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マンガ家小林よしのりとブロガーかさこ

中途半端な有名人が自前で月例イベントなどを開いていると、当然のことながらそれを利用しようと取り入ってくるアフィリエイターや自己啓発セミナーやオンラインサロンの主催者がいるので警戒しなければならない。
社会の荒波に揉まれた経験のない世間知らずでウブな有名人(作家・マンガ家)はまんまと利用されてしまうので、作家のマネージャーやスタッフはそのような手合いと雇い主である作家を接触させないよう注意する必要があるし、防ぎきれずに作家先生がその手合いの口車にまんまと乗ってしまった場合はそのインチキを懇々と説明して説得をはかり、また相手方に対しては強く抗議した上でこれ以上近づいてくるならば、出るところに出ると警告しなければならない。
しかし哀れなのはマネージャーやスタッフも作家と同じかそれ以上に世間知らずであった場合である。

2016年以降、小林よしのりが主催するゴー宣道場にもその手合いが入り込んでいるのを知り、もはやゴー宣道場に何の期待もしていなかった私は他人事として苦笑しながら高みの見物をしていた。

さて自己啓発系といえば、2019年初頭、小林よしのりが「ブロガーかさこ」なる人物のブログ記事にブチ切れたことはご存知だろうか。
世の中にはまったく知られていないブロガーかさこ氏はさまざまなネットニュースを拾っては当たり障りのないもっともらしいコメントをブログに書いて、自身のシンパに向けて発信していた。
まさに、今の小林がやっていることと同じで、世間一般に相手にされず何ら影響力もないブログ記事である。
当時、小林はAKBグループのご意見番としてアイドルオタク界隈ではその発言に注目を集めていた頃であった。
そんな小林は実はAKBグループから旨みのある仕事をもらえなくなっていたせいか、AKB関係に対してじんわり敵愾心を抱いており、次のブログをあげた。

今年のレコード大賞は間違いなく「USA」だろう。
とれなかったらレコード大賞はもう消滅した方がいい。

https://www.gosen-dojo.com/blog/20684/

レコード大賞、空前のペテンだった。
事務所の力が影響しているとしか思えない。
誰だって今年を代表するヒット曲は「USA」だと思っていただろう。
審査員もどうしようもない堕落した連中だ。
これを、今年を代表する楽曲として残さなかった審査員は万死に値する。
さっさと辞めちまえ!
絶対、事務所の力関係が影響してるな。
ペテン!ペテン!空前の大ペテンだ!

https://www.gosen-dojo.com/blog/20698/

この記事がアイドル板で話題になり、それをネタにブロガーかさこ氏が反応し、ブログ記事にしたのだが、当然世間的にはブロガーかさこなど誰も知らないのだから特に誰かの目に触れることもなかったのに、小林よしのりがすぐにかさこの記事を見つけ出し、反論したのだから滑稽である。

レコード大賞がDA PUMP「USA」ではなく乃木坂46の「シンクロニシティ」なんておかしい!やらせだ!ペテンだ!とかいっている人って頭は大丈夫ですかね?
レコード大賞なんてそんなものでしょ。なんの客観的基準もなく世間の声なんて関係なく今までもそう決められてきた。
今さらおかしいとかやらせだとかペテンだとか今にはじまった話じゃないしそもそもそんなレコード大賞というかテレビみている時代ではなくなったしかつてのようにレコード大賞の大賞に選ばれたことが大きな影響力を持つ時代ではなくなった。
そんなことに目くじらたてて批判するなんてナンセンス。テレビなんてもう完全にオワコンなメディアだしレコード大賞なんていう仕組みももはや完全にオワコン。レコードってなんだって話でしょ。

https://ameblo.jp/kasakot/entry-12429943178.html

先程も書いたように、ブロガーかさこの意見なんて、とりたてて優れた独創的ものではなく、世間一般の不特定多数がなんとなく思っていることを書いているだけで、目くじらを立てるようなものではないし、そもそもブロガーかさこは小林よしのりを名指ししておらず、おそらくかさこは小林よしのりの記事だと知らずにネタにしたのだろうと思われる。
当然ブロガーかさこのブログが世間一般に広がるわけもなく、シンパ以外の目に触れることは本来はなかった。
そんな記事を小林はエゴサして見つけ出し、槍玉に上げたのである。
この記事の内容からも分かる通り、世は年末年始であり、よしりん企画もスタッフは休暇に入っていた。
ゆえにスタッフが見つけ出して小林に報告したのではなく、小林自身がわざわざエゴサして、ブロガーかさこの記事にブチ切れたのである。
普段、小林はネット音痴であるかのように振る舞っているが、なるほどこのようにして一般人に過ぎない私のアメブロまで監視していたわけだ。

