サルデーニャの調理道具 -その1-
Su Prattu de Cassa (ス プラットゥ デ カッサ)
サルド語で“狩りの一皿”という意味の銅の浅鍋。ポルトガルのカタプラーナと
よく似ていますが、その起源はわかっていません。
しかし銅はヌラーゲの頃の人類が初めて加工した金属だと思われ、おそらく
伝統的なサルデーニャ料理をするのに用いられた最古の浅鍋でしょう。
同じような2枚の浅いドーム型の銅皿が合わさり、弱火にかけておくとタジン
鍋のように熱により水蒸気が対流し食材が蒸したような状態になります。
名前の通り、狩りで獲った野生動物はもちろん、魚や野菜も素材そのものの味が
シンプルに美味しく調理出来ます。ただただ放っておくだけで、です!
浅鍋の型になったものは手で打ち込みが入れられ、外側は直火で焼かれます。
でも残念ながら今ではこの浅鍋を知る人も作る人も珍しくなってしまいました。
手入れも大変だし、、、と言うことでしょうか。
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