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「英語ができる」のレベルは人それぞれでよくて、そんなことよりトライすることが大事だと思う(中)

 僕は英語ができない、というか高校・大学と英語の点はいつも悪かった。
 でも、外国人観光客が困っていたら、どんなに幼稚で恥ずかしいレベルでもいいから、知っている単語を並べて英語で話しかけてあげようよ、といった事を(上)に書いた。

 で、今の僕は英語ができるのだろうか?実は「ほぼできない」んだけど「使ってはいる」という、少し不思議な感じ。
 正直、リスニングは全然ダメ。非公式のTOEIC簡易テストで450点くらいだったか、ネイティブと普通に話すことなんて絶対無理。幸い観光客には中国人・韓国人が多いのでゆっくりはっきりした英語をしゃべってくれるし、欧米人にしても観光客なら、ゆっくりしゃべってくれる。そうでなければ「Sorry , Please speak more slowly.」と言えばいい。

 あ、思い出した!門前仲町のバーで、偶然来店したイギリス海軍兵のお兄ちゃんと相手したときは大変だった。「More slowly !」と頼んでもやっぱり日本人から聞くと速いし、アジア人の喋る英語とは全く違う。

 彼にとっては普通の簡単な言葉でも、我々には分からない言葉がポンポン出てくる。マスターが Beatles が好きだというと「彼らはスカウサー( Scouser )」だという。そんな言葉知るかよ!(リバプール出身者を表す俗語。何度聞いても分からなかったので、彼に書いてもらったのがタイトル画像)
 「 Bristol から来た」って言われても、普通分からないよ。僕は「大航海時代」ってゲームをやってたお蔭で大体の位置は分かったけど、普通分からないだろう。
 さらに「 Wordsworth の詩が~」なんて言われて、世界中の人に通じると思うなよ、と。ワーズワース、僕は偶然知ってたけど、要は日本人がイギリスに行って「中原中也の詩が~」ってしゃべりだすようなものだよ。

 とはいえ、彼とは筆談も交えながら盛り上がって、僕は日本土産として使っていた手拭い地のハンカチをあげた。「ここに描いてある絵は『ヨキコトキク ( I'll hear good thing.) 』という日本語を表していて、幸運を願うものだよ」と言って。
 彼が突然「携帯を充電したい!」と言い出し、その時僕はモバイルバッテリを持っていたので「使っていいよ」と渡したけど「 Type C はないか?」「あ、ごめん micro USB と Lightning しかないわ」というやり取りがあったり。
 まあそんなこんなで話は盛り上がり、その海軍兵はこれからの寄港地までしゃべっていた。内心「それ、軍事機密だろ!」と思ったんだけど。

 しかしよく飲み、よくしゃべる子だった(まだ20代後半だったんじゃないかな)最後まで付き合いたかったけれど、さすがに深夜2時を過ぎて(英語を使うための体力消耗もあり)私は限界に達し、お先に失礼した。

 あー!今回は「今、僕がどういう時に、どのように英語を使っているのか」について書こうと思っていたのに、もうすでに1,000文字を優に超えてしまったではないか!
 なのでこの投稿は「中」にして、今回本当に書きたかったことは(下)に書きます。ごめんなさい。
( でも Listening & Speaking についてはここで書けたので、勘弁してくらはい )



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