見出し画像

限界効用(Marginal Utility):とは何ですか?猿でも分かるように説明して下さい

限界効用を猿でも分かるように説明するなら、「森で猿が食べるバナナの数が増えるたびに感じる喜びの変化」と考えてみてください。

想像してみてください、猿がとてもお腹を空かせている時に、最初のバナナを見つけて食べたとします。この時、猿は非常に大きな喜び(効用)を感じます。しかし、猿が2本目、3本目のバナナを食べ続けると、それぞれのバナナを食べるたびに感じる喜びは少しずつ減っていきます。つまり、最初に食べたバナナほど、後から食べるバナナで感じる喜びは少なくなるのです。

この「次に食べるバナナで感じる追加の喜び」が限界効用です。最初のバナナは大きな喜びをもたらしますが、猿が食べ続けるにつれて、新たに得られる喜び(効用)は減少していきます。
この原理は、人間の消費行動にも当てはまり、最初の単位の消費がもたらす満足感は大きいですが、消費を続けることでその満足感は次第に減少していくというものです。これを「限界効用の逓減」と呼びます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?