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海外大学院受験を終えて①

初めまして!saraです。
ちょうど2週間前に第一志望のオックスフォード大学から正式な合格をいただき、海外大学院受験を終えました。今回は約1年弱の受験期間やその結果を振り返ってみたいと思います。海外大学院を目指している方に少しでも参考になったら幸いです。(若干日記みたいな感じになってますごめんなさい。笑)

なぜ海外大学院を目指したのか

海外の大学院をなんとなく進路の選択肢として考え始めたのは、大学3年生の秋頃でした。コロナで学部の留学が2度潰れ、どうしても海外で勉強してみたいという超単純な理由からです。また、自分の専攻は国内ではあまり活発に研究されている分野ではなかったため、よりハイレベルな研究環境や学生が集まる環境で勉強してみたかったというのも大きな理由になります。実際に海外大学院受験について調べてみると、出願書類も揃えられそうと思い、大学3年の春には海外の大学院に進学することは決めていました。

出願までの道のり

出願をすると決めてからは、とにかく情報収集が大変でした。世界中のどの国のどのコースでも出願できる中で、どうやって絞っていくのか最初は全くわかりませんでした。私がどのように受験校を決めたかというと、主に以下の方法で絞っていきました。

  1. QS の分野別大学ランキングを見る(100位まで)

  2. ランキングの高い学校から興味あるコースがないか列挙していく

  3. 行きたい国のみに絞る

  4. コースの応募要件をエクセルでまとめていく(ここで職務経験が必要なところや学部での履修要件に当てはまらないものが見えてくる)

  5. 応募要件に当てはまるコースリストが出来上がった段階で、それぞれの必要な応募書類や学費、推薦状の枚数、期間などをまとめる

  6. 5.の内容を総合的に判断した上で出願校を決める

これを大学4年生の5,6月でやっていました。ここで私は学費や期間の観点から、1年で修士号が取れ、かつ学費もアメリカより比較的安いイギリスの大学院をメインに出願することを決めました。また、国によって応募書類の重視してくるポイントが違うこともあると聞いていたため、私はイギリスだけに絞らず、複数の国に応募することにしました。

出願書類の準備

出願書類は何が必要かは、国、大学院、コースによって大きく変わります。オランダやオーストラリアの一部の大学院はCVと成績書とパスポートの写しがあれば出願できたところもあれば、膨大な書類を求めてくる大学もあります。(個人的に一番見た中で準備が大変そうだと思ったのはコロンビア大学です!笑)私が大学院の出願で必要としたものを全て列挙すると以下のようになります。

  1. 成績書(これは大学を卒業していなければ現時点のものでOK)

  2. CV (これは一般的な日本の履歴書と違い、研究内容や出願コースに関連した活動などを全て詳細に記したもの)

  3. TOEFL (IELTSでも基本的に可)

  4. 推薦状(0~3枚)

  5. Statement of Purpose (志望動機書にあたるもので、長さは大学院によって異なる)

  6. Written Work (ほとんど必要ないが、一部の大学で必要。論文の抜粋など、長めの英語の文章を提出する)

  7. GRE (日本の大学入試でいう共通テストのようなもの。アメリカの一部の大学で必要。近年は必須のところは減っている)

  8. WESなど成績証明期間を通した成績書の提出(一部の大学は日本の成績書を受け付けてくれず、このような専門機関を通さなければなりませんでした)

以上のように大学院で必要な応募書類というのは大きく大学院のコースによるので、人によってはできるだけ負担になりすぎないコース選びも重要かもしれません。

出願校一覧

私の場合、出願した大学院は以下の大学院です。(コース名までは明記できませんが。)

  • John Hopkins University (アメリカ)

  • University of Oxford (イギリス)

  • Imperial College London (イギリス)

  • University of Edinburgh (イギリス)

  • The University of Queensland (オーストラリア)

  • The University of Sydney(オーストラリア)

  • Wageningen University & Research (オランダ)

  • 東京大学

海外の大学院のレベル感がわからず、とりあえず日本の大学院も私は受験しました。出願した時期は、オーストラリアの大学院が受けた大学の中では最も受付開始が早かったため、9月には出願を終わらせました。
イギリスの大学院は一般的にRolling systemをとっており、出願開始して定員に達し次第出願を締め切るという方法になっています。そのため、私は出願開始とともに応募書類を出せるように10月ごろには出願書類を大体完成させ、出願開始してから、順に出願しました。そして11月の上旬には全ての出願校に出願し終えていました。正直ここまで早くに提出する必要は必ずしもないと思いますが、私は卒論研究との兼ね合いから出願を早く終わらせたくこのようなスケジュールになりました。

大学院受験の結果

結果としましては、全ての大学院から合格をいただくことができました。ですがWageningen University & Researchは、2つのコースに応募したのですが、1つのコースは学部で学んできたこととの関連性が薄いという理由からrejectされてしまいました。
また今度紹介できればと思いますが、私はGPAが異常に低く、学部生なのでもちろん関連した職務経験もなく、研究成果も出願時には特になく、落ちる前提で受けていた大学院もあったのでどうして受かったのか疑問なところはあります。ですが、地道に関連した活動歴を積み、書類の準備を頑張れば、目立った学業成績がなくても受かることができました。ですので、是非とも今後海外大学院に挑戦する皆さんには、自分を過小評価しすぎず、自分の行きたい大学院に挑戦してみることをおすすめします。日本の大学受験と違って、出願料さえ払えば何校でも受験できますし。笑
また今度出願書類については記事を書こうと思うので今回はここまでに留めておきます!

受験を終えて見ての感想

振り返ってみると出願準備から正式な合格が出るまで1年弱と国内の院試と比べると比べ物にならないくらい長丁場な受験でしたが、その分自分の歩みたいキャリアや学びたいことをより具体化するとても良い機会だったと思います。また、特に一発試験のようなものはないので、比較的大学院受験のみに集中していた期間はあまりなく、研究やインターンなど色々なものと並行しながらでも進めることができました。

東京大学でも海外大学院を目指す人は周りにほとんどおらず、情報収集がめちゃくちゃ大変でした。なので今後少しでもこれから海外大学院を目指す方の参考になれば幸いです!あくまでも私の例なので、全て鵜呑みにはしないでほしいですが、今後出願書類をどのように準備したのか、出願スケジュール、奨学金などについても書けたらな〜とか思ってます。


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