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ねこに救われる日々

 ねこは愛らしい。愛らしいが溢れる生き物。
 子猫時代はもちろん、成猫になった今でも、ますます愛らしい。
 自然の毛の模様も、アイラインも、美しすぎて感嘆に浸る。
  私がねこを飼い始めたのは、40を超えてから。それまでは実家で犬を飼っていたのもあり、完全に犬派だった。猫を飼うなんて、全く頭になかった。
  ある時、ムスメが「ねこをどうしても飼いたい」と言い出した。そして、保護猫の譲渡会に行き、ふたりのに出会ったのだ。
  ふたりは兄弟ではないが、同じ日に同じ人が保護した猫で、譲渡会でも同じケージに入っていた。
  茶白のめかぶとキジトラのもずく。そしてそのまま引き取った。名前も一緒に。
  それから今までの日々は、猫がいなかった年月を後悔するほど、大切な日々となった。コロナ禍のステイホーム時にもふたりに癒された。      まさに、もう存在だけで貴重な存在。
  完全に「推し」となったのだった。
  そして、ムスメしか育てたことが無かった私に、人間と猫とは違えども、ムスコを育てる喜びを教えてくれてる。
  でもふたりは大きくならない、ずっとねこで居てくれるのだ、なんて素晴らしい。
  夫に「ねこっ可愛がりっていうけど、そういうことだよね」と言われているけど、そうだよ、ねこだもの。
   ずっとずっとねこが幸せだったらいい。

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