所得証明を取りに行った話
以前、弁護士さんに夫の別居や離婚のことで相談に行った。
その時、離婚に向けて正式な依頼はしなかったわけだが、いくつかアドバイスはもらっていた。
【私の心配事】
●夫が出て行った家に住み続けていいのか。
●夫名義の車に乗り続けていいのか。
●この先、どういう流れで離婚話が進むのか。
【弁護士さんからのアドバイス】
◎女の人がいるのであれば証拠を掴むこと。
◎家の名義があやふや(妻が名義に入っているかどうか)ならば、法務局に行って登記簿謄本を取ってくること。
◎婚姻費用を正しく計算するために、所得証明を取ってくること。
昨日、平日午後の休みが取れたので、所得証明と登記簿謄本を取るべく動いた。
しかし、一つ懸念すべきこと。それは、市役所も法務局も、仕事柄、夫が頻繁に出入りする行政機関。夫とうっかり出くわすわけにはいかない。
夫のスケジュールを夫の会社のグループLINEにて確認(いまだにこのグループLINEにも所属したまま)、すると、法務局関連はどうやらアウトの日。
残念無念。登記簿謄本はまた後日となった。
さて、市役所へ。
市役所へ行くのはいつ以来だろうか。
そうだ、離婚届不受理申出の手続きした時以来だわ。
所得証明(所得課税証明)は、夫婦であれば、配偶者の分も取得できる。
詳しく言うと、同一世帯であれば、妻が夫の分を、逆に夫が妻の分を取得することができる。印鑑不要、委任状不要。
役所の方が丁寧に案内してくださる中で、同一世帯という部分に✅を入れるのが、なんか後ろめたかった。だって、現実は同一世帯じゃないもんね。
というか、取得できなかったらどうしよう。
取得申請をしたところで、
「ご主人の住所が違うことになっていますが・・・」
なんてことが起こったらどうしよう。
という、しょうもない妄想にドキドキしながら申請書を書き上げ、提出。
待つこと5分。あっさりと入手した。
婚姻費用を計算する目的で取得したので、当然、私の分も取得したわけだが、初めて見た夫の所得総額に愕然とした。
あの人、こんなにもらっていたとは・・・
私はこれまで、一切、生活費をもらっていなかった。
家のローンと、光熱費を夫が負担してくれているから、それ以外は私が負担して当然。私たち夫婦は、いつしかそれが暗黙の了解になっていた。
人を家に招くことが好きだった夫。突然開催される宴会の度に、アルコールだとか食材だとかで臨時の出費がかさむわけだけど、軍資金をくれたことはなかった。
お金ちょうだいっていえばよかったなー、お金ちょうだいって言った方が可愛かったのかなー、私、可愛げなさすぎたのかなー・・・・・
と、どうでもいい後悔をしても仕方がない。
とりあえず、ネットでできる婚姻費用の計算サイトにて、ざっと婚姻費用を試算してみたところ・・・
へー。こんなにもらえるのか。
いや、こんなもんか。
と、どっちつかずの感想を抱いた。
住宅ローンの支払いがある場合、ローンの支払い分は婚姻費用に含まれるらしい。
さらに調べると、この婚姻費用って過去に遡っての請求は認められていないんだとか。(夫よ、もしやここまでリサーチ済みで別居という強硬手段に出たのか)
いろいろと調べながら思った。
無知って恐ろしいと感じる一方で、無知って幸せだったなと。
(こんなことに縁がない人生を送りたかったなー)
しかし、もはやここまで来ると、いかに幸せな離婚をするか、その点に強くこだわりたくなってくる。
来週も平日午後に休みを取得できる予定である。
来週は、法務局へGO!