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「四月になれば彼女は」

先日、「四月になれば彼女は」の映画を観てきた。
原作を読んだのは高校生の頃でもう5年くらい前だった。
話の内容は大体覚えていたし、当時、実写化されるんだったらこの俳優さんにやって欲しいな〜って考えていたりもしたから、高校生の私でも結構刺さっていた作品だった。(ちなみに、私が予想していた人たちは誰も映画のキャストに選ばれなかった笑)

時を経て、映画化された本作品。
主人公は佐藤健さん、ヒロインは森七菜さん、長澤まさみさんで、豪華メンバー。
話の内容が分かっていても、この豪華メンバーで映画化されたなら観ないわけにはいかない。
そして、もうひとつ私が観に行った理由がある。
PR映像でも流れている森七菜さん演じる春の世界旅行。
旅好きの私はこの映像が見たいと思って映画館に足を運んだ。


開始5秒で虜になった


レイトショーのチケットをネットで先に購入しておいて、退勤後に映画館に向かう。席について間も無く、映画が始まった。
最初からもう作品に入り込んだ。
映像が凄く綺麗だった。開始5秒で映画館に足を運んで良かったと心から思った。
話が進むごとに各地の映像が流れる。
あぁきっと、この映像ひとつも撮り方にとてもこだわっているんだろうなと感じる。まるで自分が世界を旅したかのように(大袈裟)各地の美しさに触れられた。
いいなぁ私も春みたいに世界の美しいものを見にいきたい。この目に映したい。自分の心が疼く。また1つやりたいことができた。

愛とはなんなのか

佐藤健さん演じる主人公・藤代の元に届く春からの手紙。
なぜ彼女は9年以上も経った今、彼に手紙をよこしたのか。
そして、春の言葉に触れる藤代の人生にも変化が起こる。
婚約者の弥生が突然姿を消す。
一体、なぜ藤代の元から姿を消したのか。
3人それぞれが時間をかけて自分の思いに焦点を当てる旅に出る。

そしてたどり着いた先にはー。

春の思いもどこか自分の内側にあるような。
弥生の気持ちも自分の中にあるような。

そんな1時間40分だった。

ただ一緒にいるだけで幸せなのに、周りの声に振り回されてしまったり、
手に入ることで失ってしまうんじゃないかという恐怖。


愛を失わない方法を作中で出てきて、なるほどなと思った。
そして、2年前の私は同じことを思っていたなとふと思い出す。

高校生の頃はイマイチ、ピンときていなかったけれど、今の私には春の気持ちがなんとなく想像できるようになっていた。
きっと、あと3年〜5年くらいしたら弥生の気持ちもわかるようになるんだろうなと思うし、私の3〜5歳上の人たちはこの映画を観てどう思うのだろうと知りたい気持ちに駆られてる。

その人のことが好きだからこそ、選ぶ行動は人それぞれ違うんだなと、思い出させてもらった。

本当に、表面だけじゃ分からない。


まだ映画館で公開されていると思うので、皆さんもぜひ。






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