わしが「レコード大賞が「USA」でなかったのはペテンだ」と書いたら、「レコード大賞なんてそんなものなのに怒るなんて情弱だ」と批判してくる者がいるが、頭は大丈夫なのか?
わしが本気で怒ってると思ってるの?
怒ってるふりしなきゃ、ピエロになってみせなきゃ、大衆とともに楽しむことなんて出来ないじゃないか。

https://www.gosen-dojo.com/blog/20714/

自分のみっともない振る舞いを指摘されたら、後出しジャンケンで「別にマジで怒ってたんじゃないもーん。わざと怒ったふりをしてたんですけどー? そんなことも読め取れない方が馬鹿で情弱だーい!」とか言い訳するの、普通にマジだせぇし、そもそもブロガーかさこにマジで反論しているのが笑える。
当然、この小林の反論に対して、ブロガーかさこからの再反論はない。
何故なら、ブロガーかさこは小林に関心がないので、反論されていることにすら気付いていないのである。
まさにミジメな一人相撲だ。
当初、小林はブロガーかさこを名指しせずにいたわけだが、かさこに反応した小林の滑稽さについて私がブログにて複数回に分けてイジリ倒したところ、なんと小林はブロガーかさこを名指しした文章を有料メルマガで発表した。
私は思わずガッツポーズを取りながら大爆笑してしまった。
煽り耐性を身につけることって大事ですね。

噂のかさこにブログで「頭は大丈夫ですかね?」と書かれたことが相当許せなかったのか、意趣返しとして反論した際に「頭は大丈夫なのか?」とやり返す小林よしのり先生のアグレッシブさには頭が下がる思いです。
相手がどんなに無名の自己啓発系の人でも対等な立場から挑戦状を叩きつける小林よしのり先生の悪しき平等主義には感服つかまつります。
それなのにブロガーかさこは日々の自己啓発に夢中で小林よしのり先生なんか眼中になく、その存在にも気づいていない様子です。
そもそも、謎のブロガーかさこさんは最初から小林よしのりを批判したつもりなどなく、ちょっと目に入った小さなネット記事をネタにブログをアップしただけだったのではないかとの疑念も抱きますが、まさか偉大なる小林よしのり先生が、気にもとめられていない相手に自ら突っかかっていく筈はないので、小林よしのり代表師範の反論にビビったブロガーかさこさんが遁走しただけなのでしょう。

http://washiblotomo.blog.fc2.com/blog-entry-102.html

小林よしのりは何故に「ネットを見ない」アピールをするのでしょうか?
それはあの「かさこ」に激怒したことからも察せられますように、彼は四六時中ネットに張り付いていて、それを悟られまいとわざわざ「ネットを見ない」アピールをするのだと思われます。

http://washiblotomo.blog.fc2.com/blog-entry-110.html

なんと小林よしのりは正月早々に、あのかさこさん(誰ソレ?)に論戦を挑んだことを自身のブロマガで白状していたのです。
私が指摘した通り、かさこは小林よしのりを名指ししておりません。
自己啓発系のセミナーを開いている人なので、おそらくは単なるPV稼ぎのために、耳目を集めそうなネットニュースに軽くコメントしただけなのでしょう。
それをわざわざ見つけ出して、反論しているのです。
小林は「批判してきた、かさこなるブロガーがいた。」と書きますが、いやいや批判してきてはいないでしょう。
自分のブログで個人的感想を述べたら、「批判してきた」とか、どれだけ被害者意識が強いのでしょうか。
前に、「特定個人の実名は避け、一般論として触れても、自分に当て嵌まっていたら傷つくというのなら、道場の試合はできない。」と書いていましたが、これは自己紹介をしていたのですね。
それにしても、安易な発言をしたことについて、あとになってから「あの怒りはお芝居でしたーっ。やーい、やーい、ひっかかったひっかかったーっ」みたいな振る舞いはみっともなさの極みだということが分からないようですね。
本当に最高です。

http://washiblotomo.blog.fc2.com/blog-entry-112.html

ゴーマニズム宣言は「〈情弱〉は死語にしろ!」
昨年末に書いた、レコード大賞についてのブログが大反響。
「レコード大賞、空前のペテンだ!」
これに対して、「レコード大賞もテレビもオワコン。そんなものを批判している者は情弱(情報弱者)」「レコ大なんか見なくても、どの歌がすごいかは、YouTubeの再生回数を見ればわかる」などと批判してきた、「かさこ」なるブロガーがいた。

https://www.gosen-dojo.com/blog/20833/

単なるPV稼ぎの自己啓発系ブロガーを相手に必死になって自己弁護する著名なマンガ家小林よしのり。
この行動により、一般人のブログや掲示板の書き込みをエゴサしていることが明らかになった。

ネット音痴を謳い、表向きには「わしはネットなど見ない。ネットなど信用しない。ネットに踊らされない」などと言っているが、それがまるっきりの虚言であることが、この「かさこ案件」で知れたわけだが、このあと、アイドルグループNGT48のメンバーが暴行未遂にあった事件について、真偽不確かな5ちゃんねるの書き込みをソースにグループ内に加害者がいるとして、そのメンバーを名指しするとんでもない記事を有料ブロマガに書くわ、コロナ禍においてSNSに投稿された真偽不確かなワクチン被害を何の検証もせずに漫画化して週刊SPA!誌上に発表するわで、完全にネットのフェイクに踊らされるに至るのだからいやはや何ともである。

そのことについても記録としてnoteに綴っていこうと思う。

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