見出し画像

子供の頃から好きな色

「好きな色は?」と聞かれたら迷うことなくこう答えます。

「ピンクです!」と。

ピンク一択。
子供の頃からピンクが好き。

今日は私のピンク遍歴について書こうと思います。

① 物心ついた頃〜小学生まで

物心ついた頃からピンクが好きでした。

クマのぬいぐるみも、イルカのぬいぐるみも、ウサギのぬいぐるみもピンク。

シーツもタオルもピンク。

靴もスカートもカーディガンもピンク。
(でも、林家パー子みたいに全身ピンクにはなりませんでした。他の色の服を選んでくれた母に感謝。)

姉と私のために母が色違いで何か買ってきたら、絶対にピンクは譲りませんでした。

なぜこんなにピンクが好きだったかと言うと、お姫様みたいになりたかったから。

この頃、私はお姫様に憧れてました。
特定のお姫様が好きというわけではなく、なんとなく私の中のお姫様は、ふわふわのピンクのドレスを着ているイメージでした。

ピンクを身に着けていると、少しでもお姫様に近づけたような気がして、うきうきしていました。

② 中学生〜二十歳頃まで

そんなにピンクが好きたっだのに、離れた時期がありました。
それが中学生になってから二十歳頃までです。

理由は2つ。

1つ目は、男性に負けない強い女性になりたかったから。

私は小学生の頃に男子から悪口を言われることが多々ありました。

そして男子嫌いになり、中学からは女子校に通うことになりました。

この学校の教えが「これからの時代、女性は男性に頼らず自分の力で歩くべき。」という感じでした。

そんな教えを刷り込まれ、さらに父親への反抗期も迎え、ますます男性嫌いになった私の中には、「ピンク=女性らしい=弱い=男からバカにされる」という謎の方程式が出来あがりました。

「男からバカにされたくない」、「強い女性になりたい」という思いが、私をピンクから遠ざけました。

もう1つの理由は、「私にピンクなんて似合わない」と思うようになったから。

中学生のある時、クラスの目立つグループが「〇〇ちゃん、ブスのくせにピンク好きって言ってた。イタイよね~。」と言っていたのを聞いて、怖くなりました。

そして、「ブスな私がピンクなんて似合わないんだ」と思うようになりました。

強い女性はピンクなんて身に着けないし、ブスだから身に着けてもいけない。

そう思ってたけど、ピンクに惹かれる自分も確かにいました。

③ 二十歳頃~現在

ピンク好きが復活したきっかけは、成人式に着た振袖でした。

色んなカタログを見ても、どうしても心惹かれるのはピンクの振袖。

「一生に一度かもしれない機会、自分が好きなものを着たい!」と思い、母が渋るのを押し切って、ピンクの振袖を選びました。

成人式が近づくと、友達と「何色の振袖着る?」という話が持ち上がりました。

私は「変って思われるかもな・・・」と思いながら、「ピンク」と答えました。

すると、「あーっ!紗理っぽい!」、「絶対に合う!」と複数の友達が言ってくれました。

「え?そうなの?私がピンクって良いの?」と戸惑いながら、嬉しさが込み上げてきました。

当時の私はピンクの服や小物なんて持っていなかったのですが、雰囲気がピンクが似合うと言われました。

それ以来、ピンク好きな自分を認めるようになりました。

今は、お財布やパスケース、パジャマ、シーツ、バスマットなどピンクのものが増えました。

メイクだって、「一重にピンクのアイシャドウはダメ!」と言われることが多いけど、気にせず使います。

だって好きだから。

今でも強い女性に憧れるし、「変に思われるんじゃないか」と不安になることもあります。

けれど、自分を押さえつけずに、好きな色を見たり身に着けたりしている方が気分も上がるし、「ピンクが似合う」と言ってくれた友達の言葉を思い出すと不安も消えます。

ピンクは私の味方。

私は今日もピンクが好き。

かんころ編集部


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?