育休ウォーズ時代が始まっている。娘には育休を取れる仕事について欲しい。

育休、子育てという名目で仕事をしなくてもお金をもらえる最高の制度。
誰もが利用できるわけではない。
事実上利用できるのは女性だけだし、女性の中でも利用できるのは一握りである。(ニートなのでイメージ)

育休の話なので、結婚して子供を作る前提とする。
次の2つの家庭を比べて欲しい。
①夫の職場は実質育休は取れないが、誰かの育休の尻拭いもない。
 妻の職場は産休育休がしっかり取れる。
②夫の職場は育休制度が充実していて、夫は育休の尻拭いに追われている。
 妻の職場は産休育休が取れない。

①の家庭だと、育児フェイズにおいて、時間的にも金銭的にも余裕ができる。
②の家庭だとそもそも子供が作れないし、作っても喧嘩ばかりになるでしょうね。
この格差は世帯年収で換算できないほど大きいと思います。
単純に雇用保険はみんな取られてるのに、そこから支払われる育休の給付金は育休が取れる職場の女性にしか支払われないですからね。

なので、家庭を作りたい男性は育休が取りやすい女性と結婚したいし、
女性はそれなりに稼ぐけど帰って家事もやってくれる時間に余裕のある男性と結婚したいですよね。
→となると、男性は育休の尻拭いに巻き込まれない職場であることが望ましいですよね。

とにかく家庭というチームで、女性は社会制度をハックして打ち出の小槌からお金を集めてくる役割、男性は社会制度ハック女性にハックされないようにしながら安定的に稼ぎながら家事サポート役もこなす役割。
を目指して育休ウォーズ時代を戦っていきましょう。

では育休が取りやすい職場とは?
まずシンプルに大企業ホワイトカラーですよね。
ちゃんと勉強して中高一貫からマーチ以上の学歴を得て入るプライム上場クラスの会社であれば望ましいのかなと。

次に公務員ですよね。
男女比率が半々だったら、それなりにちゃんと取れると思います。
実情は知らないですけれど、公務員で子供3人連続育休取って制度をしゃぶりつくしている人を一人知っています。

これらにいけない場合どうするか?

一つは理系の女子枠に潜り込むこと。
男の多い理系ジャンルに入り込めば、まず間違いなく育休は取りやすいと思います。
そこそこ勉強できて、能力やコミュ力は微妙で、顔も微妙な娘さん向きの進路ではないでしょうか。
そういった娘さんがキラキラを重視して進路を選ぶと、高い確率で末代になるでしょうからね。
恨まれようがこういった選択を薦めるのが、父性なのかなと思っています。
大学の理系女子枠や高専ルートですね。

そして自衛隊(高卒でも大卒でも)及び防衛大学ですね。
僕はこれがアツいと思うんですよね。

元々このルートは看護師や薬剤師にあたるんですよ。
看護師や薬剤師って育休はあるかどうかなんともだけど、1回退職しても再就職できるのが強いなと。
だから結婚相手として人気ありますよね。
で、これらのコメディカルの仕事って医療の予算が右肩上がりに増えているからこそ安定している仕事になるわけなんですよ。
ところが、これからのトレンドとしては医療を減らして少子化対策と防衛に予算を増やしていくと思われます。
防衛産業の最たるものが自衛隊で、自衛隊と言えば男の仕事ですけど、
女性割合を増やせという圧は自衛隊にもかかります。
そして多少増えても女性割合は知れているので、前線以外のポジションにつきやすく、育休なども取りやすくなることは容易に想像できます。
もちろん自衛隊はなる過程もなった後も言葉で表現できないほどハードなので向き不向きはあると思いますが、上記のどれにもなれない人にとって、稼ぎも安定して育休も取りやすい数少ない職業なのかなと思います。

自衛隊なんてやりたくないと思うけれど、そもそも仕事ってやりたいことから選ぶみたいな考えって、甘いと思うんですよね。
世の中が求めていることと、みんながやりたいことって全然違う。
まず正社員になれる椅子の数が限られているし、その中でそもそも家庭を持っても生活していける仕事って数が限られてるんですよね。その中で育休をきちんととれる仕事ってなったら、これはもう限られた椅子取りゲームなわけですよ。
そういう状況を理解してたら、やりたいことを仕事にっていうのがいかに寝言化ということがわかると思います。
やりたいこと、やりたくないことにある程度マッチしていたら、進路選択や就職とは、数が限られてる美味しい椅子を獲得するかという戦争に勝つ戦いなんですよね。
そう言う意味で自衛隊ってみんな選びたからないけど女子にとっては美味しい穴場になるんじゃないのかなと思います。


そもそも多くの人ってどの仕事も楽しくないので、結局のところ何が大事かって、給与と休日を含めた福利厚生じゃないかなと思います。
仕事自体がよっぽど嫌なものでなければ。
僕は薬剤師なのですが、薬剤師ってなりたくてなった人はほとんどいなくて、資格業で安定してるからって人がほとんどですけど、実際その通りだからみんなそこそこ幸せそうに生きてるように思います。
そう言うのが目指すべきゴールだよってことをきちんと教えられる大人になりたいです。


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