見出し画像

レモンクリーム、吉岡里帆、コンビニのピザまんの煙、この世は戦う価値がある。/4月15日



朝起きて、直ぐに眠かった。

起きても眠くない日はある。そういう日は睡眠ガチャのSSRだ。睡眠ガチャという考え方もう少し広まっても良いと思ってる。睡眠の質が自分自身の生活習慣に委ねられてるとか思いたくない。神の味噌汁だろ。そんなもん。

何も食べないで、昨日後輩Aと話してた時に決めた服装で外に出る。明日は暑いですよ、と言ってくれる良い後輩。図書館で返す本を入れてリュックを持つ。重い。キャンパスに直ぐに着いて、コンビニで蒟蒻畑と水を買う。なんだこのメニュー。昨日やっと給料日だったので、ようやく生きられるようになった。「お金が無いの、嫌がち」という人生あるある。

受けるのは二限のシネエッセイについての講義。初回の授業。教室に入ると同じゼミの同じ班の友達Bと友達Cが揃って並んでた。あの2人めちゃくちゃ一緒に居るな。片方の子に春休み中にコンビニで会って、その後に「実は仲良くなりたいです」とdmで軟派なことを言ったので講義が一緒なのは嬉しい限り。でもなんか笑われてしまった。理由は分からないまま笑われてばかりの人生だ。

昨日後輩Aと話してる時に「早めに来て誰が同じ講義か観察したいな」と話していたのに後輩は遅く来た。真面目に早めに来た僕が馬鹿みたいだ。まあ遅れるだろうと思っていたけれど。思ったより友達というか知り合いが多くてどんな顔したらいいか分からなかった。サークルの後輩Dがいたけれど、サークル以外で会いたくなくて若干「おいおいおい」の気持ち。なんかあいつ毎回同じ服着てんな。

講義の先生は良い先生。めちゃくちゃ仲良くなりがいがありそうな先生だ。顔と名前と性格を覚えて欲しいな、と思う。自己紹介の時に好きな映画を一緒に聞かれて、一昨日観た映画を挙げた。こういう時にベストワンを話すのはちょっと勿体ないような気がしてしまう。

『アイスクリームフィーバー』が面白かったです、と言って、面白かったですかと聞かれたので「吉岡里帆が可愛かったです」と返したので多分今のところ1番覚えられてると思う。先生の中で吉岡里帆の子になってると思う。こういう自己紹介というか皆の前で話す時に僕の母親は絶対に何かしらカマシに行くというか、爪痕を残す人なのでいつもその姿を真似してる。僕の母親の安定感は中々目を見張るものがある。こういう自己紹介の時に何も覚えられずに終わるのが毎回悔しいから、自分が本当に思ってることとかどうでもいいから爪痕を残せるように頑張っている。

シネエッセイの講義を受けたあと、図書館で本を返した。5冊借りてたけど、2冊しか読まなかった。読まなかった3冊はよく分からないエッセイ2冊と恋愛依存症という本だった。恋愛依存症は読んでて苦しくなったので止めた。誰が「恋愛をゲーム感覚で捉えている傾向がある」だよ、ぶっ飛ばすぞ。

返し終わってすることが無くなって、せっかくキャンパスに来たのに誰とも親しげに話せなくて悲しかったけど帰るしかないからキャンパスを後にした。毎日一限分しか講義がないので変な気分だ。別に誰とも話せなかったんだから悲しくてもいいだろ。

何も考えずにはなまるうどんに行って冷かけの中とイカ天のセットを食べた。量が多い。何も考えてない。佐久間宣行のANNを聞いた。何か食べる時はラジオを聞くと決めている。何も考えなくて済むから。音楽だと食べれない。考えてしまう。

その後本屋で『この世は戦う価値がある』という漫画の1巻と2巻を買った。前々から気になってたけど、タイトルがやっぱり好きで買った。昨日給料日だったしいいよね。このタイトルがなんで気に入ったのだろうと思ったけれど、言ってる時の口の動きが良いんだろうな。『成瀬は天下を取りに行く』も同じ語呂な気がする。4.4.5なんだよな。果実と砂糖の長い小説を書こうとしてるのだけれど、『果実と砂糖が暮らしてる』ってタイトルにしようかな、と思いました。

その後お金を下ろして、今度行く用の演劇の支払いをしにローソンに行った。駅近くのローソンってパッと思いつかない。あのまぜそば屋の奥にあるローソンに行きました。30歳以下は半額で2500円で済んだ。1度講義に来たことのある、先生Eの知り合いの俳優さんが出ている演劇。画餅という公演です。立ち上げからずっと追っているので楽しみ。

その後スーパーに行ってデカ飲み物と冷凍ピラフとフルーツがたっぷり入ってるのにカロリーが低いヨーグルトとレモンクリームのビスケットとカップヌードルとバナナを買った。とりあえず食べれるものを買っておけばお金を使わないんだから、買っておけばいい。どうせ無くなる。このスーパーにはバナナが何種類かあるけど、安いバナナだと植物感が強くて嫌だから高いのを買ってる。

