美味しい

テラス席に座ると、何人か他のお客さんもいる。一人おばさんが犬を連れていて、めっちゃ犬に食べさせている。最後にはカップを犬の口に突っ込んで、自分は他の客と喋っている。犬の口がすぽりとカップに収まっていて、笑ってしまう。

これは違う犬
動かない犬

食べて、少し本を読んで、去る。美味しかった。

そのまま公園にでも行こうかと思ったけれど、そういえば近所のBOOKOFFが模様替えをしたという話を母親から聞いていたので、向かう事にする。

入るとめっちゃ変わっている。カードゲームのエリアやフィギアのエリアなどが増えていて、マンガのエリアがお引越ししていた。マンガの棚とマンガの棚の間にアダルト系のAVとかの棚があって、少し隠されていた。

新刊のエリアを覗くと、「この本は人気で買われてはいるけれど、手元に残しておくほどではないんだな」というものが多くある。芥川賞系は結構置いてあるイメージ。良い本だとやっぱり少ない。

最高の本

文庫本のエリアも少しマイナーチェンジしている。BLのコーナーがあるので少し見ていて、ふと横を見たら他の客に睨まれる。「お前なんかが来るところじゃねえよ」ってことだろうか。そんなに敵じゃないよ、と思うが、おとなしく去る。

文庫本のコーナーで伊坂幸太郎の『ホワイトラビット』、平野啓一郎の『マチネの終わりに』、山本文緒の『自転しながら公転する』を選ぶ。まだ手持ちの本を読み終わっていないけど、いいだろう。なるべく本は新刊で買いたいけど、まだお世話になりますBOOKOFF。

PayPayがレジの表示に無かったので、一度『マチネの終わり』を諦めて棚に戻したのだけれど、ダメもとでお会計の時に「使えますか?」と聞いたら「いいですよ」と言われたのであわてて取りに戻る。

その慌てたせいか分からないけど、レジに外したイヤホンを置いてきてしまう。店員さんが「あの……」と言って持ってきてくれる。恥ずかしかった。

バスに乗って帰ろうとしたけれど、別に歩ける距離だし、ちょっと我慢すれば歩けるし、という事で歩いて帰る。

ウサギの何を活用してるの?

途中で公園を見つけて、ブランコに乗る。ブランコに乗りながら、BOOKOFFの値札を剥がす。「BOOKOFFで買ったんだ……」とは思われたくない。

本をしまい、思い切りブランコを漕ぐ。まだ人生で、いい年してるのにブランコをしている人、をみたことない。僕は結構するのに。皆しないのかな。

もののけの動画を聞きながらブランコを漕ぐ。「そろそろ行こうかな」と立ち上がったら、ちょっとだけ足が休まっていて、元気よく歩く。帰宅。

プレイ済みのブランコ
なんか縛られてる石

弟がまだ勉強していて、スマホをダラダラリビングでいじっていたら「お部屋にどうぞ」という旨の内容を母親から告げられ、少しダラダラしてからこの日記を書いている。

ハンバーグ美味しかったな……。東京にゴールドラッシュという似たようなハンバーグ屋があって。秘伝のソースは結構味が似ているのだけれど、こちらの方が味が濃くて肉がいい肉だ。ゴールドラッシュが好きならこっちも食べてみて欲しいものです。

ジェラートもふらっと行った割には想像以上に美味しいし、BOOKOFFも想像以上に本を買ってしまって、何気なく幸せになった。

リアクション下さいな。非常に。DMも下さいな。喋りましょう。嬉しいが溢れます。

本を読むこととジェラートを食べることを交互にしたかった。けれど、段々溶けていくジェラートを目にするとそうもいかなくなった。

春の日差しが当たるから、塩味のジェラートが段々と溶けていく。

過ごしやすい日々が続いているが、明日は少し寒いらしい。三寒四温に従って、気温が上がり下がる。そのまま暖かさと寒さが混ざって春になり、すぐに夏になるんだろう。

冬と夏に挟まれて、春が居なくなってしまうように溶けていく。

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