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2018年ロシアあいまい旅行記 4日目

2018年7月13日(金)、サンクトペテルブルグに到着です。

■野良猫がいる!

駅から歩いていけるところにホテルを取ったので、グーグルマップ見ながら向かう途中に猫が。そしてカメラを向けると突進してくる。

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モスクワでも人慣れした子が多かったです、ロシアの野良猫。
ペトロザヴォーツクでは人に連れられた犬しか見てなかったので、もしかして冬を越えられないとか思ってたので、野良猫いるんだなあ、と。
冬場はどうしてるんですかね、この子達。

■ホテルにチェックイン……失敗

グーグルマップはここら辺だという辺りで宿泊先がなかなか見つからず、ぐるぐるそのブロックを歩き回り、ようやく、入ってはいけないのでは、と思った柵に囲まれた敷地内の奥に入った建物だと分かり、アパートメントの一部をホテルにしている宿に到着。
おばあちゃんがニコニコ迎えてくれて、手続きするからこれとこれを出して、と言われるままパスポート等を渡し。
なんか、困った顔をされます。
何かがない、と言われているのは分かるも、細かい説明が分からず、ここでグーグル翻訳の出番です。
「あなた、出入国カードがない」
ロシアって、書く必要なかった、ような、アレ?
「これがないと、ホテル泊まれない」
え?でも、一昨日ペトロザヴォーツクで泊まってるけど……?と訴えても、何故そのホテルが泊まらせたかは分からない、でもうちでは書類が無い限り泊めることはできない、と言われる。
とりあえず、再発行ができるはずなので、この場所に行って、と役所の地図を書いて渡してくれる。
……出入国カードの記憶がさっぱりないので、え、え?と思いつつ、とりあえず書類を手に入れなければ泊まれないようなので、荷物を置かせてもらって役所に行ってみる。

何の用?と聞かれ、出入国カードをロストした、と伝えると、この階に行って呼ばれるまで待て、と言われ、椅子に座って改めてロシアの出入国カードについて調べる。
空港で職員が出してくれて署名をしたもので、半券はロシア滞在中必ず持ち歩き出国するのに必ず必要、宿泊時はホテルに提出して、ホテル側はその滞在について当局に申請を出すものらしい。
なので、ホテルのおばあちゃんも困ってたし、無いなら泊められない、と。
紛失したなら、すぐに連邦移住庁に届け出て、再発行が必要。それには時間と金がかなりかかる。
…………とてもヤバいね?
いや、うん、落ち着け、超落ち着け、とりあえず冷静になろう。まあ、最悪拘留とかあるかもしれないけど、落ち着こう。
まず、私はペトロザヴォーツクで泊まれた。ゲストハウスなんかの安宿だと対応しようとしないところもある、と調べてる中にあったけど、あそこは四つ星リゾートホテルだった。ちゃんと書類処理しないなど有り得ない。
ということは、その時はあまり認識してなかったけど、ちゃんと書類があった。
ホテル側の返却忘れ、または私が持ったままどこかに置いた可能性が高い。そして、今回の旅で私は現時点でレシート関連などは全部保管している(クレジットメインなので、請求時に突き合わせるまでは保管するようにしてる)ので、そっちに紛れているのでは。
書類関係を一度整理したのはペトロザヴォーツクでホテル一泊した時のみ、つまり、このクリアファイルだ……!とゴソゴソ漁って、出てきたぺらっとした半券。
……あった。
いや、本当に、すごい紙切れ、って感じの書類なんですよ。A4用紙の書類を更に切り取って渡されるので。入国審査の後パスポートに適当に挟んで渡されていて、たぶんペトロザヴォーツクでは挟んだままの状態で渡したので、何も言われなかった。
で、パスポート開く度に落ちそうなので、抜いてクリアファイルに挟んで記憶からすっぽ抜けた、と。
……いや、そこまで大事な書類なら、もうパスポートにホチキス留めしてくれないかな……。
私みたいなボケボケの観光客がよく、うっかり落としたり捨てたりして大変なことになってるようです。
入出国カードは出国までパスポートと同レベルの重要度で扱いましょう。
めちゃくちゃ冷や汗かくので。