家に帰って、飲み物とかヨーグルトとかを冷蔵庫に入れる。そのまま寝ちゃおうかと思ったけど、まだキャンパスで誰にも会えなかった寂しさがあったから羽織っていたジャケットを脱いで、まだ寒くなるかもしれないからリュックに入れて、半袖でもう1回キャンパスに行った。

コンビニとか色んなとこをウロウロしたけど誰もいないので、図書館で本を借りることにした。図書館の奥の方にある文庫本のコーナーで伊坂幸太郎を2冊、村山由佳を1冊借りた。伊坂幸太郎ブームがまた来てる。このブームでほとんど伊坂幸太郎の作品は読めてしまいそう。村山由佳は友達Fに薦められたのが面白くて、それ以来時々読む。村山由佳の顔が俺の中でFになってる。

映画のコーナーとかハードカバーのコーナーとか覗いたけど特に借りたいのが無かった。借りたい本を探していると、先生Gが集団の大学生を連れて案内していた。あんなことしてもらったっけな。全然覚えてない。この前ゼミ受けてたら同じような集団がガラス越しにいたからめちゃくちゃピースしてたら友達Hとかに恥ずかしいからやめろって言われた。二度と会わないからいいだろ、って反論した。

戯曲のコーナーを覗いていたらちょっと惹かれる本があったので借りてみることにした。戯曲を借りるのは初めてだけど、面白そうだからこれからも借りようかな。計4冊借りて、とりあえず外をウロウロして、ベンチに座った。スーパーとか図書館とかウロウロしまくってたら足が疲れたし暑い。そのまま帰って寝転べばよかったけど、もう少し待てば三限が終わって友達とすれ違うかもしれないし、ベンチに座って休むことにした。もう座ってるだけで暑い季節になってしまった。風が思ったより涼しい。

読んだ本をパラパラめくったり、今読んでる朝井リョウの何様を少し読んだりしてたら後輩Aがいた。その後も少し座っていたけど誰も来ないしもう四限が始まる時間なので、後輩Aに会えたから良し、と思って帰ることにした。

帰って、ちょっとダラダラしたりラジオを聞いたり目をつぶったりしてたらあっという間に時間が過ぎてしまう。あまりにも暑すぎて思い切ってエアコンを少しつけたけど効かなくて消した。

今日見ようと決めていた『グランドプタペストホテル』を見た。面白かった。短いし映像がずっと面白いし楽しかった。見てる途中レモンクリームのビスケットを食べた。美味しいけど食べかけが散らばってしまった。

見終わって、『この世は戦う価値がある』を読んだ。面白い。何かを喋りたくなる。脳内で妄想してたらいつでも俺が破天荒で物語の中心だから気分がいい。でも妄想に過ぎない。

妄想を捨てて、コインランドリーに行くことにする。今日は下着とかがもう無いし、絶対に行かないといけない。財布を持つのがめんどくさくて、使う小銭と家の鍵だけポケットにつっ込んで、地獄のように馬鹿みたいに重い洗濯物を抱えてコインランドリーに行く。人とすれ違いたくないから深夜がよかったけど、もう暇になったからしょうがない。

着いて、小銭を見たら持っていたのが新500円玉で使えないし、両替も出来なかった。早くコインランドリーもアップデートして欲しい。仕方ないから崩さないといけなくてコンビニまで行った。多分1年生であろう人達が狭い道を歩いていた。まだ他にも道はあることを知らないんだろうな。通り慣れてますよみたいな顔をして歩いてコンビニでガブリチュウを買って急いで戻った。

洗濯機にパンパンに詰め込んでしまったから大丈夫かなとか思って少し見つめて、普通に回り始めたから安心して外に出る。もう一度コンビニに行ってレッドブルとピザまんを買う。漫画に肉まんを食べてるシーンがあって「次はピザまんで!」と言っていたのでそそられてしまった。

コンビニであの肉まんの入れ物を開けた時の煙がモワッと出るのが好きだ。片手にアツアツのピザまんをもって、片手でレッドブルを持つのは食べるのに苦労したけど食べ終えた。

でもめちゃくちゃ美味しかったからもう一度食べたくてもう一度買った。同じ店員さんなら「時間がループしてる……?」って思われたかもしれないけど違う店員さんだから大丈夫。それでそのまま食べ終えて戻ってきてコインランドリーでこれを書いてる。

「果実と砂糖が暮らしてる」の登場人物で、ヘラヘラしてて察しが悪いけど元気な果実の後輩男子と、砂糖のことが大好きでことある事に果実に「別れてよ私の方が好きなんだから」って言ってくる疲れてる先輩女子を付け加えようと歩きながら決めた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?