ありました、お騒がせしました、とホテルに戻って無事チェックイン。
まだ午前中ですが、本日は終了にしたいくらい力尽きつつ、いや、サンクトペテルブルクだよ!?と起き上がって、出かけることにします。

■カフェで朝ご飯

サンクトペテルブルクは地下鉄が巡らされてますが、あえてなのか何なのか、絶妙に観光名所と駅が直結してません。地上は路面電車(トランヴァーイ)が走っていますが、こっちはシステムがよく分からなかったので、とりあえず今回はやめて、歩きます。
地理覚えるしね、ということでモスクワ駅(ロシアの長距離電車の駅は行く先の都市名が駅名になる)近くのホテルからエルミタージュまでてくてく歩きます。

途中で可愛いカフェがあったので朝ご飯兼昼ご飯。
ロシアのカフェは軽い食堂、くらいの意味合いなので、メニューにしっかりご飯があります。
とりあえずロシア定番朝食、ブリヌイ(クレープ)とロシアンティー。
たぶん観光客向けにロシアンティーって書いてあったけど、紅茶にハーブと蜂蜜が入ってた。

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このカフェ、めちゃくちゃ可愛くて、二階スペースは女子会とか幼児向けお誕生日パーティができるようになってた。

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■エルミタージュ

さて、人生一回は行きたかったエルミタージュです。
もう、見た目からして可愛い。

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さて、インターネットでチケットを購入してあるので、チケットの列には並ばず、専用の入り口から入ります。分かりにくい、って言われてたけど、看板があったような記憶。

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まず、最初に窓口にいって特別観覧ツアーになるダイヤモンドルームの英語ツアーの予約を取ります。
13時のツアーが取れたので、開始の少し前にこのロビーにいてね、と言われ、一時間弱時間があるので、先に少し中の展示を見て回ることにします。
大失敗でした。
エルミタージュはエカテリーナ二世が作った離宮を美術館にしたものですが、似たようなルーブル、大英博物館より更に構造が複雑です。
割と方向感覚に自信ある方ですが、え、今自分どこにいる?時間通りに元のロビーに戻れる?と途中でかなり焦って速足で戻りました。

ダイヤモンドルームのツアーはエカテリーナ二世の宝飾品が見られるツアーです。ガイドさんが説明しながらさくさく進みます。写真は不可。
なんか大きすぎて宝石の現実感が全般的にない。

さて、改めてエルミタージュ美術館巡り。

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……もはや現実感がない。
ルーブルが地味に思えてくる、ロマノフ王朝の全力。
絵も、あ、なんか教科書で見た、ってのがゴロゴロしてます。

■イサーク大聖堂

あー、目が豪華な物を見過ぎた、とチカチカしつつ、外に出てお隣のイサーク大聖堂へ。

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屋根は金色だけど、エルミタージュに比べたらずっと落ち着いた雰囲気の教会。

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……うん、ロシアである。
日本もそういえばお寺は結構金ぴかなんだけど、ここまでではない、と思ってしまうのは慣れのせいなのか、やはりロシアが特殊なのか。
正直、途中から空間恐怖症の国民性なのかな?ってちょっと思ってた。

■ワールドカップ

そういえば準決勝くらいの頃でした。
街中はこんな感じ

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ちょっとおしゃれデリ的なスーパーでは、各国の食べ物にポップ立ててた。

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Sushiは気が向いたら食べてました。桃はヨーロッパでよく見る平たいやつ。好き。

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ワンカップウォッカはつい購入しました。ワールドカップ仕様。

翌日はエカテリーナ宮殿に行きます。


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